東京での仕事(会食を含む)を終え、

宿泊先の「フレックステイイン巣鴨」に到着したとき

午後9時を回っていた。

 

このホテルは、巣鴨駅から徒歩7分程の住宅街にある。

地下1階の入口は既に施錠されていた。

インターホンで鍵を開けてもらい、

フロントでチェックイン完了。

部屋には小さな浴槽はあるのだが、

徒歩圏内の銭湯へ行くことにした。

勿論、ホテルのバスタオルとフェイスタオルを持参。

 

徒歩12分で「巣鴨湯」に到着。

入口の券売機でサウナ付き入浴券980円を購入。

フロントの若い女性に券を渡したら、

サウナの案内は20~30分後になると告げられた。

午後10時を回っていたので、サウナは諦めることにした。

差額の460円を返金してもらって入浴のみに変更。

 

浴室内には、白濁した薬湯のほか

熱めの内湯、水風呂、電気風呂、

外には露天風の風呂と外気浴スペースがあった。

珍しかったのは33℃の「ぬる湯」。

冷たすぎず、クールダウンできるのが良い。

 

一通り入浴させてもらって

フロントがある休憩室に戻ったら、

巣鴨湯オリジナルのクラフトビールがあった。

以前テレビで紹介されていたものだ。

早速1本680円の「湯あがりエール」を買ったら、

小さなシールをくれた。

栓を抜いてもらって休憩室で飲んだ。

くせがなく、すっきりしたゴールデンエール。

製造元は豊島区の「MAMACHAん Brewing」。

    

 

ホテルに戻る途中、コンビニで朝食用のパンとプリンを仕入れた。

あまり寝付けなかったが、朝7時には起床。

朝食と身支度を済ませてチェックアウト。

徒歩5分の高岩寺(こうがんじ)へ。

おばあちゃんの原宿こと「巣鴨地蔵通り商店街」にある

この寺は「とげぬき地蔵尊」で有名。

本堂は早朝6時から開門しているそうだ。

 

 

 

本堂で家族の健康を祈願。

飲み込むと病気にご利益があるという

「御影(みかげ)」を400円で2個購入。

包みの中には地蔵が描かれた小さな紙が5枚入っている。

昔、針を飲み込んだ女性がお札を飲んだら

そのお札に針が刺さった形で出てきたというのが

とげぬき地蔵の由来らしい。

 

 

洗い観音は、

柄杓で左右に水をかけるのが作法。

お地蔵様もたくさんいる。

   

 

 

一通りお祈りをした後

5軒くらいある売店の1つで

病弱?な妻と子供たちにお守りを購入。

 

商店街を庚申塚駅方面にぶらぶら。

まだ9時過ぎだったので、多くの店がシャッターを下ろしていて

空いている店はまばら。

 

 

ときわ食堂は10時からの営業。

午前から1杯やる客もいるらしい。

中華料理の清緑園も10時からだが、

ちょい飲みセットもあって、魅力的な店だ。

30分遅く来ていたら、

どちらかの店に入っていたに違いない。

 

 

商店街の終点、つまり庚申塚商店街の手前から

巣鴨駅方向へ引き返す。

創業200年の日本橋「榮太楼」の店舗を発見。

巣鴨の土産「ごま地蔵」という菓子があったので

5個入りの小さな箱を購入。

ダックワーズ生地で黒ごま餡を包んだ菓子で

ふわふわした軽い食感だった。

 

 

高岩寺の隣には、この寺の信徒会館なるものがあった。

時間があったので少し見学することにした。

大きなこけしが出迎えてくれた。

 

中に入ると不気味な人形が

きしめんのような涙を流していた。

 

仏像彫刻教室の生徒の作品や

こけし好きの女医がコレクションした

東北各地のこけしが展示されていた。

背中に仏像か何かを背負った白い象もある。

館内のスクリーンには高岩寺の儀式の様子が映し出されていた。

 

 

 

10時を回った頃、塩大福の店も繁盛していた。

八つ目うなぎ屋、蕎麦屋なども開店。

商店街は妙齢のご婦人たちでにぎわい始めていた。

 

 

喫茶店のモーニングサービスの看板を発見。

かなり軽めの朝食だったので、小腹も空いていた。

陳列ケースの食品サンプルが昭和感を醸し出していた。

 

 

2階の純喫茶「プルメリア」に入る。

窓際に座り、430円のレモンティーに100円プラスの

モーニングのAセットを注文。

バターが塗られたトースト2切れとゆで卵、小さなサラダ。

こんな朝食も時には嬉しい。

しっかり平らげて店を出た。