2月22日から3月10日までのセセリの採集状況は、少し前にブログに書きました。ここではどのような場所を訪れたか振り返ってみました。上の図は、今回の旅行中のGPSデータをグーグルアースで読み取ったものです。2月24日にキト空港近くのTababelaを出発し、GPSの道程で539㎞離れた南部のTiwintzaに移動しました。ここに3泊、3日間で300頭の成果でした。3日目は、トラップを仕掛けた直後に雨が降り始めほとんど採れなかったので、実質的には2日間の成果で、結果的には、ここが一番セセリが豊富でした。27日にGualaquizaに移動。今回の旅行の最南端でした。2泊して、Quimi Reverで1日だけ採集したのですが、天候が悪く、その後の10日間予報がずっと雨だったので、29日は全く採集せずにTenaまでの407㎞を移動。翌日、途中2か所で採集しながら、今回の旅行の最西北端のCocaへ。Cocaの町は、ホテル代も食事代もほかの場所よりもかなり高く、また、ずっと雨だったことから3月2日からの3泊をLorentoに滞在。おおむね2日間の採集で242頭の成果がありました。採集終盤はTenaに滞在して、Llauana周辺で採集、実質的に3日間で成果は189頭でした。このように、今回の採集旅行は、おおむね3か所での採集。だんだん成果が貧弱になった感がありましたが、最終的には843頭の成果、移動距離は、GPSデータで2550㎞となりました。2022年に訪れた時が2900㎞あまりでしたので、若干短かったことになります。経費は、チケット代が¥197,280、現地で使った金額がUS$2,312、日本国内の電車賃等を加算すると、日本円で合計55万円弱かかったことになります。円安の影響がもろに出たといえるでしょう。

 下の図は、高度プロファイルを示したものです。今回は、ほぼ低地に滞在していたことがよくわかると思います。