アポイ山荘から車で小一時間の道の駅みついしへ。

平成18年に静内町と三石町が合併して誕生した新ひだか町。

人口約21,000人、面積の8割以上が森林というまちで、

国内最大の軽種馬産地である。

高級料亭からの引き合いが絶えない

「日高昆布」の産地でもある。

 

途中のセルフガソリンスタンドが夜間営業していたので

給油を済ませ、9時半に道の駅に到着。

駐車場のトイレから離れたところに車が1台停まっていたので、

1台分空けた隣に停めた。

つぶ串焼き小屋の前だったが、

朝に退去すれば問題ないだろう。

 

窓を目隠しするサンシェードの吸盤がなかなか付かなくて苦労する。

ベッドキッドをセットし、寝床を作ったら10時を回っていた。

ドラッグストアで仕入れておいた

缶ビールとつまみでささやかな車中の宴。

トイレが近くなるのでビールは1缶だけにした。

 

シュラフを広げてファスナーを閉めようとしたら

どうやっても閉まらない。止め金具が変形してしまったらしい。

幸いにも4月にしては暖かい夜だったので

シュラフを広げたまま掛布団代わりにして寝た。

とはいえ首回りや耳は冷たいので、

マフラーを顔に巻いて寒さを凌いだ。

 

朝は7時前に目が覚めてトイレを済ませ

コンビニで仕入れた

おにぎり1個とバナナ1本を摂取。

そうこうしていると外から話声が聞こえてきた。

 

サンシェードの隙間から外を覗くと

なんとつぶ串し小屋が店を開けようとしているではないか。

まさか朝8時から開店するとは思っていなかった。

慌てて車を駐車場の隅に移動させた。

 

 

身支度を整えてから敷地内を散歩した。

赤い鳥居がある小さな祠に参拝してから

小さな丘に登ってみる。

道の駅の裏手には太平洋が広がり、

海辺にはキャンプ場のサイトがあった。

 

 

丘を下って海岸に近づいてみる。

カラフルなコテージが並んでいる。

なかなか洒落たデザインだった。

 

火の見やぐらのような小さな展望台があった。

登ろうとして近づいたら立入禁止だった。なんでやねん。

 

 

道の駅の中には売店がないかわりに

隣に土産物の売店があった。

可愛らしい三石ようかん2個入を購入。

糸で切って食べるスタイル。

 

 

 

その隣には立派な温泉宿泊施設

「みついし昆布温泉藏三」があった。

ここの温泉に入って夕食を摂りたいと思っていたのだが、

えりも岬まで足を伸ばしたので、

レストランの閉店までに戻って来れずに断念した。

 

さらにその隣には菜花を売っている三石直売所がある。

中をみると地元の人?たちが列をなしてレジに並んでいる。

 

玄関に入るとスウェーデントーチや薪が販売。

さすがキャンプ場だ。

 

思わず野菜やコンブを衝動買い。

これがそもそもの間違いだった。

 

日高産のじゃがいもはどうかとか、

アスパラは細いのに高いとか、

山わさびは芯が腐ってたとか、

昆布は出汁をとったが匂いがするとか

料理をしないくせに余計なものを買ってきたと

帰宅後嫁にしこたま怒られたのだった。

 

 

グリーンアスパラはバター炒めにして食べた。

私は普段料理をしないので、十分火が通っておらず

少し硬かったが食べられなくはなかった。

 

予定より少し遅れて道の駅みついしを出発して帰路へ。

日高自動車道と国道235号線を北上する。