年末年始 食べ過ぎちゃう前に知っておきたいこと | 更年期は頑張らない、我慢しない ぼちぼちいこう

更年期は頑張らない、我慢しない ぼちぼちいこう

3人の息子の母でアラフィフ更年期真っ只中のリンパセラピストです。

更年期、女性の心身は大きな変化をする時期。
がんばらない、がまんしないでぼちぼちいきませんか?

こんばんは

姿勢から心と身体を整えるリンパセラピスト青木です

 

今日は仕事納めでした〜

明日は1日家族総出で大掃除です

明日からお休みという方も多いのではないでしょうか?

年末年始は家でごろごろしながらついつい食べ物に手が伸びてしまう・・・

お正月くらいダラダラやりたいように過ごしたい

その気持ちは否定しませんが、そんなあなたに知識だけでも持っていて欲しくて今日の記事を書きます

 

食べ過ぎたら太る

これは皆さん知っていることですよね?

食べ過ぎて痩せるという人は聞いたことないです。

うちの叔母なんかは胃下垂なので食べ過ぎられないから太れない体質みたいですが・・・

 

「食べたいのに食べられないのも辛いのよ」とは確かに。

 

食べても食べても太らない身体が欲しいところですが、人間の身体はそもそも太るようにできているんです。

では、なぜ太るようにできているのか、そのメカニズムとはというお話です。

 

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人間の身体は飢餓に備えられるようにできている

これまでの歴史から見て、長い間、獲物がとれない、干ばつなど天候により不作・飢饉が続くことなどということは普通にあったことです。それでも人間は生き延びてきました。人間の身体は少ないエネルギーでも生き延びられるよう適応してきたのです。

人間の身体は飢餓に備えられるようになっているのです。

人間は食べ物から骨や筋肉、内臓を作ったり、身体を動かすエネルギーを作ったりしているのですが、余った栄養は排泄されるのではなく、脂肪として身体に蓄えてしまうのです。

現代は「飽食の時代」と言われて久しいですが、それでも人間の歴史からみたら、飽食になったのはほんの最近のこと、そもそも人間は飢餓と戦ってきたのです。

 

脂肪を蓄えるのは人類の永い飢餓との戦いで身に付けた仕組みで、いざ飢餓になるとその蓄えた脂肪をエネルギーにかえることで生き延びます。
食料がいつ手に入るかわからない状況では、実に素晴らしい仕組みだと言えます。

そしてその仕組みで活躍するのがインスリン!

 

 

脂肪を蓄えるシステムで働くのがインスリン

インスリンというワードを聞くと「糖尿病」を連想されることがよくあるのですが、インスリンが関係しているのは糖尿病の方だけではありません。インスリンは飢餓に備えて脂肪を蓄える働きをしています。

 

/ インシュリン / insulin /

膵臓から分泌されるホルモンの一種。糖の代謝を調節し、血糖値を一定に保つ働きを持つ。

 

インスリン(インシュリン)は膵(すい)臓から分泌されるホルモンの一種です。
膵臓にはランゲルハンス島(膵島)と呼ばれる細胞の集まりがあり、その中のβ細胞から分泌されます。

食後に血糖値(血液中のブドウ糖濃度)が上昇すると、それに反応して膵臓からインスリンが分泌されます。細胞の表面にはインスリン受容体があり、インスリンがこの受容体に結合することで、細胞は血液中のブドウ糖をとりこみ、エネルギー源として利用します。余ったブドウ糖はグリコーゲンや中性脂肪に合成され蓄えられますが、その合成を促進するのもインスリンの働きです。

このように、血糖値を下げる働きをするホルモンはインスリンだけです。
糖尿病の予防には食後の急激な血糖値の上昇を抑え、インスリンの分泌を節約することが大切です。

最近日本の糖尿病人口が急増している理由として、日本人は欧米人に比べてインスリン分泌予備能が低く、早期に分泌能が低下してくることが指摘されています。さらに過栄養と運動不足による肥満やメタボリックシンドロームによって、インスリンの感受性が低下し、インスリン抵抗性から血糖調節のためのインスリン必要量が増加していることも忘れてはなりません。 引用:厚生労働省e-ヘルスネットより

 

血糖値が上がるとインスリンが働き、糖をエネルギーにかえます。ただ、その余剰分を中性脂肪として蓄えるのもインスインの働き。インスリンは身体を動かすエネルギーを利用するのに大切なホルモンですが、同時に飢餓に備えて脂肪を蓄えるホルモンです。

 

 

 

もったいないホルモン

 

インスリンは「もったいないホルモン」とも呼ばれ、余剰エネルギーを脂肪として蓄えようとするだけでなく、糖分は塩分も身体にとどめようとします。

糖分、塩分が身体に留まるということは水分も留まるということです。

水分が身体に留まるということはむくみにつながるということです。

 

食べすぎると余剰なエネルギーを摂ることになると同時に、むくみの原因になる糖分塩分も余剰に摂ってしまいます。

 

それでも余剰分も運動などで消費できたらいいのですが、正月って寒いし親戚が集まり酒盛りなどダラダラ過ごしてしまうもの。

でも、今日のこの知識だけでも少し持ってくださっていたら少しだけでも意識してもらえるかなと期待してのブログ記事です。

 

人間は飢餓に備えられるような身体になっています。

今は飽食の時代です。

どうしてもエネルギーは余ってしまいます。

それをどう選択するか選択の力が試される時代と言えるのかも知れません。

 

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