今日は趣向を変えて、アメリカの独特な文化を紹介しましょう。

それもツアーではまず体験できない庶民的な「軽食」です。

逆に言えば、留学なり駐在したことのある人なら避けて通れない体験です。

 

それは「デリ」です。

 

「デリカテッセン」の略語ですね。日本ではオシャレな店の名前に使われているようですが、アメリカでのイメージは確立されていて、雰囲気がちょっとでも違うと「ここはデリじゃぁないよ!」って言われちゃう。

 

町中のサンドウィッチ屋さんと言ってしまえばそれまでだけど、とにかく庶民的なのである。このコンセプトをファストフード化して小綺麗にしたのが「サブウェイ」、でもアメリカ人はサブウェイを「デリ」とは呼ばない。と言うか、もう呼べない。

 

多くは住宅街の角地にある酒屋(Corner store / Liquor store)かスーパーの中の一角にある。

 

ガラス張りのショーケースに所狭しと肉やチーズのスライスとサラダ類が並べられている。寿司屋のカウンター席のネタ入れの20倍の大きさを想像して欲しい。店員がいて、店員の後ろにはマナ板を通り越してもはや作業台としか言いようのないスペースがある。そこにはパンの山積み、具材のレタス、トマト、玉ねぎ、ピクルスがスライスされて準備されている。

 

肉10種類、チーズ10種類、パン5,6種類は平均的な選択肢である。

 

「パン」 - 食パン、全粒粉パン、ライ麦、ロール(サブウェイ風)、ピタ(ポケット)。。。

「肉」 ー ハム(4,5種)、サラミ、ローストビーフ、パストラミ、ターキー(七面鳥)、ボローニャ、コッパ(生ハム)。。。

「チーズ」 ー チェダー、スイス、アメリカン、ジャック、プロヴォローネ、モルタデラ、グーダ、モッツァレラ。。。

 

欲しい物を店員に要領よく伝えるのがエチケット。昼時になると列を作って並ぶので、「え~っと、何にしようかな」なって考えていたら冷たい眼差しがグサグサと背中に刺さってくる。

 

頼みたいものが決まるまで列に並ばないこと。そして並んで自分の番が来たらテキパキと注文する。

 

基本は「肉」、チーズ」、「パン」、「その他」になります。

 

ではおさらいをやってみますね。

 

"Ham and swiss on rye, everything but onions, please"

 

分かりましたか?

 

「ハムとスイスチーズをライ麦パンで。玉ねぎ以外全部入れて。」です。

 

ここで言う"everything" にはレタスなど以外にマヨネーズとマスタードも含まれる。(和辛子とは全然別物です。酸っぱいヤツ)

 

"Ham and swiss on rye, no onions, please" (玉ねぎ以外は欲しいは暗黙の了解だが、確認してくることが多い)

"Everything else?" (他は全部入れていいんだね)

"Yes, Please"

"Anything else?" (他には何かいる?)

"A small potato salad, please"

 

出来上がって受け取ったら "Thank you" でレジに行って支払う。

 

とにかく組み合わせはいくらでもあるからその時の気分で変えてみよう。

 

注文から支払いまで初めてスムーズに行った時の達成感を味わって欲しいですな。

 

因みにスライスの肉やチーズは目方売りしてくれるから、持ち帰って酒のつまみにする人も多いですよ。

 

では次回をお楽しみに。