人はなぜ寝るのか? | 更年期は頑張らない、我慢しない ぼちぼちいこう

更年期は頑張らない、我慢しない ぼちぼちいこう

3人の息子の母でアラフィフ更年期真っ只中のリンパセラピストです。

更年期、女性の心身は大きな変化をする時期。
がんばらない、がまんしないでぼちぼちいきませんか?

こんにちは

姿勢から心と身体を整えるリンパセラピスト青木です。

 

やることがいっぱいで寝ている時間がもったいない!

昨日も夜ふかししちゃって睡眠不足。

 

こんなことなっていませんか?

 

睡眠は単なる脳の停止している時間ではありません。

睡眠は心と身体のメンテナンス時間、次の活動への準備活動なのです。

寝ている間に脳は重要な働きをしているのです。

今日は寝ている間に脳がどうなっているのかを書きます。

 

脳内のゴミを取り除き記憶の整理をする

身体に老廃物が溜まるように脳にも老廃物は溜まります。

その脳に溜まった老廃物を私たちが眠っている間、リンパ液によって脳をお掃除してくれています。

睡眠中は脳細胞間のすきまが広がってリンパ液が流れるスペースができ、リンパ液が脳内の深い部分まで届いて有害物質を洗い流してくれているのです。

パソコンに例えてみると、溜まった不要データをクリーンアップしてくれている状態ですね💕

クリーンアップしなくてデータが溜まっていくと動きが鈍くなりますよね。同じことが脳でも起こります。

 

また、睡眠はアルツハイマー病と大きな関係があります。

あるイギリスの調査によると、50歳の時から8千人近い人を約25年間追跡したところ、平日の睡眠時間が6時間以下の人と、通常7時間の睡眠をとる人とを約30年後に認知症と診断される割合について比べると前者が30%程度高いことが判明しました。

アルツハイマー病はアミロイドβというタンパク質が原因となるのですが、このタンパク質は睡眠不足で濃度が上昇することがわかっています。

 

 

 

 

美と健康、アンチエイジングのため大切な時間

 

私たちが眠っている間、体内時計ホルモンのメラトニンが働いています。

 

眠りのメカニズム

出典:厚生労働省 e-ヘルスネット

 

メラトニンは朝起きて光が目に入ってから14〜16時間後に分泌されます。メラトニンは心身をリラックスモードにすることで、自然な眠りを促す働きをしています。

 

そして、このメラトニン強い抗酸化力を持っています!

その効果は抗酸化ビタミンとされるビタミンCやビタミンEを上回るとも言われています。

寝不足の状態が続くと、お肌の状態が悪くなる、ハリがなくなったり、疲れたり老けた印象をもたれたりした経験ありませんか?

これはメラトニンの減少がすることにより、体の抗酸化力が弱まったためなのです。



抗酸化力が弱まると、体内の細胞組織が活性酸素からのダメージを受けやすくなり、老化を進めてしまいます。

 

 

痛んだ細胞を修復、免疫細胞

睡眠中は成長ホルモンが多く分泌され、昼間の活動で傷んだ細胞を修復しています。

また睡眠は免疫細胞と関係しており、睡眠が短いと風邪をひきやすいという調査結果もあります。

 

睡眠の質の低下と風邪

21~55歳の健康な男女153人の14日間の睡眠時間や休息感などを聞き取り、眠りの質を評価。 その後、風邪ウイルスを鼻に投与し、風邪の発症率を見ると、眠りの質が良い人ほど発症率が低かった。
出典: Cohen S, et al. Arch Intern Med. 2009;169:62-7.

 

睡眠はただの停止の時間でなく、次の活動への準備活動

睡眠は決して活動停止をしている時間ではありません。脳は睡眠中に不調を回復させ、次の活動に備えて能動的に準備しています。
睡眠は明日最高のパフォーマンスをするための、脳や心身の準備時間なのです。

 

寝る時間が勿体無い?寝なくてパフォーマンスが落ちている時間の方がもったいないです。

積極的に良い睡眠を心がけることは健康や美容維持だけでなく、長期的なパフォーマンス向上につながります!

 

 

良い睡眠のために

・ 朝日を浴びる
日光を浴びることで体内時計ホルモンメラトニンがリセットされます。
・ 朝食をとる
起床してから2時間以内に朝食を食べることで体内の様々な臓器を目覚めさせることができます。
・眠くなったら、ちょっと昼寝
昼ごはんを食べ午後早めの時間は眠くなりますよね。これは副交感神経の働きで体内時計が働いている証拠。15分以内であれば昼寝をすることもぱパフォーマンスアップに効果的です。
・適度な運動を
運動する習慣がある人は睡眠に問題が少ないと言われています。運動は固まった筋肉を緩め流れをよくしてくれます。
ただし寝る前の激しい運動は逆効果です!なかなかそんな人いないでしょうが・・・笑
・ スマホやパソコンは早めにOFF
スマホやパソコンからでるブルーライトは睡眠ホルモンメラトニンの分泌を抑制して寝られなくなると考えられています。
・ お風呂上がりにストレッチをする
トレッチで身体を緩めることで快適な睡眠をとることができます。
 
布団が合わない、寝具が合わないは実は身体のこりが原因のことが多いのです。
ストレッチで身体を緩め流れをよくすることが大切です。
でも、凝り固まった身体はストレッチだけでは緩めきれないものです。
 
サロンや整体でプロに凝り固まった身体をリセットしてもらうのも一つの手。
リセットした身体を保つためのストレッチをして、やりきれない部分をまたリセットしてもらう。
これを繰り返すことでサロンなどに通うスパンも伸びていきで身体の流れはよくなっていきます。
 
一人で頑張りすぎず、セラピストを上手に利用してくださいね✨
 
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