今年の探鳥の目的に、まだ遠くでチラッとしか見たことのない、
アカショウビンとブッポウソウを、しっかりと観察することを考えていました。
アカショウビンは前回のブログの様に、何とか見ることが出来ましたので、
次にブッポウソウを見たいと色々調べ、7月末の梅雨の晴れ間に
時期的には少し遅かったのですが、長野県の天龍村に行って来ました。
天龍村に決めたのは、何とか日帰りで行けたからです。
新幹線で豊橋まで行き、ここから さらに飯田線の特急で2時間ほどかかりました。
(村を流れる天竜川→前日の雨で白く濁っている)
(村役場→屋上に巣箱を設置している)
この日、掛けてある巣箱の内、村役場以外はすでに巣立ちが終わっており、
ここの巣箱も巣立ちが始まっていて、前日に1羽、この日も2羽が巣立ちしました。
観察は、他のCMと一緒に村役場から30~40m離れたお寺の庭からです。
到着後、見ていると親鳥が近くのアンテナに止まって鳴いたり、周りを飛んだり
たまに餌をあげたりしながら、巣立ちするように促しています。
(アンテナに止まった親鳥、左下に巣箱)
(アンテナ上のブッポウソウ)
(飛ぶブッポウソウ)
(巣箱の様子→最初は1羽だけが外の様子を見ていた)
(その内、一羽が外の板の上に移り、2羽目も顔を出した)
(親の帰りを待つ雛達→嘴はまだ白っぽい黒色)
(親鳥がセミを咥えて帰ってきた→外で待っていた雛は餌を貰うつもり満々)
(親は巣箱の中の雛に餌を与え・・・・)
(それを見て、外にいた写真の雛はがっかりしたような様子で、
親鳥を見送り、屋上のフロアーに落ちる様に飛び出し巣立ち)
巣立した雛は死角に入ってその後の様子は、分からなくなりました。
そのあと1時間もしないうちに2羽目は親から餌を貰うと直ぐに飛び出し
近くにある木立の向こうに飛んで行き、これも姿が見えなくなりました。
(しばらくすると、また餌を咥えて親が帰ってきた)
(今度も餌はセミの様)
(餌を貰って親鳥を見送ると、その後すぐ飛び出して遠くまで飛んで行き巣立ち)
巣立ちの瞬間は2羽とも予想に反した動きで写真には撮れませんでしたが
巣立ちが見れてラッキーでした。
もう一羽が残っていましたが、ライブカメラでは巣箱の端にいて当分巣立ちしそうにないので
お寺を離れて急な坂を川まで下り、のどかな山村の風景を楽しみましたが
帰りの電車に乗る駅までの道のりは、急な上り坂で、暑さが厳しくなったこともあって、
2~3度水飲み休憩をしてしまいました。
(別のブッポウソウが近くに来たので追い払っている様子)
(最後にブッポウソウの飛翔を)
帰りの電車は長くなりますので、一杯飲みながら、本を読んだり、
携帯を見たり、弁当を食べたりと列車の旅も楽しみました。
ひろよし