とやかく言う前に読んでみましょう。
まずは坂の上の雲の1巻。
時代小説って、まるで興味ないんだよなあ。
史実を脚色することはあっても、批判することはないから。
予想通り全くおもしろいと思わなかったけど、明治初期の時代背景が書かれていて勉強になりました。
昔から歴史が苦手で。知識として大事なのは分かっていても、興味が持てなかったんです。
教科書に出てくるのはエラそうな人ばっかだし、そいつらの名前をひたすら覚えなきゃなんないし。
暗記といえば、地理も似たようなもんですけど笑
とにかく、せっかく松山に住むから、昔の松山の状況を知りたい、と思ったんですね。
それが読むモチベーションでした。
改めて言うまでもなく、司馬遼太郎さんの時代背景についての記述はものすごいです。
舞台の時間や空間が変わるたびに、当時の風俗や制度について詳細に説明している。
授業料がかからないから、地方の貧しい士族が師範学校に集まったとか。
江戸の士族が伊予藩出身の士族を陪臣と言って罵ったとか。
ほんとかよって思うところもありますけど笑
明治初期の混乱を生きた若者は、上昇志向が強かったとか。
良い意味でも悪い意味でも想像力がすごい。
村上海賊の娘も、読むのが楽しみです。
もうすぐ仕事が始まっちゃうので、先になりそうだけど。
なんたって、大好きな海賊ネタです。