インテリ頑固親父の思考を変えるには | 更年期は頑張らない、我慢しない ぼちぼちいこう

更年期は頑張らない、我慢しない ぼちぼちいこう

3人の息子の母でアラフィフ更年期真っ只中のリンパセラピストです。

更年期、女性の心身は大きな変化をする時期。
がんばらない、がまんしないでぼちぼちいきませんか?

いつもお読みいただきありがとうございます。

 

困ったことが起こっています。

今父の脳梗塞が再発しないように食生活の指導を行っているのですが、いえ、まだ前段階なのですが、父が言うことを聞いてくれません。食べたものを全て写真に撮ってと言っているのに、おやつを無視するのです。ここが大切なのに・・・。

自分の食べている量を把握する、内容を把握する、撮るのが面倒がミソなのです。

 

 

脳梗塞後父がとった行動

 

以前にも書いたように父は健康オタクで本人も大きな声で保健師Aさんに自慢していましたが「身体にいいものは全て」取り入れています。

ただ、その結果起こったのが脳梗塞ということで、やはりどこかやり方は変えなければなりません。

 

脳梗塞が起こった直後父は慌てて凄腕のお医者様のところに漢方かなにかの薬を処方してもらいに遠方へ出かけて行きました。

 

父からしたら医療や現代の標準的な食事療法は信用ならないといったところでしょうか?

 

そう言いながら、ちゃんと定期的に通院して、出される薬は飲んでいると言う不思議な現象があるのですが・・・。

 

確かに今正しいと言われている理論もこの先実は違いましたということは起こり得ます。

それは保健師Aさんも認めるところであり、だからこそ日々知識がとどまることのないようアップデートしておられます。

 

そして、父に言いたい!!!


信じていないその方法で結果がでているのだよ!!

 

 

あるお客様の変化

 

お客様は70代女性、150センチ81キロ、重度の糖尿病。

どれくらい重度かというと、HbA1cが11というくらい重度。

 

と言われてもわかりませんよね?

まずHbA1cはヘモグロビン エーワンシーと読みます。

 

HbA1cとは

ヘモグロビンにグルコースが非酵素的に結合した糖化蛋白質である糖化ヘモグロビンの1つ。
糖尿病の過去1~2カ月のコントロール状態の評価を行う上での重要な指標。

 

赤血球の中にあるヘモグロビンA(HbA)にグルコース(血糖)が非酵素的に結合したもので、健康診断や検査では、HbA1cとも表記されます。ヘモグロビン全体に対する割合(%)として表されます。

食事から採血までの時間の影響を受けやすい血糖値と比較して、そうした影響を受けにくく、過去1~2カ月の平均的血糖値を反映することが知られています。糖尿病の早期発見や血糖コントロール状態の評価に有用な検査指標です。

引用:厚生労働省 e-ヘルスネット

 

簡単にいえば糖尿病かとか、糖尿病の重症度を見る指標です。

ヘモグロビンA1c(HbA1c)の基準値は、人間ドック学会では5.5%以下、特定保健指導では5.6%未満です。糖尿病治療ガイドライン(日本糖尿病学会)では4.6〜6.2%が正常範囲とされています。

 

これをみていただくとHbA1cが11って以上な数字ということがわかっていただけると思います。

糖尿病で怖いのが合併症。HbA1c値 7%(NGSP値)未満を維持できれば合併症(神経障害、網膜症、腎症)はでにくいですが、HbA1c値 8%(NGSP値)以上の状態が続くと合併症が出る可能性が非常に高くなります。10%を超えるとかなり危険な状態で入院が必要になったりするのですが、幸いこの方は入院治療もしたみたいですが、その後特に症状もなくインスリン注射と定期的通院で忙しい毎日を過ごしておられます。

 

この方がプログラムを受けた結果どうなったかというと

 

プログラムを受けた結果

 

体重 81キロ →  77キロ

HbA1c 11%  →   7%

 

この間インスリン注射のインスリン量はどんどん減って行き、お医者様はこの変化に驚かれていたそうです。

というのも、体重も「減らしてください」が逆に増えてしまっていたり、HbA1cなんて栄養指導しようがびくともしなかった数字だったからみたいです。

 

お客様は体重について劇的変化を求めておられましたが、糖尿病は脂肪を分解するハサミが鈍っている状態、年のこと、病気のことを考慮すると重篤な事故が起こらないよう気をつけながら進める必要があります。そこをコントロールしながらのこの数値です。

よくよく聞くと、「いろいろなところからいろんなものが送ってくるから」もったいなくて食べないととお菓子や果物をここまでにしてねっていう量以上のものを食べてしまったり、食事を片付けているとき残り物を食べていたり(結構1食分じゃないか?って量になっていたり)しながらでした。
それでも、食事内容を整えた、気をつけるべき食べ方、食材の選び方を覚えていただいたおかげでプログラムが終わって数ヶ月後もHbA1cの数値や体重は78キロと7.7を増えていたものの、元の姿には戻っていません。

 

 

「知ってる」から「わかった」へ

 

