久方ぶりにAmebaを開いてみました。

 そして、ブログを書いてみようとする私…。


 これまでに何度もブログを書いてみようかなとは思ったけど、なんか書くに書けなかった。

 今の自分の状況をどんな言葉で説明したらいいかわからなかったし、説明する気にもなれなかった。



 私は今はニートです。

 稼げるデイトレーダーを目指しているニートです。


 昨年3月いっぱいで精神科医を辞めてから、専業トレーダーとなっているわけですが、トレードで生活していけそうな兆しはまだまだ見えていません。



 精神科医を辞めてから、色々とあって、旦那とは離婚しました。

 もともと大学医局側には不妊症治療のために精神科医を一時休業したいと言って、精神科医をお休みしているので、本来であれば復職しないといけないのですけど、私は復職していません。

 医局にも離婚したことは伝えていませんし、今でも精神科医に戻りたいとは思っていません。


 ただ、現実的には、預金が底をつくギリギリになったら、復職しなければならないとは思っています。


 それにしても、甘えた話ですよね。

 世の中には働きたくても働き口がなくて困っている人もいるのに…。

 こんばんは。

 ブログを書くのは昨年12月15日以来です。


 これまで私のブログを読んでくださっていた方は、私のブログ更新が滞っていたことを”仕事が忙しいからなのかな?”と思っているかもしれませんが、そうではありません。

 (仕事は相変わらず忙しいのですが、書こうと思えばブログを書く余力はありました。)


 ここ2ヵ月でプライベートに大きな変化があり、これまで自分の私生活をセキララにブログに綴ってきた私は、その変化について書くことを無視して、これまで通りにブログをあっけらかんと書くことができず、今日までずるずるずるずるといたずらに時を過ごしていました。



 ここまで書いておきながら、ここ2ヵ月の変化について書こうかどうか迷っています。

 ブログでは私個人が特定されないように気を使っているつもりですが、もしかしたら知っている人が私のブログを見たら、私だってわかるかもしれないし…。

 う~~ん。回りくどい!!



 私は3月31日付けで、今の精神科病院を退職し、休職します。

 そして、2ヵ月前までは、退職後は体外受精で旦那との子を妊娠し出産するという生活プランを考えていました。

 だけど、今ではそうではなくなってしまいました。3月いっぱいで退職、そして休職するというところまでは変わりないんですけど…。


 やっぱり、まだ書けそうにありません…。

 オラ、今、東京さにいます。

 明日から3日間の精神保健指定医取得のための講習会のためどす。

 ず~~っと地方で暮らしていた私には東京ってなんかびびる。


 事前に調べてみたら、羽田空港から宿泊するホテルに電車で向かうには、4回くらい乗り換えをしなくちゃならなくって、あたしにゃそれはムリだと思って、今日は空港からタクシーでホテルに向かうことにした。

 タクシーに乗って運転手さんは「高速使いますか?」と。

 地方暮らしのあたすはタクシーで高速を使ったことはない。東京さの交通事情はよくわからんので、とりあえず運転手さんには「おまかせします」と言った。


 タクシーに乗っている道すがら、おそらくはマンションであろう高層ビルがたくさん見えてきらびやかだった。「かっこいいな~~」とは思ったけど、暮らすにはなんだか息が詰まりそうな気がする。

 タクシーはフジテレビ横も通り、私はお上りさん丸出しで車窓に身を乗り出す…。


 で、20分程でホテルに着いた。

 そして、タクシー料金ちょいとビックリ。

 6650円。

 ”え、20分なのに…。”


 地元では休日の当直のときとか、たまにタクシーを利用するのだが、30分くらいでたいがい3200円といったところ。

 高速料金も加味したところで、せいぜい5000円かなぁと思っていた私が甘かった。

 一応、領収書はもらったけど、絶対病院からはお金は下りないだろうなぁ…。


 で、ホテル。

 本当は講習会が開催されるホテルに宿泊したかったんだけど、11月末に予約を取ろうとしたときには既にいっぱいで、しゃあないから近くのビジネスホテルに予約を取った。


 私の中では、ホテルにチェックインをしたら、職員さんが荷物を持ってくれて、部屋まで案内してくれるのがフツウになっていたけど、そうじゃなかった。

 そりゃそうだよね。安いビジネスホテルだもん。

 最近、夏休みのバカンスなどで、ちょいといいホテルに泊まることが多かったから、なんか私の頭はボケていました。

 そいで、部屋に入り、ガ~~ン。

 これも、ちょびっと考えてみたら当たり前のことなんだけど、どうやら私は少し贅沢ボケをしていました。

 部屋、狭し。デスク的なスペースも狭し。隣の部屋の音が聞こえます。

 旅の疲れを取るために、入浴剤を持参で来たけど、トイレと一緒の浴槽は予想以上に小さくて…。


 このホテルの唯一の救いはネットができること。

 そのおかげで、こうしてブログを書いてます。


 来年度からは無職=無収入になる私。

 ブランド物のバッグとか貴金属類には全く興味がないし、持ってないし、だから”私は貧乏生活はある程度は平気よ!”なんて思っていたけど、やっぱりどこかで私は医師の高収入生活に毒されていたのね。

