道の駅あいろーど厚田を出発して45分ほどで

当別町にある「北欧の風・道の駅とうべつ」へ。

6年前に登録されたばかりの新しい道の駅で、

三角屋根が北欧らしさを醸し出している。

 

ここ当別町の丘には、スウェーデン式住宅が建ち並ぶ

スウェーデンヒルズという街がある。

ヒルズ近くのコンビニや町内の太美(ふとみ)駅など

北欧をモチーフにした外観の建物も多い。

北欧が発祥の「夏至祭」などを通して

スウェーデンとの交流も盛んだそうだ。

スウェーデンのレクサンド市とは姉妹都市。

 

ここの道の駅のグルメは多彩だ。

洒落たイタリアンレストランもあるし、

豚丼やカップそば、スイーツなどなど。

昼食は何にしようか迷った挙句、

浅野農場スマイルキッチンの豚プル丼に決めた。

地元のブランド豚「SPFポーク」を甘めのたれで

味付けした豚丼は逸品。

大中小の3サイズから「中」をチョイス。これで500円はリーズナブルだ。

カップのごぼ天そばも美味そうだった。

今度来たら食べてみたい。

 

屋内のイートインコーナーは満席だったので

外のテラス席で食した。

風は強かったが緑の芝生が爽やかだ。

 

スイーツコーナーには5人くらい並んでいた。

ソフトクリームはどこの道の駅でも定番だが、

ラインナップは多め。牛乳ソフトやチョコはもちろん、

エルダーフラワーシロップを使った黄色い「エルダー」

地元産の米で作った麹甘酒使用の「甘酒ブルー」などがある。

この2つをミックスした

「スウェーデンMIX」が一番人気のようだ。

 

2色のクリームはスウェーデン国旗をイメージしている。

てっぺんの馬は、同国ダーラナ地方の伝統工芸

「幸せを呼ぶ馬(ダーラへスト)」のクッキー。

当別町産小麦と黒豆茶を使っている。なかなか美味。

 

お土産コーナーを覗く。

息子に買ったのは、レトルトの

当別黒毛和牛A5のビーフカレー(辛口)。

たしか550円くらいだったと思う。

10年くらい前に商品化されたはずだが、

その頃食べて旨かったのを覚えている。

パッケージだけじゃ、旨さは伝わらないけど……。

 

妻には、お菓子が入ったムーミン柄の缶。

北欧つながりで、ムーミンコーナーもあったのだ。

ちなみに製造元は金沢市だった。

ムーミンは結構好きなはずなのだが、

予想どおり受取を拒否されたので自分で食べている。

 

地元の太田ファームの鶏卵「ココットレッド」は

10個入りで330円。

親鳥は、道内産の米ぬかやおからを餌にしている。

自宅に帰って、冷蔵庫を開けたら卵が10個も入っていた。

この日からしばらく卵料理が続いた。

 

これで妻に内緒で出発した1泊2日の車中泊旅は無事終わった。

札幌から車で1時間ほどの場所でも、

ちょっとした非日常空間を味わえる。

寒い北海道。車中泊は年内にあと1回できるだろうか。