更別村から帯広市内へは車で約45分。

ガソリンスタンドでセルフ給油してから

本日の宿「ドーミーイン帯広」に到着。

すっかり暗くなっていた。

 

ホテルには立体駐車場もあったが満車のようで、

指示どおり裏手の有料駐車場に停めた。

チェックイン時に翌朝までの駐車料金700円を支払った。

 

部屋は某ホテルサイトから予約していたのだが

ダブルの一人使用で朝食付きで6千円ほど。

JR帯広駅から徒歩5分、繁華街の中にあるので

立地も申し分なく、閑散期とはいえコスパは最強レベル。

ホテル内の大浴場を利用できるので、

シャワーのみ(バスタブなし)の部屋で十分だった。

 

 

 

スリッパもまずまずのもの。

他のホテルは大抵使い捨てのペラペラのだ。

 

机の上には「冷蔵庫にささやかなおもてなしを用意している」

との紙が置いてあった。

小さな冷蔵庫を開けると、なめらか洋梨プリンと

富山県黒部の「まろやか天然水」が入っているではないか。

ミネラルウォーターのサービスは珍しくないが、

ウエルカムサービスでスイーツとは心憎い。

長距離運転で疲れた体に甘いプリンはありがたかった。

 

ホテルでしばし休憩した後、ホテルから数分の焼き肉店へ。

この日打合せをした某社長に焼き肉をご馳走になった。

普段あまり焼き肉は食べないのだが、かなり美味だった。

ただ、石焼ビビンバを食べるときに、

小指を器につけて火傷を負ってしまった。

何か一つはやらかすところがヘタレおやじたる所以。

2件目も彼に誘われてスナックへ。

薄くしてもらった水割りをちびちび飲りながら

社長の自慢話を聞き流して午後10時にお開き。

 

ここからが私の時間だ。

帯広に来たときは必ずと言っていいほど行く場所がある。

ホテルヌプカ1階にある

「コーヒー&クラフトビアカフェ・ ヌプカ」。

帯広や他地域のクラフトビールが味わえる

ちなみにパスタやチーズケーキも評判がいい。

ラストオーダーは10時30分。その15分前に滑り込んだ。

カウンターは満席だったので、テーブル席に着席。

 

メニューには、この店オリジナルの「旅のはじまりのビール」をはじめ

全部で11種のクラフトビールが並ぶ。

時間があれば4種飲み比べセットといきたいところだが、

前の2件で結構飲んでしまったので、ここは1杯だけにした。

幸いにも大好物のヘイジーIPAがあった。

東京は奥多摩のVERTERE(バテレ)の「Passiflora」。

トロピカルな味わいだが、甘すぎず爽やかな飲み心地。

本日の〆のビールにふさわしかった。

 

 

このビールはメニューに1杯、1,100円と書いてあったが

請求は980円だった。たぶんサービスしてくれたのだろう。

(間違っていたとしたら、黙ってて申し訳ない)

 

ビールを飲み終えてホテルへ。

夜9時30分から11時まで

夜鳴きそばのサービスがあるのを知っていた。

早速2階の食堂へ直行。宿泊客たちが半ラーメンをすすっていた。

さほど腹は空いていなかったが、そこは欲張りな自分。

頂かないわけにはいかない。あっさり醤油味でもちろん完食。

 

エレベーター内に素敵な張り紙を発見。

「湯上りサービス」として、アイスキャンデーや

乳酸菌飲料が無料でいただけるというのだ。

アイスは、午後3時から午前1時まで、

乳酸菌飲料は午前5時から午前10時までと書いてある。

 

部屋で室内着に着替えて大浴場へ。

バスタオルとフェイスタオルは

自室から持参するのが一般的だが、

このホテルでは、どちらも浴場に備えてあるので

持参不要となっていた。

素晴らしい心配りだ。

 

ビジネスホテルの浴室の下駄箱にスリッパを置くと、

必ずと言っていいほど誰かが履いて行ってしまい、

気分を害することが多々あるものだが、

ここでは自分のスリッパをロッカーにしまえるように

スリッパを入れるビニール袋まで用意している。

ここまで配慮しているホテルは人生初である。

 

浴場には、内湯、サウナ、水風呂のほか

屋根付きの露店風風呂がある。

1日の疲れを癒すことができるので、

ホテルに大浴場があるのはうれしい。

 

そして風呂上りには、アイスキャンデータイムだ。

冷凍庫の中には5種類くらいのキャンデーが入っていたが、

チョコレートがコーティングされたものをゲット。

自室で美味しくいただいた。

 

朝7時には起床したが、ごろごろしていた。

カーテンを開けると窓から見えたのは駐車場。

 

8時になって朝風呂へ行った。

さくっと入って、例のヤクルトもどきをいただいた。

 

そして、朝食バイキング。

和洋のおかずやデザートが並んだが、

この日はご飯にした。豚丼とカニ飯があったが、

昨晩焼き肉を食べたので、

カニ飯にした。美味。

2回戦のフルーツ、和洋デザートもフルバーション。

おまけにカツゲンまで。

 

 

 

腹いっぱいになったところで

チェックアウト前の散歩に出かけた。

ホテルのすぐ前には六花亭帯広本店があるのだが、

開店は10時だったので入店は断念。

ここでしか食べられない「サクサクパイ」は有名だ。

 

 

ホテル横の駐車場をはさんで

帯広の老舗デパート「藤丸」がある。

残念ながら昨年1月末に閉店したのだが、

現在再開店に向け調整しているようだ。

道内各地にあった百貨店も札幌以外で残っているのは

函館の丸井今井函館店しかないという。

これも大手スーパーの進出やネット通販の影響を受けたということか。

 

ホテルをチェックアウト。

この料金でこれだけ満足度の高いビジネスホテルは滅多にない。

帯広に来たら再び泊まりたいものだと思いつつ、次なる道の駅へ。