こんばんは
姿勢から心と身体を整える
リンパセラピストの青木です。
いつもお読みいただきありがとうございます。
私が心と身体を整えるとかいってますが、これって別物ではないのです。
皆様も身体と心はつながっているというし、感覚として心と身体はつながっているなとは感じていると思います。
では、心が身体に影響を与えているのか、身体が心に影響を与えているのかどちらでしょうか?
感情というものはどのように生じるのでしょうか?
これについて興味深い真逆の説がありますのでご紹介します。
この二つの説は抹消起源説(ジェームズ=ランゲ説)と中枢起源説(キャノン=バード説)という二つの説です。
ちょっとご紹介しますが、引用部分などは小難しいので飛ばし読みいただいても大丈夫です😀
ジェームズ=ランゲ説
情動に関する二つの理論の総称。一般に一つの理論と誤解されている。アメリカの心理学者W.ジェームズは,情動とは原因的場面の知覚にすぐ続いて起こる内臓と筋肉の変化を体験することであると主張した(1884)。これとまったく独立にデンマークの生理学者ランゲC.G.Langeは脈管における変化を体験するのが情動であるとした(1885)。つまり内臓,筋肉そして脈管における変化は情動の結果というよりはむしろ原因であるとした。出典 株式会社平凡社世界大百科事典 第2版
ジェームスとランゲという二人がほぼ同時期に上記のような主張をしたので二人の名前を繋げてジェームス=ランゲ説と言います。
要約すると、身体反応が先行して、それによって感情反応が生じるというものです。
「悲しいから泣くのではない、泣くから悲しいのだ」という言葉が有名です。
私は悲しいから泣きますが・・・
でも、身体の影響が心に与えることは大いにありますよね。
眠かったり、疲れているとイライラするし(笑
この後、ジェームス=ランド説とは真逆の説が唱えられました。
キャノン=バード説というものです。
キャノン=バード説
情動の体験と表出に関する生理学説で,W.B.キャノンが最初に提唱 (1927) し,P.バードが修正した。ジェームズ=ランゲの末梢説 (→ジェームズ=ランゲ説 ) に対抗する説で,中枢説ともいう。キャノンによれば,感覚インパルスは視床を通過中に情動特性を付与され,それが一方において大脳皮質へ伝えられて情動体験を生じ,他方において末梢の効果器に伝えられて表出となるとされる。バードは種々の実験事実に基づき,視床でなく視床下部を重視した。
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
こちらもキャノンという人とバードという人の二人の説を合わせてキャノン=バード説といいます。
簡単に要約すると、脳中枢で感情反応が生じ、それによって身体反応が生じるというもの。
ジェームス=ランド説が身体⇨感情というものに対して、キャノン=バード説は感情⇨身体という説ですね。
いづれにしても、感情と身体はつながっている、心と身体はつながっているという説です。
大雑把ですみません💦
冒頭でも書きましたが、当サロンでは姿勢を整えて心と身体を整えるサポートをしています。
でも、姿勢を整える前に心を整える必要のある時もあります。
そんな方には心理分析をさせていただいたりします。
- 私はどうしていざとなったら動けないんだろう。
- どうしてこういうことにストレスを感じるのだろう。
