6月13日(木曜日)は東京で仕事があったので、

翌日は横浜をぶらついてから帰札することにした。

宿泊は「横浜みなとみらい万葉倶楽部」。

カプセルキャビン1泊食事なしで約7千円。

東京のホテルはどこも高いので宿泊費が抑えられて、

温泉に入れて、横浜観光に便利なので都合が良かった。

 

都内での仕事が終わり、浜松町から京浜東北線で横浜、

みなとみらい線に乗り換えてみなとみらい駅で下車。

ホテル群や観覧車のライトが鮮やかだ。

橋を渡り、万葉倶楽部には午後7時半に到着。

 

7階のフロントでチェックイン。

担当はチャンさんという外国人だった。

そういえば昼食をとった浜松町の中華食堂の女性店員も

アジア系の人だったし、

夕方の懇親パーティでは、ロシア人のコンパニオンもいた。

外国人の働き手なくして東京は機能しないようだ。

 

キャビン入口用キーカードとキャビン内のロッカー用、

脱衣場のロッカー用と、全部で3つの鍵を渡され

4階にある自分のカプセルへ向かった。

そこには机と椅子があって、梯子の上に寝床があった。

 

 

7階の大浴場には、

露天風呂(岩風呂、寝湯、ひのき風呂)があり、

ビル街の夜景が美しい。

屋内には寝湯や電気風呂などがあるが、

総じてぬるめなのでゆっくり入ることができる。

温泉は湯河原から運んできているそうだ。

 

サウナは超高温、ハーブ、スチームの3種もある。

どれも5分ずつ入ってみたが、

スチームサウナが程よい温度で心地良かった。

硬い床は凹凸がかかとに刺激を与えるつくりで

ヘタレ爺にとっては、歩くたびに痛い思いをした。

 

温泉を堪能したところで4階の食事処へ。

夜景がきれいな窓際の席を勧められたが、

酔客が多かったので、内側の誰もいない一角に座った。

夕方の懇親会で腹ごしらえしてきたので、

オーダーしたのは、オロポサワーのみ。

オロナミンCとポカリスエットを混ぜて焼酎で割ったものだ。

 

大ジョッキーと小さなコップに入った水が運ばれてきた。

と思い込んでいたが、コップの中身は焼酎だった。

自分でジョッキに投入するしくみだったのだ。

焼酎なしのただのオロポを飲み干してから

コップの水を飲んだら、焼酎だったというわけ。

氷だけが残ったジョッキにそれを入れて悔やみながら飲んだ。

まぬけジジイぶりを大いに発揮してしまった。

 

最後の焼酎ロックで若干酔いが回ったところで、

8階にある展望足湯庭園へ。

煌びやかな観覧車、カラオケの画像でよく見るビルもある。

数組のカップルと女性2人組が足湯と夜景を楽しんでいた。

ただ、対岸からこちら側を見た方が

もっと美しいに違いない。

 

 

 

 

 

23時過ぎには床に入ったものの熟睡はできず、

キャビンの外にあるトイレに3回も通った。

そのたびに梯子を昇り降りする必要があったので、

結構しんどかった。下段なら良かったんだが。

 

朝風呂を浴びた後の朝食は

昨日の会議で配布された温いみかんジュース1本。

朝食はバイキング一択で3千円近くするのでケチったのだ。

売店には菓子はあったがパンなどは皆無。当然か。

 

精算を済ませ、強い日差しの中を港に沿って歩く。

ダイヤモンドプリンセス号が停泊している。

2004年に日本で建造された最大の客船で、

乗客定員2,706人、乗組員1,100人、総トン数115,875トン。

こんな船で世界を旅するのは贅沢の極みだ。

 

奥には横浜ベイブリッジがうっすら見えている。

近くで見るとさぞ美しい斜張橋なのだろう。