 ふと思い出したこと。

 そういえば、今年4月に今の病院に赴任する前に、むりしゃり前向きに考えてみたことがあった。

 「今回の病院での勤務の経験を、何らかの作品に残すためにも、バッチリ頑張っちゃおう。」


 赴任前から今の病院が超多忙ということは知っていた。

 我が病院は、市内でも思春期・青年期の患者さんの医療に特化した病院として知られている。急性期の精神病から人格障害まで、何でもござれの病院だ。

 精神科医療に従事している人ならば、上記の文言だけで我が病院がいかに忙しいかがある程度わかってもらえるのではなかろうか。


 私は別に強く希望して今の病院に赴任させてもらったわけではない。

 旦那との別居は避けたいから、市内での勤務を大学医局側に希望したら、今の病院に赴任することになってしまった。

 ぶっちゃけ忙しそうだったから、ヤだったけど、一医局員の身分としては、そんなことは医局長には言えない。

 市内勤務が受け入れてもらっただけで、ありがたいと思えというところだろう。


 そういうわけで、赴任前にへこみそうな気分を、「この経験がきっと、将来の役に立つさ!」とぎりぎりポジティブに考えてみたりしていた。

 何の根拠も実績も才能もないけど、何となく漠然と物書きになれたら格好いいなぁなんて思っていたので、そう考えてみた。


 でも、実際は(案の定)多忙さに追われ、ただただ毎日、その日の仕事を無難に終えることしか考えていない。

 特に来年3月いっぱいで今の病院を退職することが決まってからは、なかなか症状が良くならない患者さんの診察をしていても、ココロのどこかで「とにかく来年3月までは、なんとか無難にいければいいが…」なんてことを考えてしまっている。



 今となっては、すっかりへたれ精神科医となってしまった私だが、医学生から医師になりたての頃はこうじゃなかった。

 今から思い返せば、キモイくらい私は熱かった(らしい)。


 結婚前の旦那に対しては、「仕事が忙しくて、家事が十分にできなかったら、家政婦を雇えばいいでしょ!」と医学生時代の私は言い放っていたらしい。

 家事よりも医業の方がよほど高尚なのよとでも言いたげな口調で…。


 同じく医学生時代に私が同級生の女子に言っていたことは、「だって、私たちは国民の皆様の税金で大学に通えているんだから(私の大学は国公立)、子供が産まれたら仕事をリタイヤしますなんて、国民に失礼でしょ!」的なことまで言っていたらしい。


 覚えてないんだけど。そうらしい…。

 っていうか、なんか、面倒くさい女だったね。


 もしも今の私が10年前の私に会ったなら、速効、張り倒されているだろう。

 あのときの熱かった自分が懐かしい(っていうか、覚えてないけど…)。

 日々、患者さんの診察時間を早めに切り上げることができず、他の医師に比べて多忙になってしまう私。

 考えてみたら、精神科の診察ってわかりにくいよね。

 身体科の場合で、例えば腹痛を主訴に受診し、お薬をもらって、その数日後に再診したとしたなら、患者さんは(薬の効果も含めて)腹痛の経過について話すだろう。

 だけど、精神科だと必ずしもそうはいかない。


 例えば家庭内のストレス(夫との不和としよう)から抑うつ状態(気分の落ち込み、意欲の減退、不眠など)になった患者さんが2回目に受診した場合。

 診察室に入った途端に、夫への不満をどわ~~っと話し続け、そして不調を訴え続けたる。夜は眠れないし、日中もイライラしてイライラして…。

 初診の段階で、不眠の改善のために軽めの睡眠薬を処方していて、イライラの改善のために軽めの抗不安薬を処方していた私は、”前回処方した薬だと効果不十分か…”と思い、”次は何を処方したらいいかな…”と考え初めていたところに、よくよく患者さんの話を聞くと、「お薬はなんか怖くって、飲んでません」とかいう言葉が返ってきたりして、ガクッと吉本芸人並みに椅子から転げ落ちたい気分になったりして…。

