2日目の朝は、道の駅なとわ・えさんの車中で迎えた。

「なとわ」とは、津軽や道南地方の方言で

「あなたとわたし」という意味だそうだ。

 

朝食は昨日コンビニで買った握り飯1個とバナナ1本。

車内を片付け、フロントガラスに張り付いた虫の死骸を拭き取った。

道の駅が開くのは9時なので、まだ時間はあった。

 

この辺りは恵山町(えさんちょう)だったのだが、

20年前に南茅部町、戸井町、椴法華村(とどほっけむら)

とともに函館市に編入された。

道の駅のイメージキャラクター「ほていドン」と

国際観光イメキャラの「エキゾー」が微笑ましい。

 

そういえば函館市を舞台にした映画、

「名探偵コナン100万ドルの五稜星(みちしるべ)」

が上映中だ。

市内のスポットを巡るとオリジナルグッズがもらえる

スタンプラリーのポスターが貼ってあった。

 

道の駅の裏はすぐ海岸。

2階の展望テラスから海を眺めると

昨夜ほどの大音量ではないが、白い波が立っている。

 

海を眺めるカップルと釣り人がいた。

 

駐車場の反対側にポツンと建っているのは

「うみまち食堂菜の花」。 

数量限定の旬の浜定食、甘海老味噌らーめんなど

魅力的なメニューがある。

ちなみに営業時間は11時から15時まで。

 

 

開店前の8時40分に道の駅のスタンプを押すことができた。

9時開店の売店の視察は諦めて出発。

函館新外環状道路や函館新道といった高速道路(無料)を使って

約1時間で道の駅なないろ・ななえに到着。

 

ここ七飯町は人口27,000人余り、

「男爵いも」発祥の地だ。

川田龍吉男爵がイギリスから種いもを輸入して

栽培したのが始まりといわれている。

 

そんなわけで、道の駅の隣には、食と文化の交流拠点

「THE DANSHAKU LOUNGE」が5年前にオープン。

時間の都合で潜入できなかったが、中にはレストランがあって、

いろいろな食材の買物が楽しめるそうだ。

外にある「男爵いものオブジェ」は

撮影スポットになっている。

 

ここの道の駅は、道の駅人気ランキングで道内1位。

施設は充実しており、この日も大いに賑わっていた。

 

道の駅のイメキャラ「ランポックン」登場。

アイヌ語で「峠の下の方」という意味で、

頭はりんごで身体はリスらしい。無理くり感はんぱねー!

 

奥の食堂にある海鮮丼の看板が目に入った。

まだ10時なのだが営業していた。

昨日出発してから食事らしい食事ができなかったので

温かい飯が恋しくなっていた。

 

とはいえ朝食は済ませてきたので、

ここは軽めに「ねぎとろ丼の丙」。

ネギトロの量は控えめだが、みそ汁も付いて500円。

財布にやさしいし、味も満足だった。

 

20種ものりんごがケース内に陳列。

つがる、シナノゴールド、王林、ふじなどは聞いたことがあるが、

ひめかみ、ほおずり、ぐんま名月など初めて聞くものもあった。

日本で最初に西洋りんごが栽培されたのが

七飯町ということも知らなかった。

 

飲食コーナーの壁の「ききりんご」のポスターを発見。

500円でゲットした3種類のジュース。

右からトキ、ひめかみ、名月。

トキは甘くてすっきり、ひめかみは酸味があってフルーティー、

名月は甘くてコクがあると感じた。

 

 

国産和栗の生絞りモンブランソフトや

小原のガラナソフトといった名物ソフトもあったが

さすがに今回は自粛した。

 

土産売場には大瓶入りのジュースがずらり。

1本千円以上するが、思わず名月を買ってしまった。

 

 

売場には、りんごパイや王様しいたけ、

はこだてわいんなどもある。

 

 

 

ここでしか買えないわけではないが、

大阪の娘に送る地元大沼牛のビーフカレー、

いかめし、かにみそを購入。

職場にも地元のりんごを使用した

「はこだてばうむ」を買った。

 

 

さすが人気の道の駅だけあって

堪能するには、まだまだ時間が足りないが、

先は長いので、次の目的地へ向かう。