次の日の帰りは宇野港から岡山まで在来線に乗り、新幹線までの乗り換え時間が予定では10分でした。
ところがアナウンスなく2分ほど到着が遅れていて、乗っていた列車の車両が新幹線の乗り場までかなり遠く、また平日夜の乗客が非常に多く普通に歩いたら「こだま」に間に合わない可能性がありました。
それで、人の間をすり抜けながら走って行き、階段を駆け上り新幹線の改札口に走り込み2枚の切符を入れると、ゲートが開かない! どうやら宇野からpitapaで入ったので、そこから岡山までの分を清算しないといけないようでした。
しかし精算してると間に合わないと思ったので、強引に突破しました。
そしてそのまま新幹線乗り場までまた階段を駆け上りました。
長い階段でしたが、エスカレーターのないところでした。
時間を見ると出発まで4分。
在来線を降りてから新幹線ホームまで4分で走れたようです。もっと長い時間走った気はしてましたが。
電車には間に合ったのですが、「こだま」には車内販売はなく、20時半ごろに新大阪に着くまでは何も飲めないし食べれないので、元々ホームの売店で駅弁を買う予定でした。
あたりを見回すとセブンイレブンが目に入ったので、急いで駆け込み弁当を探しましたがなさそう。
それで近くにあったサンドイッチを3つほど掴んで、飲み物も冷蔵庫から麦茶のペットボトルを急いで取り出してレジに出しました。
レジのおばちゃんは全く急ぐ素振りもなく焦りました。
でもサンドイッチや麦茶を取り出す時に、先にいたサラリーマン風の方が僕の焦っているのを察して、親切に譲ってくれたので、ホント感謝です。
ギリギリで「こだま」に乗り、席に着くと座り心地のいいゆったりした座席でした
。「こだま」自体空いていて「のぞみ」の雰囲気とは全く違った空間のように感じました。
「のぞみ」は二人掛け席と三人掛け席ですが、「こだま」は二人掛けが二つで座席が広いようです。
椅子の材質も良く、まるでグリーン車に乗っている感覚でした。
これならいつも「のぞみ」より「こだま」の方がいいなとその時は思いましたが、相生で10分、姫路で5分など停車時間が長く44分で行けるところが76分かかること、1時間に1〜2本と本数が少ないことを考えると急ぐ旅や長距離は無理だなと思い直しました。
しかし新大阪から広島くらいだったら、予定次第だとは感じます。
相生や姫路に停まっているとき、「のぞみ」が横を通過して行きましたが、最高速に近いのかすごいスピードでした。
特に上下線が同時に通過した時は本当にあっという間で、あんな長い物がという不思議さを感じたくらいで、体験できたことが嬉しいほどです。
新大阪に着いてから新幹線の2枚の切符を改札機に入れると、予想通りゲートが開かなかったのですが、今度は突破せず有人の精算口で切符とpitapaを出して精算してもらいました。
結局行きも帰りも乗り換えに予想外の時間がかかってしまったので、次回旅行する時はもうちょっと余裕を持って計画を立てようと思いました。