 薬を飲んでいないならいないで、怒らないから診察の最初に言ってほしい。


 いいか悪いかは置いておいて、現在の精神科医療は薬物療法が中心と言わざるを得ないと思う。

 調子を崩す原因となったストレスが何であれ、不眠に対しては睡眠薬を、不安感に対しては抗不安薬を、うつ症状に対しては抗うつ薬を処方する。

 精神科医が2回目以降の診察で知りたいのは、それらの向精神薬を服用した後の症状の変化だ。

 症状が改善したのか不変なのか、それとも副作用のために内服を継続することができなかったのか、などなど。


 2回目以降の診察で、患者さんがそれらに言及しようとしないのは、一つには医師の説明が不十分なこともあるかもしれない。

 初診の段階で、医師が「この症状に対して、このお薬を出します。次に受診したときに効果を教えてください」と言っておけば、患者さんも次回受診までの間に自分の症状を観察して報告することができる。


 でも、何年も通院している患者さんで、別の医師から引き継いだ患者さんの場合には、どの症状を改善することが治療目標なのかがはっきりしないことも多々ある。

 私もわからないし、患者さんも何か調子が良くないとは感じているんだけど、具体的にどういう風に調子が悪いのか説明できないこともあるわけで、そういうときにどう対応したら良いものか。


 時間が潤沢にあるのなら、診察時に患者さんとともにこれまでの経過を振り返って、問題点を洗い出すことができるのかもしれないが、多忙な外来の中ではそれはほぼ不可能に近い。


 それと、患者さんの中にはとにかく日頃のうっぷんを診察時に医師に聞いてほしいという人もいるのだが、申し訳ないけど、それはかなりムリ。

 うっぷんを5分に凝縮して語ってくれるのならいいのだけれど、なかなかそうはいかないことが多くって…。


 患者さんに対しては診察時に要点をまとめて言ってほしいと思っている私だが、またしても今回も自分で何が言いたいのか、ぼよぼよになってきた。

 ここいらで筆を置く。

 前のブログ(『怒サイレント』)の続き。

 ホントは学会準備の続きをしなければならないところなんだけど、やってらんね~気分なので、またブログを書く。


 普段の診療では、仕事やプライベートでなかなか「No」が言えずに、負担を山盛りに抱えているうつ病の患者さんに、「上手に断ることも大事ですよ」なんて言っている私だが、実際のところは人のことを言っている場合じゃない。

 私も限りなく「No」が言えない人間だ。


 前のブログを読んだ方は、「そんなに外来患者さんが増えて不満に思っているなら、事務方か院長に言えばいいじゃん!」と思うことだろう。

 でも、私は言わない。言えない。


理由① そういう性格だから…。


理由② 医師の中で最若年だから…。

 私は医師8年目だけど、今の病院では断トツの最若年。私の次に若い先生との間には8年くらいの開きがある。

 医者の世界って、体育会的なところがあって、経験年数が多い人がとにかく偉いのよ。若輩者の私が意見など…。


理由③ 来年3月で退職する身だから…。

 長期間の予定で勤務する予定ならば、病院の診療体制うんぬんに意見を述べてもいいような気がするが、あと4ヵ月で辞める身としては言いにくし…。


理由④ トータル患者数では、たぶん私は他の医師よりは少ない。

 外来・入院患者さんを一番多く診ているのは院長。たぶん私は院長の1/2くらいの患者さんしか診ていない。

 さんざん今の病院の文句を言っておいてなんなんだが、院長は通常営業中は外来患者さんを3分診療でサクサクとこなし、入院患者さんの面談は朝6時とか7時とかにやっているらしい。

 さすがに私は早朝出勤して患者さんの面談をするほどのモチベーションはない。仮にやろうと思っても、バスの都合からそんなに早い時間に病院に到着することはできない。

 私も外来患者さんを3分診療でやれるのなら、業務負担はもっともっと軽くなっているところなのだが、院長の3分診療が不満で「女医さんにゆっくり話を聞いてもらいたい」と院長から私に診療時間を長めに取らないといけない患者さんが続々と流れてくるので、一人一人の診察時間が他の医師に比べて長くなりがちだ。

 でも、それには私が人の話を途中で切るのは苦手というのも影響していると思われ、ある意味、自分の技量のなさから、自分の仕事の負担を軽減するように訴えるのはいかがなものかと思い…。


