函館に出張。

冬の中山峠越えは自信がなかったので

マイカーでの道の駅巡りは諦め、

札幌6:52発のJR特急北斗4号に乗車。

函館に到着した北斗4号

 

発車前に久々の駅弁「石狩鮭めし」で朝食。

1,300円は少し高いが、誘惑に負けて今回も買ってしまった。

ほぐした鮭の身といくら、錦糸卵が絶妙のバランス。

おかずの昆布巻きや奈良漬けも良い仕事をしている。

 

仕事の予習をしたり、居眠りをしているうちに函館に到着。

数分遅れの10時40分頃だった。

札幌とは大違いで路上の雪は殆どなかった。

 

仕事は午後からだったが、あえて早めに来たのは、

なかなか来ることができなかった

五稜郭公園内の箱館奉行所を見学するためだ。

(昔は函館ではなく、「箱館」だった)

函館駅前の電停から湯の川温泉行の市電に乗る。

小銭で料金を払うのは面倒なのでSuicaを持参した。

函館の市電は風情があって好きだ。

 

 

ガタゴト市電に17分揺られ、五稜郭公園前で下車。

さらに10分程歩いて到着したのは、

ラッキーピエロ(愛称:ラッピ)五稜郭公園前店。

函館市と周辺に17店舗を展開しているご当地ハンバーガーチェーンだ。

正午前だったが、ここで昼食をとることにした。

 

ラッピ人気No.1の

「チャイニーズチキンバーガーセット」を注文。

名物「ラキポテ(フライドポテトにデミグラソース、ホワイトソース、

チーズがトッピングされたもの」とウーロン茶が付いて968円のお値打ち価格。

ラキポテはかなり濃厚な一品なので爺向きではなかったかな。

ドリンクは選べるのかと思ったら

なぜかウーロン茶一択だったので面食らった。

 

バーガーは甘めのざんぎ(鶏肉唐揚げ)が3個挟まっていて旨いのだが、

自分が不器用なせいか、結構食べずらい。

ザンギ2個はたちまちバンズからこぼれ落ち、

はみ出したマヨネーズが指に付いた。

 

ラッピを出て目の前の五稜郭タワーを横目に

五稜郭公園内に進入した。

公園内はアジア系の観光客で結構賑わっていた。

堀の水はすっかり凍結していた。

 

 

数分歩いて念願の「箱館奉行所」に到着。

入館料500円のところ、妻の会社が加入している割引を利用して

400円で所内に入ることができた。相変わらずせこさ爆発!!

 

箱館奉行所は、幕末に下田と箱館が開港した際、

江戸幕府によって置かれた役所。

今の場所に移されて7年で解体されたというから

短命な施設だったようだ。

4年がかりで復元されたのは平成22年。

全国の宮大工による職人の技は見事というほかない。

 

壱之間、二之間、三之間、四之間とつながる

大広間が再現されているほか、

当時の歴史を紹介するゾーンや

復元工事の様子を紹介する映像シアターなどがある。

 

五稜郭公園の北側出口には

「男爵薯(だんしゃくいも)を讃ふ」

と刻まれた記念碑が立っている。

川田男爵という人が明治40年頃にアメリカ原産のイモを輸入して

七飯村の農場で育て、全国に普及させた功績を讃えて建立されたものだ。

 

仕事を終えて再び五稜郭公園に戻り、

展望チケット(1,000円)を購入して五稜郭タワーに昇った。

エレベーターで最上階へ行くと、

四方向に函館の町や遠くの山が見渡せる大パノラマが広がっている。

北東側には先の五稜郭。

 

東側、海の向こう(右側)には下北半島がうっすらと見える。

 

南側を見ると、遠くに函館山が見える。

その手前に函館駅があるはずだが、見えていない。

 

窓辺には土方歳三も腰をかけている。

顔はあまり似ていないようだ。

 

眼下には昼食を食べたラッキーピエロも見えた。

 

この日は五稜郭近くのホテルに泊まったのだが、

夜は仕事相手の地元の社長に

近くの居酒屋とスナックに連れていってもらった。

時化で魚はあまり揚がっていないという話だったが、

イカ刺しやホッケ焼き、塩味のシーフード焼きそばなどを堪能した。

皆美味だったが、特に初めて味わった

ホッケのすり身揚げは絶品だった。

写真がなくて残念だが…。

2日目につづく。