上ノ国町から15分で江差町の開陽丸記念館に到着。

夕方5時を回っていたので記念館は閉館していたが、

復元された開陽丸の雄姿を見ることができる。

 

 

 

開陽丸は江戸幕府が海軍力増強のため

オランダに発注した最新鋭(当時)の木造軍艦で、

全長73m、全幅13m、400馬力を誇る。

箱館戦争に参戦、1868年に強風のため沈没。

それから150余年、その船体は今も江差沖に眠っている。

 

開陽丸から先は周囲2.6kmの鴎島(かもめじま)。

空から見るとかもめが羽を広げたような形の島だ。

とはいっても、今は防波堤で北海道と陸続きになっている。

車の乗入はできないので、徒歩で入島する。

 

海中にある厳島神社の赤い鳥居と瓶子岩(へいしいわ)。

酒を入れて注ぐ「瓶子」を逆様にしたような形が名前の由来だが、

宇宙人か怪獣の顔に見えなくもない。

 

続いて現れたのは、ねじり鉢巻きに法被姿の男性の銅像。

2020年に88歳で亡くなった江差追分会名誉師匠の青坂満。

1968年の第6回江差追分全国大会で優勝した

鴎島出身の漁師だ。

全国大会は、この島にある江差追分会館で例年開催されている。

 

急な階段を登ったら何か良いことがあるかもしれない。

そう思って頑張って登ってみた。

 

階段の上は台地状になっている。

江差港が見渡せるではないか。なかなか良い眺めだ。

 

島の先端部分が見える。これも絵になると思う。

 

少し早いが夕暮れの灯台が美しい。

1889年初点灯の鴎島灯台はお洒落なフォルム。

「恋する灯台」にも選定されている

 

「幸せになる鐘」。

日本の夕陽百選に選ばれたこの地で

恋人同士で鳴らせば絶対に離れることはできない。

なんつって。怖い怖い。

 

夕陽の鐘と恋人たち。

なかなかロマンチックな光景ではないか。

金曜ロードショーのオープニングを彷彿とさせる。