 おそらく、仕事量の多さを直訴できない最大の理由は④だ。

 患者さんには悪いけど、これからは診療中に余計な話が出てきたら、ザクっと切れるようにならないとなぁ…。

 私が来年3月までの任務を全うできないと、患者さんにとっても不利益なことだし…。

 今日もいつもの仕事の愚痴ブログ。


 今日の外来はこれまで以上に混んでいた。

 とは言っても、混んでいたのは私の外来だけ。


 これまでのブログにも書いたが、10月から非常勤の女医さん(A先生)が体調不良で休んでいて、A先生の担当患者さんが「A先生がお休みの間は、別の女医さんに診てもらいたい」と熱望する人が多い。

 そして、その御希望をすんなりと受諾するのが、私の病院のシステム。


 今日も新規の(前回は別の男性医師が診療した)女医希望の患者さんが数名おり、私としては「ちょい、ちょい、ちょい、ちょい~!」って感じ。


 うちの病院の外来診療のシステムは、事務室の机の上に医師ごとに受診を待っている患者さんのカルテが積まれるようになっていて、医師は一番上に置いてあるカルテを手に取り、待合室で患者さんを呼び診察室に誘導して診察をする。診察が終わったら、そのカルテを再び事務に戻し、次のカルテを取って再び患者さんを呼ぶ。

 だから、カルテの山の高さから、パッと見で、自分および他の医師の待ち患者さんが多いか少ないかがわかる。


 今日の私の外来は開始当初から、他の医師に比べてカルテの山が高かった。

 他の医師と比べても圧倒的に高い。2~3倍はあった。

 診療をコツコツを終えても、一向に他の医師との差は縮まらない…。

 

 他の医師たちは16時ちょっと過ぎには、外来診療を終えていた。

 なのに事務室の私のコーナーには、うず高く積まれるカルテ10冊程…。

 そのカルテの中には、上記の”A先生不在中も女医に診てもらいたい”という患者さんのカルテもあったりして、「断ってくれよ~~」との思いがぬぐえない…。

 結局、私が外来診療を終えたのは、他の医師からは2時間以上遅れ18時半。

 それから病棟の患者さんの診察を何人かして、今日は月初め恒例のレセプト・チェックの作業もあり、私はへとへとさ。


 私の脳みそハード・ディスクはいっぱいいっぱいで、超事務的にサクサクとレセプト・チェックをこなそうとしても、ふと気が付いたらレセプトの用紙に視線はあるんだけど、数秒くらい固まっていたりして、容易に進まない…。


 学会発表の準備(今日、予行演習をして予想通りダメ出しをたくさんくらったので、パワーポイントを修正しなければならない)および書類作成の業務がた~~んまりと残ってはいるんだけど、今日はレセプト・チェックまでで限界だった。


 患者さんの要望をなるべく受け入れることは大事なことだとは思うんだけど、このままだと私、つぶれるぜ。

 来年度からは休職することが決まっているから、どうにかやっているけど、もし来年度も今の病院での勤務が続行だったら、確実に私は今頃病んでいたと思う。

 ”うつ病で”と言いたいところだけど、アルコール依存症かな。

 さっきのブログでちょいと昔の恋愛のことを書いた。

 とりあえず学会準備が一段落したし、アルコールの勢いもあって私のボルテージが高まってきたし、そのことを書いてみようと思う。


 昔の恋愛というのは、1浪~大学1年生に付き合っていた元彼(A君:現整形外科医)のこと。

 A君と別れたのは20歳のときだったから、別離からもう13年近く経つ。

 そんなに時間が経っていても、(セックスレスの問題以外は)旦那様との関係は良好に進んでいても、月に1回くらいはA君の夢をみる。

 たいがいはA君とうまくいきそうになったときに、現奥さんのBちゃん(現皮膚科医)が現れてダメになる夢。

 ちなみに、A君およびBちゃんとは医師国家試験のときに顔を合わせたきりだから、もう8年は会っていない。


 別に今さらA君とどうこうなりたいとかは思っているわけではないけど、あまりに頻繁に夢に出没するものだから、いかがなものかと…。

 このブログをご覧になっているレディーたちも、こういう昔の男の夢って見たりしますか?


 ちなみに、精神科外来を訪れる患者さんの中には、精神科医なら夢分析に長けていると思い、夢の内容を詳細に話してくれる人がいるけど、たいがいの精神科医は夢分析も含めて、精神分析には長けていませんので、悪しからず。


 余談だが、医師カップルのダブル・インカムが羨まし。

 来年度から休職の身としては、サラリーマンの旦那の安月給だけでは、ちょいと不安なわけであって…。

 少なくともDrと結婚しておれば、そんな不安は感じなくて済んだのかなぁ…。

 あのときA君の前でもっとしおらしくしてれば良かったのかなぁ…。

 なんて、ちょっと夢想。

 強がりかもしれないけど、あのままA君と付き合っていれば、その後のスナックでのバイトとかはきっとしていなかったわけだし、きっと今の私よりも薄っぺらい人間になっていたのだと思う。

