誰もが知る少年週刊漫画雑誌。それは「少年ジャンプ」。

少年ジャンプに掲載されている作品には、共通したテーマが設定されている。

それは「努力」「友情」「勝利」。

「仲間と共に何かに向けて頑張って勝つ」

このテーマがない作品は掲載すらされないらしい。(除ギャグ漫画)

 

なんかね、今放送中のオリンピックの放送も、少年ジャンプのテーマを踏襲しているのではないかということに気づきました。

選手の経歴の紹介はもちろん、特に競技を終えた選手へのインタビューが、どう見ても少年ジャンプのテーマに完全に沿ったもの(テンプレ)で、見ていると、思わず白けてしまうのですよ。

 

例えば女子スキージャンプの高梨沙羅選手へのインタビュー。

前回の北京五輪で、ジャンプスーツの違反で失格となりメダルを逃した高梨選手が、今回銅メダルを獲得した際のインタビューが酷い。ジャンプテンプレ押しプラス泣かせたら最高という鬼畜の手口。

高梨選手から、「北京以降、一時はやめようと思ったけど、周りの人たちの支えのおかげで頑張ってこれた結果、このメダルを取れた。」との返答を得る。涙はなかったけど、インタビュー後に仲間と抱き合う姿が映される。

なんだ、努力、友情、勝利、そのものじゃないの。泣かせようなんて鬼畜の仕業だよ、ウンコ頭!

 

それから女子ビッグエアの村瀬選手からも同じような言質を取っている。

曰く、「前回の北京では銅で、それ以降なかなか勝てなくなり、競技に取り組む気持ちが萎えてしまった。しばらくボードに乗っていなかったが、「自分のために跳ぼう」と気持ちを切り替えて、周りのスタッフとのやり取りもあって、今回金を取れた。」と言わせている。

これも努力、友情、勝利。

 

それから女子カーリングの吉村選手。

高校時代からずっと期待されてきたのだけれど、ようやく五輪出場。

17年間、心が折れなかったことには驚きしかないが、これも努力と友情の証としたいらしい紹介ビデオ。

勝利は、五輪での一勝か。

 

おいおい、画像もインタビューも完全にジャンプ・テンプレだよ。

だから、どのインタビューも同じように聞こえてしまう。

おそらくインタビューを受ける選手側も、こう返事しろ、って言われてしっかり準備しているのだろうし。そうしておけば「反省してまーす」(古)で袋叩きにあうようなこともないだろうし。

 

みんな真面目。みんな優等生。

あぁつまらん。

 

それにしても少年ジャンプの編集・企画の力、というか熱意が凄い。

四大雑誌の中でもぶっちぎりトップ。

その思い、熱意がテレビのインタビューに使われるとは。

恐るべしジャンプ。