明日のイタリア戦を前に
ジャパンメンバーに
話をしてくれと頼まれ
ミーティングの中で
檄を飛ばしてきました。

 

 

チームは5月末から集まって
活動しているのだそうですが
選手主体でまとまって
雰囲気も良いと言う事です。

 

多くの選手がサンウンブズで
プレーをしているので、
そこに何人かが合流する形で
ジャパンが形成されます。

 

試合前に久しぶりに
メンバーが集まる
我々アマチュア時代とは
全く環境が違います。

 

丁度田村選手が50キャップを
取ったので記念ジャージの
授与式を行うと言う事でした。

 

ホテルオークラの
スタッフルームに到着すると
薫田さん、総務の大村さんと
リーチマイケルキャプテンが
ミーティングの流れの
打ち合わせをしていました。

 

簡単なゲームをして、国歌の練習をして
その後で話をしてほしいとの事。

 

その後田村選手のジャージ授与式をして
リーチマイケルキャプテンが
明日の試合に向けた話をして締める
と言う事でした。

 

スタッフルームでしばらく待機し
国歌の練習が終わったタイミングで
ミーティングルームに入りました。

 

 

入ってみると、ONE TEAM
と書かれたバナーが貼られ
歴代のジャパン選手の名前や
写真が貼られた円柱の
モニュメント?が
立てられていました。

 

大村さんから今日のメンターはと
選手やスタッフに紹介をしてもらい
15分程の話をしました。

 

紹介にも、パワーポイントで
何枚もの写真が用意されていたのが
我々の頃とは違うところです。

 

簡単な自己紹介、前回のイタリア戦の
話をした後で、私の体験
2つのエピソードを話しました。

 

1つは私がラグビーとの
本格的な出逢いをした
高校ジャパンの
オーストリア遠征での原体験。

初めてジャパンのジャージを着て、
ウオーミングアップを終え
グラウンドに出る前の
ロッカールームで
スクールウォーズのモデルにもなった
コーチの山口先生から

 

「いいか、皆んな待っているぞ❗️
お前らが勝ったって言う知らせを‼️
日本でなぁ、お前達のお父さんお母さん
学校の先生も協会の人も
皆んな待ってるぞ‼️

 

と檄を入れられて、ボロボロと涙を流して
グラウンドに出た。

 

涙を流してグラウンドに飛び出して
命を懸けて戦う熱いラグビーに
出会わせてもらった話。

 

 

もう1つは、試合の後の
アフターファンクションで
倒れた人がいた。

 

それを見て、心理的な限界を超えて
倒れるまで走りたいと思つた話。

 

心理的な限界を超える様な
練習を続ける事で
チームは強くなると言う話。

 

 

2019年のラグビーW杯は
単にW杯が日本で行われるのではなく
ラグビー🏉自体が
西洋中心のラグビーで終わるのか
あるいは人口の1番多い
アジアに広がり
本当の意味で、世界のラグビーと
なるのかの、まさに分岐点。

 

W杯はそのアジアの代表として
日本が開催し、そして日本が戦う。

そんな意味でもジャパンの勝利を
待っている人たちが大勢いる。

 

その事をどうか使命と感じて
W杯迄の日々を戦ってほしい。

 

たかがラグビー、されどラグビー。
人間は意味や価値を感じる生き物。
ラグビーに、桜のジャージに
最高の意味や価値をを感じると
命を超えるもの、使命が生まれる。

 

『力は使命の観より発す‼️

 

そう言う意味でも、狂になって
戦ってほしい。

 

狂は幕末の志士達、坂本竜馬や
吉田松陰が大好きだった言葉。

 

古くは王陽明も自分の事を
狂の人物と言ったという。

 

人間は、本性的に
狂の部分を持っている。

そういう意味で、
現代人の一番大きな狂いは
狂えないと言う狂いだ

 

何よりも狂った時ほど
鮮やかな物はない。

 

使命を感じ狂ってほしい。
皆んながジャパンの活躍を待っています。

 

話し終えセレモニーが終わった後の
ミーティングルームで、キャプテンの
マイケルリーチと記念撮影。
(ミーティング中の写真は遠慮しました)

 

この後チームの食事に合流して
一緒に夕食を食べました。

 

ホテルのバイキングですが
いろんなものが好きに食べられて
いい環境ではないでしょうか。

 

ラグビー談義をしながら
楽しいひと時を過ごしました。

 

神戸の街には
日本代表vsイタリア代表の
バナーが飾られています。

 

 

イタリアはテイア1のプライドにかけて
激しい戦いを仕掛けてくるでしょう。
ジャパンがどんな戦いを見せてくれるのか
とっても楽しみです。

 

 

大阪のグランフロントで
パブリックビューイングをやります。
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