横綱の里から約15分で白神岬展望広場へ。

北海道最南端のこの岬から

津軽半島最北端の竜飛岬までは20km足らず。

天候によっては竜飛岬が見えるそうだが、

この日は残念ながら見えなかった。

ちなみに北海道最南端は

本州最北端の大間崎より南だ。

 

 

印が北海道最南端の「白神岬」

 

この辺りは奇岩、海触崖が広がる

独特な海岸が続いている。

 

 

ここから十数分で道の駅「北前船松前」到着。

連休初日の土曜日ということで駐車場入口の手前から

約10台が路上で待機。駐車場に入るのに15分かかった。

 

松前町は、人口5,900人の漁業のまち。

そして北海道で唯一の日本式城郭(小さいけど)

がある城下町なのである。

 

駅内には、駅名にも使われている「北前船」の模型が展示。

言わずと知れた日本海回りで大阪と北海道を結んだ商船群であり、

日本遺産にも登録されている。

 

昼をとっくに過ぎていたので

2度朝食をとったとはいえ腹が空いていた。

食堂は満席で30分待ちと言われたが、

整理券をもらって待つことにした。

 

その間、売店の視察をしたり外の景色を楽しむことにした。

松前岩海苔は高級品なので手が出ない。

昆布などの海産物や菓子類が並んでいる。

 

 

 

 

季節柄桜餅が並んでいたが、

よく見ると北海道で一般的に食べられている

もち米で餡を包んだ関西風ではく、

小麦粉の薄焼きで餡を包んだ関東風だった。

 

展望テラスから眺めた海岸は、

白神岬にもあった亀の甲羅のような岩々が広がっていた。

 

 

お待ちかねのランチの時間。

整理券の番号を呼ばれるまで、メニューとにらめっこ。

どれも美味そうだが、

最終選考は本マグロ丼と漬けホッケ丼が残った。

鮮度が勝負のホッケの丼は珍しいので心が動いたが、

ここは本場の本マグロに決定した。

(朝食もネギトロ丼だったのでマグロかぶり)。

 

自分の番号が呼ばれ、本マグロ丼が登場。

窓辺の席に座ってあっという間に平らげてしまった。

今回の旅で道の駅でのまともな食事はこれが最初で最後となった。

 

遅い昼食の後は、ゆっくり歩いて10分ほどの松前公園へ。

4月20日から5月6日まで「松前さくらまつり」が開催中。

途中の街並は小規模ながら城下町の風情。

 

公園には多くの家族家族連れやカップルが桜を堪能中。

今年の桜の開花は例年以上に早かったので、見頃を過ぎた花もあったが

250種1万本以上の桜があるため、

祭りの期間中は十分楽しめそうだ。

 

 

 

桜と松前城のコントラストもすばらしい。

どの方角から見ても味わいがある。

初代松前藩主「松前慶広」が1606年に完成させた

「福山館」が後の松前城となった。

 

 

 

天守は松前城資料館(有料)となっていて、

貴重な古文書や古道具、甲冑などが展示されている。

展望スペースからは津軽海峡を望むことができる。

時間の都合で今回の入館は省略。

 

松前城のすぐ近くには松前神社があったので、

旅の安全と家内安全を祈願。

もともとは松前藩主の先祖「武田信広」を祀る神社で

神興は1766年という。

 

海を背景にした桜も一見の価値がある。

 

松前城と桜を堪能したところで、

次なる道の駅に向け、日本海を北上。