食べたいを抑えられない、私は意志が弱い!これは食べたらダメなの?実はこんなもの食べてしまってた。

 

「ダメなものはありませんよ!」ただ、どうなりたいかで選択は変わってきます。今の体の状態はこうなっています。そこを抑えるための知識をお伝えしています。そこを理解していただいて、選択する力をつけていただくことです。

 

プログラム中ずっとお伝えしながらも、そもそも私たちが禁止、監視していると捉えられてるのではないか、選択する知識を身につけてもらうことが目的だが、「なぜ」を理解してもらっていないのではないかと感じていたので、手が離れた後がものすごくリバウンドするのではないかと密かに心配していたのですが、ある程度自分でコントロールする力を身につけてもらえていたようです。

 

 

天然塩健康法について

 

父の話に戻りますが、「塩はNaClがダメなのであって、天然塩はいくら摂っても大丈夫」みたいなそのような本も出ているのでそちらを全面に押し出してきます。

そちらの情報を信じてやってきた結果が今の腎臓の数値。このままいけば透析です。

 

この情報がとんでも情報かそうではないかはわかりません。

実際これで調子が良くなったという話もあるようです。

 

そこで父に聞きたいのですが、料理に使っている塩は天然塩でも、お菓子や加工品からとっている塩はどうなんでしょう?

形を変えてしまったら何を使っているかわかりませんよね?

そっちを気にして欲しいです。

 

なのに・・・食べたものを全て写真に撮ってという話を3食以外撮らないという事態が発生しております。

父は健康オタクで血圧体重を数値を毎日こまめにエクセルに入力しています。血圧なんて1日何度も。

そして3食のみデータに残しています。

 

 

医者は数字しかみない!

 

「医者はこっちを全然みない」と食事内容や備考欄を無視すると「あいつらは数字しか興味ない」みたいな風に言っていますが、そんな中途半端な情報ですのでやはり見るべきは数字になってしまうのも仕方のないこと。

 

そして、これは仕方ないで済ませてもいいのか若かりませんが、お医者様はそこまで細かく指導する時間はありません。

 

医者より自分の方が知識があるくらいに思ってるみたいですが、父の場合抜けているのが、学校で習った理科からの見知や、解剖学的見地。その辺の知識も入れてのいろいろな情報の判断ならいいと思うのですが、そこをすっ飛ばして自分の行動を肯定してくれる情報にばかり偏っていくように見えます。

 

人は見たくないものに蓋をしたくなるもの。

もしかしたらその心理が働いているのかもしれません。

 

父が仕入れている情報も全否定はできません。

でも、その仕入れた情報での今の状況ということも忘れてはならないことだと思います。

「お前らのいうようなことは知ってる。古い」くらいに思っているのかも知れません。上述のお客様も「食事指導受けてきたから知っている」という状態から始まりました。

 

「知っている」では「わかって」いないのです。

「わかった」ら「できる」状態になるのです。

 

 

数字は数字だけど、されど数字

「お父さん写真を全然撮らない」「いうと怒ってくる」と母が嘆いています。

前は写真とらないから私が変わってメモしてたけど、もう面倒くさいからやめてると母。

「面倒はわかるけど、お母さんもお父さんにどうなって欲しいかだよ」と母には伝えました。

少しはおやつの量が減っているみたいですが、他で増えているかも知れません、それが見たいのですが・・・。

 

少しの変化で絶対数字は良くなります。

数字では自覚症状が変わらないかも知れませんが、数字は数字ですが、されど数字、リスクは確実に減ります。

 

 

母の変化

 

父は変わらないものの、母は変わってきました。

最近母が「動くと心臓がつらい」と循環器系の病院に行ったところ、虚血性狭心症と診断されたのが大きいです。

「血圧とか高かったの?」

「ここ数年ちょっと高くて130とか高い時150とかなってたりした」

 

母にも「家に甘いものありすぎ。食べ過ぎ。」と散々話してきたのですが、肥満でもなく特に病気していない母は「私は大丈夫、お父さんが・・・」みたいなことを言っていました。

が、母も実は血圧が高い傾向で、心臓にきていました。発見が早くて良かったですが。

 

体は普段の食べ物、習慣でできています。

ようやく母も私の言葉に耳をかすようになり、食事内容おやつの内容を変えるようになりました。

実家の甘いお菓子が少し減りました。

 

母が変化してくれるだけでも全然違いますね。

でも、3食よりおやつ・・・

 

 

今後に向けて

父にどう「わかって」もらうかというのはかなりの課題です。

「わかってくれない父が悪い」と放棄してしまってはこのままリスクはリスクのまま。

リスクの状態では自覚症状がないのがまたやりにくいところなのですが・・・。

子供のいいうことなので素直に聞くことができないかも知れませんが、私も心をニュートラルにして少しでも変化するように働きかけを変えていかないとなと感じています。

父の考えを「おかしい!」「私が正しいから私のいうことを聞け!」では親から子供でも反発するのに、子供から親へはもっと反発するものかも知れないですね。

親子だけに難しい問題です・・・。

 

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