4月第4週は、毎日南大沢にいたのですが、観察に出かけたのは4/25,4/26,4/28,4/29の4日間で、残りの3日間は天気が悪く大リーグを見ながらの展翅の日々でした。2月から3月にかけて出かけたエクアドルで採集し、現地で交尾器を抜いたセセリチョウの交尾器の処理と写真撮影、展翅作業がゴールデンウィーク中には終了しそうです。

 4月第4週に確認した蝶は、4月としては過去最多の24種に及びました。そのうちのダイミョウセセリ(4/26)、コチャバネセセリ(4/28)、ジャコウアゲハ(4/29)、モンキアゲハ(4/25)、ツマグロヒョウモン(4/25)、ヒメウラナミジャノメ(4/25)、クロヒカゲ(4/26)、コジャノメ(4/25)の8種は今年になっての初確認で、このうちのモンキアゲハは、過去最も早い初確認でした。

 

【4月第4週に確認した蝶】

ダイミョウセセリ(4/26)、コチャバネセセリ(4/28)、アオスジアゲハ(4/25,4/26)、アゲハ(4/25,4/26,4/289)、ジャコウアゲハ(4/29)、モンキアゲハ(4/25,4/29)、カラスアゲハ(4/29)、スジグロシロチョウ(4/25)、ツマキチョウ(4/25,4/269)、モンキチョウ(4/26,4/29)、キタキチョウ(4/25,4/26,4/28,4/29)、ムラサキシジミ(4/28)、トラフシジミ(4/25,4/28)、ベニシジミ(4/25,4/26,4/28,4/29)、ヤマトシジミ(4/25,4/26,4/28,4/29)、ルリシジミ(4/26)、ツバメシジミ(4/25,4/26,4/28,4/29)、テングチョウ(4/29)、ツマグロヒョウモン(4/25,4/28,4/29)、コミスジ(4/25,4/26,4/28,4/29)、ルリタテハ(4/26)、ヒメウラナミジャノメ(4/25,4/29)、クロヒカゲ(4/26,4/29)、コジャノメ(4/25,4/26,4/28,4/29)

 

ダイミョウセセリ(4/26)今年になっての初確認でした

コチャバネセセリ(4/28)今年になっての初確認でした

ジャコウアゲハ(4/28)今年になっての初確認でした

モンキアゲハ(4/25)観察開始以来最も早い初確認日でした

ツマグロヒョウモン(4/28)4/25が今年になっての初確認でした

ヒメウラナミジャノメ(4/25)今年になっての初確認でした

クロヒカゲ(4/26)今年になっての初確認でした

コジャノメ(4/25)今年になっての初確認でした

ルリタテハ(4/26)ここまで飛び古した個体はあまりいないでしょう

翅の損傷を鳥による攻撃とする見解がありますが私は、過去、相当時間の観察で鳥が蝶を攻撃した事例の目撃が極めて少ないことなどから、損傷は鳥の攻撃以外の事情と考えています