 あのときA君と別れたのは、ある意味、必然なのよ。

 と、自分を慰めてみる…。

 

 ふ~~。とりあえず学会発表のパワーポイントは何とかカタチになったわさ。

 たぶん明日院長に見せたら、ダメ出しの連発だとは思うけど、とりあえず私なりにやろうとはしましたって証さえ見せられればいいの。

 別に今回の学会ですんごい発表をして、”みるこ先生ってスゴイ”って周りのDrたちに思われたいわけでもないし…。


 学会で発表するって、医学生の頃は”なんかデキル医者みたい!”ってカッコ良く思えた。Drの中でも優秀なヒトだけができる権限なのかと思ってた。

 でも、実際は違いますわ~~。少なくとも大学医局に所属しているDrなら優秀かどうかは置いておいて、学会発表の任務は順番に回ってくる。


 昨年の○○学会では私の大学医局が主幹で、あまりにも発表者の数が少ないから、とりあえず学会としての体裁を保つために発表してくれと依頼があり、発表することになってしまった。一昨年もそう。


 普段から学会発表を意識して診療しているわけではないので、依頼があってから慌てて患者さんのデータをチェックしてみたりして、”あぁ、あの時、あの検査もしとけばよかったなぁ”なんて思うこと多数…。

 上記のように学会発表なんかは意識しないで診療しているから、発表で出すデータもちょいと稚拙なモノになりがち。


 今回、私が発表することになるのは、県内の小さな精神科学会。

 私が勤務する精神科単科のA病院は、非常勤で大学医局の若手医師に来てもらっているから、大学病院とは切っても切れない仲。

 そういう環境なので、A病院としてはその学会に誰かを発表に出さないといけないし、そういうときにお鉢が回ってくるのは若手(?)医師と決まっておる。


 私、精神科医歴8年。たぶん総合病院精神科とかでは、私のキャリアは中堅ということになるんだろうけど、A病院の常勤医師では最若年なのよ。

 私の次に若いDrとの間には8年くらいの開きがある。


 学会で発表したからといって、給与が上がるわけでもないし、診療業務量が減るわけでもないし、私にとっては学会発表はただの負担でしかない。

 発表の準備のために溜めこんでいる書類書きが、さらに滞るわけであって…。

 先日、事務のお局様から、「先生、書類を早く提出してください」的なお小言を頂いたけど、内心は「ムリだよ~~。私に何時まで働けと言うのよ~~」と言いたい気持ちをグッと堪えた。


 ごにゃごにゃと学会発表が面倒くさいということを書いてきたが、たぶん私は他のDrに比べたら、学会発表および論文掲載は少ない。

 医師8年目にして学会発表は今回を含めて3回目だし、医学雑誌とかに論文を提出したことは1回もない…。えへへ…。


 学会発表&論文掲載なんてクソくらいだと思ってはいるけど、(私の悪い趣味で)たまに元彼(整形外科医)の奥さん(皮膚科医)の名前をネットで検索してみて、学会発表&論文が多数ヒットすると腹が立つ。

 なんかヒトとして負けたような気がして…。

 ”私だって、頑張ってるのよ!”と叫びたい気分になったりして…。

 おほほ。見苦しいですわね。


注:今は整形外科医となっている元彼とは1浪~大学1年生まで付き合っていた。大学1年生の3月に元彼が現奥さんを好きになって別れることになった。


 前のブログに専門医とかの資格を持っているからといって、いい医者とは限らないということを書いたが、学会発表もしかりだ。

 どんなに学会発表とか論文掲載が多くても、いい医者とは限らないのさ。


 でも…、少なくとも…、そういう発表をしている医師は、していない医師よりはモチベーションが高い可能性大だから、ザックリ言えばいい医師が多いのかなぁ…。

 ただいマッチョマン!

 日当直業務を終え、先程帰ってきました。

 比較的ヒマな日当直だったので、睡眠もたっぷり取れました。


 業務が終わってバスに乗り、コンビニで旦那と2人分の弁当を買って家に着いたら、『パチンコに行ってきます』との旦那のメモ。

 ちっくしょ~~。こちとら学会準備が大変なのに~~!

 いえいえ。旦那様に罪はありません。

 居間には洗濯物が干してありました。旦那様が洗濯してくれたのです。


 学会発表のパワーポイントの締め切りは明日だから、今日が正念場!

 旦那様がいない方が仕事ははかどるから、むしろ旦那様がパチンコに行ってくれてラッキーかもね。