骨髄バンクドナー(白血病) 現実は半分が移植に至らず! | 山口市議会議員 へや翔大35歳

山口市議会議員 へや翔大35歳

山口市議会議員です。 今年で35歳。
プロフィール詳細(https://ameblo.jp/heya-shota/entry-12642822667.html)
28歳初当選。31歳二期目当選。35歳三期目当選。
女子中学軟式野球山口ガールズ代表。
山口三十路祭り初代発起人。
就労継続支援B型事業所理事

白血病とは

簡単に言うと血液の癌。この血液細胞を作る骨髄を移植すれば治る可能性がある病気である。

(競泳の池江璃花子さんが昨年発表した病気。古くは女優夏目雅子さんが亡くなられた病気)

 

骨髄移植

この骨髄を必要としている方に提供するために骨髄ドナーセンターという機関が存在しており、健康な方のドナー登録を受け付けている。しかし骨髄は誰のものでも移植出来るという訳ではなく、白血球の型が一致しないといけない。

しかし現状は白血球の型が一致するHLA適合率は95・9%あり、ほとんどの患者の方と同じ型の人が見つかるのである。

 

問題点

しかし型が一致する相手を見つけても実際に移植まで至るのは、半分程度である。

何故なのか。
それはドナー登録時に実際に骨髄を提供するときの副作用や合併症などのリスクに対する認識不足や骨髄採取などの通院や入院が必要となる際のドナーへの休業補償の問題があると考えられている。

 

提供者仕事を休まなくてはいけない

ドナーから骨髄を採取する際には健康診断などでの通院や3泊4日の入院で合わせて約1週間会社や仕事を休む必要があり、仕事を休みにくい、仕事を休むと収入に影響するなどを理由に辞退せざるを得ないという人が多い現状がある。

 

休業補償がない

仕事を理由に提供を断る人がいるという状況にも関わらず、骨髄提供で仕事を休む場合の休業金銭補償は公的にはない状況である。

市や県独自にやっているところもあるものの、山口市では残念ながら制度がない。

 

山口市もしくは国家による休業補償を求める

こうした現状もあり市に骨髄移植が理由で休業した場合の金銭補償を求めました。

しかし残念ながら市の回答は国がやるべき。正直一市における骨髄提供者は数でいうとそこまで多くなく、おそらく予算としても100万円あれば十分である。決断すればすぐに出来るはず。

 

仕事が理由で骨髄提供を断られる。そんな理不尽があっていいのか?

市から国がやるべきという回答を受けて再質問。全文添付いたします。


何度も申していますとおり、この問題の本質というのはドナー登録者数の問題ではございません。先ほども御答弁にありましたとおり、仕事が休めないということでドナーとして骨髄の提供を断るということが起こってしまっているわけですね、現に。いずれ国が将来的にそうした骨髄ドナーへの補償をしてくれるからいいだろうと待っているのではなく、仮にもしドナーに対する支援がない山口市の現状の中で、山口市の誰かがドナー提供できます、でも仕事で休めませんでした、結局骨髄の提供に至りませんでしたというような事態が起こった場合に我々は責任をとれるのでしょうか。それで、もし本当に亡くなってしまう人がいていいのか。もし御自身の家族や自分自身がこの期間の間に死んでしまったら、それって納得できるのでしょうか。僕全然納得できないですね。もし仮に自分が白血病になって骨髄提供を仕事が理由に断られたら納得できないし、もっと愛する家族がもしそういう状況に陥ったときに納得できるのか、納得できないですよね。相手方が仕事で休めなかったから、うちの奧さん死んでしまったと言えないですよね。政治って確かにロジック的な部分も重要だと思うのですけれども、やっぱり根本て感情だと思うのですね。この納得できるか、納得できないかということをやはりもう一度考えていただきたいし、自分の家族がもしそういったことに陥った場合、市としてそれを何とかしてあげない、手助けしてあげられない、そんな行政でいいのかということは強く訴えたいと思います。

 

議会一般質問と回答(別ページに飛びます)

http://www.db-search.com/yamaguchi-c/index.php/7303961?Template=doc-one-frame&VoiceType=OneHit&VoiceID=25350&fbclid=IwAR3L-kz6PC9xHL9-IRy2jqCQLcgmcP3LihCFuSb2KyGQRqeolkkFUETYIw4
 

国への要望書提出理由

https://docs.google.com/document/d/1fESX8neOpCvW7yLXbiVd8f8Gd8fbSts4HkowNrWp2v0/edit

中継録画:http://cstream.c-able.ne.jp/yamaguchi-gikai/h31-1-6-2019031413-HD.htm