正しい「ナンバ歩き」って、知ってますか?

 

今、世間に広まっている「ナンバ歩き」は、左足と左手、右足と右手を同じ方向に同時に出す歩き方ですよね?

でも、それって正しくないんですよ。

 

正しい「ナンバ歩き」は、「体側の動きに合わせて体を動かすこと」を言います。

具体的には、左足が前に出るときは左体側に沿って左手が下がり(前に出るのではなく)、同じく右足が前に出るときは右体側が下がる感じになります。

反対に左足を戻すときは、左体側は上に上がる感じで、同様に右足が戻るときは右体側が上がる感じになります。

要するに、体の中心に軸があって、軸を中心に体を捻る現在の西洋式の体の動かし方ではなく、左側と右側の二つの体側があって、それらをそれぞれ独立させて動かすイメージを持って体を動かすのが、古来からの日本の持つ「体を動かす技術」つまり「ナンバ」です。

 

足の指も、西洋式に親指で土を蹴るイメージではなく、足の親指の根元(母指球)と残る四本の指で地面を踏んで足を運ぶ感覚(土を蹴るのではない)で前に進むようにします。

この進み方だと、体の揺れがなくなります。丁度、雪駄を履いているときの感覚ですね。

 

実際に正しいナンバ歩きをしてみますと、体の左右の体側が動く感覚を感じられますし、歩幅もほんの少しずつですが広くなりますので、歩くスピードは変わらないのに歩く距離は自然と伸びます。(結果、歩くのが早くなります)

それだけでなく、暑い中でも体に疲れを感じることなく歩き続けることが出来ます。それとお通じが良くなります。

 

短距離は実際に測ったことはないので分かりませんが、長距離を走るのはとても楽になります。

何よりも呼吸がとても楽です。きっとこれも西洋式に体を捻ってしまうことで肺に入る空気の量を制限してしまっていたのが、両体側を上手く使って動いていることで無理なく空気を取り入れることができているからなのでしょう。

 

小さい子供たちは、自然と「ナンバ歩き」をしています。

ナンバ歩きが、体にとっては最も自然なもの、元から備わっているものだからなのでしょう。

それを西洋式に改悪してしまう現在の体育は大間違いです。まぁ、でも体育教師自体が、「他人からやれと言われたことをやる」ことしか出来ない筋肉脳だから、望むべくもありませんが。

 

そうそう、そういえば短距離の末続選手は「ナンバ」を取り入れて走っていると聞いたことがあります。

実際、ウェブで見てみますと、スタートは「ナンバ走り」のように見えます。

それと現在、世界記録を持っているウサイン・ボルトの走り方は、どうみても「ナンバ走り」です。しかもスタートからフィニッシュまでずっとナンバです。あの動きがあの速さの秘密、つまりは「歩幅を大きくすること」が早く走る鍵なのでしょう。

 

東京オリンピックは、単細胞の役立たずのポンコツ爺様共が金儲けのためだけに開催され、それにノセられた「筋肉脳」たちが踊らされ、晒し者にされる惨めな恥ずかしい、みっともない場でしかないので、オイラは全く興味はありません。

正直な話、迷惑な出来事でしかありません。「コロナをバラまかなきゃいいな」くらいにしか思えません(実際には既にバラマキ放題ですけど)。また、障害者を暴力的に迫害して、それを自慢している大馬鹿者を音楽担当に据えて平気なツラのポンコツ爺様共にはヘドが出ます。

 

が、トップ選手と言われる選手たちの体の使い方、動かし方についてはとても興味があります。

末続選手は残念ながら五輪には出ませんが、今でも現役ですから、きっと自然な体の使い方を知っているのでしょう。ボルトも同様、体を上手く使うこととはどういうことか知っているのでしょう。

いつか目の前で見てみたいものです。

 

筋トレも、重たいものを繰り返して無駄な筋肉を身につけることしか出来ない「筋肉脳」の選手たちは、トレーナから言われた通りをやることしか出来ません。自分で考え、自分で工夫することの出来ない「筋肉脳」は、選手としての成長が止まるのは早いです。それに加えて、言われたことをやるだけ、トレーニングをすることだけしか出来ず、結果、体を傷つけて辞めていく多くの人がいます。トレーナーに潰されていくことを受け入れるしか出来ないのは、そもそも自分自身の「何も考えない態度」に問題があるからだと考えることすらできないからなのでしょう。

(自称)トレーナーと言われる人たちも、やれ「炭水化物は必須」だの、やれ「タンパク質の過剰摂取は不可」だの、「筋トレは重要」だのと、適当な根拠のないことばかりを偉そうに言っています。それらゴタクをそのまま受け入れて落ちぶれる筋肉脳共も困ったものです。成果も上げられず、時間とお金の無駄使いをする。バカなことです。

 

ナンバ歩きをすると、腹筋が自然と割れてきます。お腹の両側から凹んでくる感じです。

マシントレーニングなんてする必要はありません。

 

無駄な筋肉つけても、きついトレーニングをいくら繰り返しても、それは無駄でしかありません。

それよりも体がどういう作りで、どう動かせば良いかを知るべきです。

 

普段からできることといえば、背伸びをするときに、左右を意識して、別々に伸ばす(具体的には、右足のかかとを上げながら右腕を伸ばす。左側も同様)ようにすると、背中のあたりだけでなく、足先にも血の流れを感じることができます。両手を伸ばしながら足も伸ばすなんてのは西洋人の作ったインチキ体操です。オイラはしませんが、お好きな方はどうぞご勝手に。

 

まぁ、筋肉で脳味噌ができている人たちには全く響かない話でしょうけど、末続さん、ボルトは知っているんでしょう。

それがトップ選手というものです。