すぐにオペ室にかけつけた私達。
私は最悪の状態を想像せざるをえませんでした。
なかなかオペ室から出てこなくて、控え室で待つ時間が異様に長く感じました。
その間、私は全身の力をこめてずっとずっと念力みたいなのを送っていた覚えがあります。
ひたすらずっと神様にお願いしながら、パワーをシエさんに向けて送っていました。
しばらくして、ウィーンとオペ室からの扉が開き、中からベッドに乗せられたシエさんが出てきました。
すぐにかけ寄る私達。
そこには、もぞもぞ動いているシエさんの姿。
「・・・生きてた!!!」
それだけでどんなに嬉しかったことか!神様ありがとう!
本当に本当に神様っているんだって思ったときでした。
ドクターの話によると、シエさんは全身麻酔をかけようとするところに
いきなり大量の吐血をしたとの事。それも輸血をしなければ危険な状態だったというくらいの量を。
すぐに輸血が始まり、原因を探るべく内視鏡科のドクターがかけつけ胃カメラが挿入される。
すると、発見されたのはなんと胃潰瘍!!それも何箇所かあった様子。
すぐクリッピングされ、出血はすぐ止まったとの事。
もちろん、骨折のオペは中止。
全くの予想外でした・・・。まさか胃潰瘍になっているとは!!
話を聞くと、胃潰瘍ってほんの短時間でもなってしまうらしい。へたすると3~4時間とか。
骨折するまで、胃痛の症状とか全くなかったので、出来たのは骨折後なのか?
そうすると、それほどシエさんにとってストレスがかかっていたのか・・・。
ドクターに「麻酔の前で良かったです」と言われました。
そういう土壇場での自己表現?がなんともシエさんらしいな~って感じです。
顔を見ると、オペ前より顔色が良好!行く前は真っ青だったのに。
「いやぁ~~びっくりしたよぉ~。でも吐いたらね、スッキリしたよ☆」と
家族の誰よりも本人が一番元気な感じで、思わず笑ってしまいました。
「そう簡単には死なないわよ」
って言っているようでした。持ち前の精神力がシエさんを生かしてくれたのかな?
<つづく>