4月の上旬に始まったヒガシキリギリスの孵化

 

ここ2年は、1、2匹くらいしか孵化せず

生息地で補充という感じでしたが

 

 

本年はちゃんと沢山沢山孵化してくれました

 

 

 

 

 

現在、こうした環境の飼育箱2台で飼育しています

 

今回は早くから2台に分けました

 

なぜ2台に分けたかというと

 

キリギリスの若虫ちゃんたちは、飼育箱の蓋が開くの今か今かと待っていらしゃって

メンテナンスで蓋空けると、出てきちゃうのですね

 

これを1匹1匹捕まえて元に戻すのが大変なので

1箱あたりの数を少なくして

対処しやすくしました。

あまり過密だと共食いもしますしね

 

飼育環境は

 

①土

②脱皮用の鉢底のネットをアーチ状にしたもの

③洗濯用の糸くずネットを蓋に挟み込んでいます

 

①の土は、キリギリスは草原とかに生息していて地面に降りてくるので土があったほうがいいです

逆にヤブキリは樹上性になるので、あまり地面は必要なかったりします

②の脱皮用の環境は、ぶら下がって脱皮するので、バッタの仲間の飼育には必需品です

③のネットはとても重要。キリギリスの天敵はアリです。この中に小さなアリ1匹でも入り込んだら

アリは仲間呼び、襲撃されてキリギリスは全滅してしまいます

なのでぜったいにアリが入らないうにします。

 

餌は

 

キュウリと鈴虫の餌

 

鈴虫の餌はこれ

 

 

 

 

いろいろなメーカーの試しましたが、キョーリンさんのこれが

一番よく食べます

 

そして4月の孵化から5月の上旬ぐらいまでは

 

菜の花やハルジオンの花を与えます

最初の頃は花の花粉が主な餌になるのですね

 

そして、ハルジオンの花が枯れ始めている今時期からは

 

クズの葉を入れています

 

イネ科の葉とか長年に色々試しましたが

クズの葉は好きみたいでよく食べます

 

キュウリ、鈴虫の餌、クズの葉を基本食に

 

アブラムシとかオンブバッタの若虫とか小さい芋虫とかを

与えたりしながら育てます

 

現在はこんな感じです

 

 

 

 

 

 

 

アーチ状の羞じ底ネットの所で上手く脱皮してくれたようです。

 

 

 

 

成長としてはちょっと遅いのかな

もう少ししっかり食べさせた方がいいかもしれないです

成虫になるは、6月の下旬から7月の上旬ですから

 

これから

もう1段階、2段階の脱皮したところで、オスとメスがハッキリするので

 

そうしたら

 

今度はオスとメスに飼育箱を分けます

 

メスの方が強いので、結構オスを狙ってしまうのですね

 

そして終齢近くなったら

 

さらに飼育箱を分けて成虫まで単独飼育なります

かなり肉食の傾向が強くなって共食いしますので。

 

3ペアくらい最終的に育てます

 

成虫になったら合流して1つの飼育箱で育てます

不思議と成虫になるとみんな仲良し。

 

ということで

毎年やっているのですが

成虫までの飼育は結構大変だったりします。

 

 

 

 


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