東日本大震災で交際費は減ったのか? | Accounting, Tax and M&A

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会計、税務、M&A等の話題についての分析、雑感、というか趣味の備忘録です。もちろんインサイダーではありませんので、全て開示情報と報道に基づくもので、推測を含みます。暇なときに更新しますので、頻度は低いです。ご了承下さい。


交際費の動向について簡単な補足。

前回の記事の会社標本調査のデータは平成23年版でした。これは2011年度(2012年3月末までに終了した事業年度)を対象とした統計です。

つまり東日本大震災の影響をモロに受けた年度であり、交際費の金額は平常時とは大きく異なるのでは?という疑問も湧くわけです。

というわけで、交際費の支出額の過年度の推移を調べてみました。

■交際費総額
 黒字大法人:2011年度  5,199億円、2010年度  5,101億円、2009年度  4,826億円
 全法人合計:2011年度2兆8,785億円、2010年度2兆9,359億円、2009年度2兆9,978億円

全法人合計を見ると、確かに減少はしていますが、2011年度でも前年度から僅か2%の減少です。

黒字の大法人に絞ると、むしろ増加傾向にあります(ちなみに法人数は減少、単価は増加傾向)。

ということで、やや意外な印象もありますが、2011年度の交際費は過年度と同程度の水準と言えそうです(少なくとも8百万円の損金算入の効果を検証する上では)。

これが現実なんですね。

今日はここまでです。