1月の読響横浜マチネーシリーズ以来のコンサートでした。ゴールデンウィーク中間の平日に渋峠に滑りに行きたかったのですが、天候が悪い予報だったため、南大沢でひたすら展翅。sのため、このコンサートがゴールデンウィーク中、唯一の外出となりました。

 予定されたプログラムは、すべて生で聞くのが初めての曲で、コルンゴルトの作品は耳にしたことがない曲(作者も未知)でした。ブラームスの大学祝典序曲とベートーヴェンの交響曲第4番は、いろいろな演奏を何度も耳にしたことがありましたが、生演奏は初めてでした。そのベトヨン、何度も耳にしてなじみの曲でしたが、生で聞くと楽器編成のコンパクトさも際立って、ベートーヴェンとしては軽快な耳触りの良い曲であることを再認識しました。

 初めて聞いたコルンゴルト、戦前の米国映画作品の音楽を多数作った作曲家だということがよくわかる軽快なヴァイオリン協奏曲でした。独奏者のロザンネ・フィリッペンスは、出てきただけで、これはオランダ人とわかる長身の女性で、ストラディバリウスが小さくみえました。意外だったのはアンコール曲、エネスコのルーマニアの様式による歌。オランダ人が演奏するロマミュージックは、とても不思議に感じました。いずれにしても、久々の演奏会、楽しく聞かせてもらいました。