遊佐未森「窓を開けた時」 | へーさんのCD棚~リサイクルマークはエコマーク

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持っているCDの中で、あ、いいなという曲(たぶんアイドルポップスがメインになると思います。)をのんびり書いていこうと思います。

ども。へーさんです。リョ~タ様、ゲストブックへの書き込みありがとうございます。こちらこそ自己満足のブログですが、良かったらまたいらして下さい。というわけで30曲目。

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遊佐未森「窓を開けた時」
画像は収録の『空耳の丘』


遊佐さんは、音大卒というもはやひれ伏すしかないすさまじい肩書きをお持ちです。


でもクラシック畑の人(いわゆる声楽家)の歌い方とはちょっと違います。


もちろん声に特徴のある人ですし、どこまで高い声が出るんじゃ、という伸びのある高音や、随所に挟まれるコーラスなんかはクラシック的要素を感じさせますが、敷居が高いわけではなく、一般的な声です。



で、遊佐さんというと高い声なんですが、伸ばした時に微妙に揺らいでいるのか、突き抜ける、というよりは吸い込まれるような感じです。


遊佐さんの歌は、現世を離れた物語の中の世界を歌う事が多く、この曲も

♪画用紙に描きつけた~ 夏は昨日を駆け抜ける~
♪窓を開けた時~ 空は僕の朝を告げた~


と幻想的な世界を歌っています。




しかし、フォークロア調のイントロ、駆け抜けるような緊迫感のあるアレンジ、ラストの ♪窓を (♪窓を)(♪窓を) とたたみかけるようなエコーなどで、フワフワした甘ったるい世界ではなく、凜とした硬質な世界を作っています。



やっぱり声も大きいですかね。わりと異質な曲ですけど、遊佐さんの声が入ると、それだけで遊佐さんの世界になるのでしょうか。



現在もマイペースに活動をされていて、つい最近アルバム『銀河手帖』もリリースしています。(この頃よりもゆったりした癒しの音楽が聞けます。)



「窓を開けた時」遊佐未森

作詞:外間隆史
作曲:外間隆史
編曲:外間隆史