ふ~~。とりあえず学会発表のパワーポイントは何とかカタチになったわさ。
たぶん明日院長に見せたら、ダメ出しの連発だとは思うけど、とりあえず私なりにやろうとはしましたって証さえ見せられればいいの。
別に今回の学会ですんごい発表をして、”みるこ先生ってスゴイ”って周りのDrたちに思われたいわけでもないし…。
学会で発表するって、医学生の頃は”なんかデキル医者みたい!”ってカッコ良く思えた。Drの中でも優秀なヒトだけができる権限なのかと思ってた。
でも、実際は違いますわ~~。少なくとも大学医局に所属しているDrなら優秀かどうかは置いておいて、学会発表の任務は順番に回ってくる。
昨年の○○学会では私の大学医局が主幹で、あまりにも発表者の数が少ないから、とりあえず学会としての体裁を保つために発表してくれと依頼があり、発表することになってしまった。一昨年もそう。
普段から学会発表を意識して診療しているわけではないので、依頼があってから慌てて患者さんのデータをチェックしてみたりして、”あぁ、あの時、あの検査もしとけばよかったなぁ”なんて思うこと多数…。
上記のように学会発表なんかは意識しないで診療しているから、発表で出すデータもちょいと稚拙なモノになりがち。
今回、私が発表することになるのは、県内の小さな精神科学会。
私が勤務する精神科単科のA病院は、非常勤で大学医局の若手医師に来てもらっているから、大学病院とは切っても切れない仲。
そういう環境なので、A病院としてはその学会に誰かを発表に出さないといけないし、そういうときにお鉢が回ってくるのは若手(?)医師と決まっておる。
私、精神科医歴8年。たぶん総合病院精神科とかでは、私のキャリアは中堅ということになるんだろうけど、A病院の常勤医師では最若年なのよ。
私の次に若いDrとの間には8年くらいの開きがある。
学会で発表したからといって、給与が上がるわけでもないし、診療業務量が減るわけでもないし、私にとっては学会発表はただの負担でしかない。
発表の準備のために溜めこんでいる書類書きが、さらに滞るわけであって…。
先日、事務のお局様から、「先生、書類を早く提出してください」的なお小言を頂いたけど、内心は「ムリだよ~~。私に何時まで働けと言うのよ~~」と言いたい気持ちをグッと堪えた。
ごにゃごにゃと学会発表が面倒くさいということを書いてきたが、たぶん私は他のDrに比べたら、学会発表および論文掲載は少ない。
医師8年目にして学会発表は今回を含めて3回目だし、医学雑誌とかに論文を提出したことは1回もない…。えへへ…。
学会発表&論文掲載なんてクソくらいだと思ってはいるけど、(私の悪い趣味で)たまに元彼(整形外科医)の奥さん(皮膚科医)の名前をネットで検索してみて、学会発表&論文が多数ヒットすると腹が立つ。
なんかヒトとして負けたような気がして…。
”私だって、頑張ってるのよ!”と叫びたい気分になったりして…。
おほほ。見苦しいですわね。
注:今は整形外科医となっている元彼とは1浪~大学1年生まで付き合っていた。大学1年生の3月に元彼が現奥さんを好きになって別れることになった。
前のブログに専門医とかの資格を持っているからといって、いい医者とは限らないということを書いたが、学会発表もしかりだ。
どんなに学会発表とか論文掲載が多くても、いい医者とは限らないのさ。
でも…、少なくとも…、そういう発表をしている医師は、していない医師よりはモチベーションが高い可能性大だから、ザックリ言えばいい医師が多いのかなぁ…。