【2023/8】ベトナム(サイゴン~ムイネ―)旅行記 vol.2 | 旅人Toshiの徒然独り言。

【2023/8】ベトナム(サイゴン~ムイネ―)旅行記 vol.2

 

■8月13日(日) Day_2  

 

昨日はVPN接続のDAZNで深夜3時ぐらいまでサッカー観戦してたたおかげで若干寝不足ながら7時過ぎに起床。

外は既に車やバイクが行き交っており、クラクションや威勢のいい声が響きわたる。

バルコニーに出ると、目の前に9.23公園、真下にファングーラオst.を見下ろすことができる。

デタムst.も近いし、これぞサイゴン!という感じだ。我ながらいいホテルを選んだと納得のチョイス。

閑静な部屋でしか落ち着かない、眠れない、という人には無理だろうが、僕にしてみたらこの雰囲気を味わわなければサイゴンに来た感じがしない。

Agodaで予約した『The Noble Swan Wood』(Executive Double with teracce:3600円/泊)一般というエコノミーホテルで普通のシングルルームなら2,000円ちょっとだったが、テラス付きのダブルはそこそこ広いし、バスルームもまあまあちゃんとしてるし、何よりも立地の利便性を考えたら悪いレベルではない。(ただ近隣ビルはピンク系マッサージ店多し。金額聞いたらショートで$50とか言ってたけど交渉すれば半額ぐらいにはなりそうな気がする)

9時過ぎにシャワーを浴び、近くのタイビン市場の屋台に朝食を食べに行く。

 

 

 

 

 

 

タイビン一番はファングーラオstのバスターミナルの一番奥の道向かいにある小さな市場だが、ベンタイン市場のような観光客ずれした場所と違い、完全に地元民の食卓という感じ。食堂の他にも、肉屋、魚屋、八百屋、フルーツ屋、花屋、金物屋、雑貨屋まで庶民の必需品がだいたい揃っているし、何よりも安い!

オフィス街であるドンコイ・エリアやデタムst./ブイビエンst.などの観光客向けの店と比べれば物価は半額ぐらい。

昨日ブイビエンst.で見たバインミーなんかVND30~40kぐらいしてたけど、ここなら地元民価格のVND15(≒90円)。しかも旨い!そして、アルミのコーヒーフィルターで落とした練乳たっぷりのベトナム・コーヒー。この練乳とコーヒーのグラデーションがたまらない!。昔ならデタムst.周辺のカフェBarに行けばどこでも飲めたが、今や完全にヨーロピアンタイプが主流になってしまい、下手すればネスカフェとか出てきちゃうのが悲しい・・・うまそうな匂いと煙に誘われてつくね串と合わせても250円もしない安い朝食。しかもバイクの排気ガスとエネルギッシュな雰囲気の中で屋台で食べるメシはなんともアジアっぽくて落ち着く。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

市場のフードコートでひとしきり食べた後、おやつにゴイクン(生春巻:VND8k)とランブータン(VND10k)を買ってホテルに戻る。ゴイクンも昨日ブイビエンで買ったものの半額だ。フルーツは本当はライチが欲しかったが、なかったのでランブータンで我慢する。あとは、お決まりのホビロン(ゆで卵)。フィリピンやベトナムに来ると、ついつい買ってしまう。今回はちょっとチキン感のする2週間目にしてみた。

 

 

 

 

ホテルに戻り洗濯をして午後から外出。

まずはタイマッサージをみっちり90分。(VND500k≒3,000円)

正直、クオリティーも値段も本場タイには敵わない。まぁ、日本の”もみほぐし系”のマッサージに比べればだいぶマシ。もっと安いマッサージ屋もあったが、そうゆうところはだいたいピンク系で、入ったらすぐに別料金の交渉が待っている感じのところが多いので注意が必要。

その後、ファングーラオst.沿いにあるフォー専門店で遅めのランチ。

この『Pho Quynh』という店は結構な有名店で、サイゴン市内のフォーの店でググるとだいたい最初の方に出てくるフォー屋だ。フォー・ボー(牛肉)が看板メニューだが、他のメニューもだいたい旨い。コロナ明け4年ぶりだったが、相変わらず繁盛していたし、味も変わらず旨かった。VND80k(≒480円)と庶民的な屋台のフォーに比べれば倍ぐらいするが、このクオリティーのフォーなら払う価値あり。

その後、翌日のムイネ―行きのバス会社の乗り場を確認。

リクライニングタイプのバスを日本からネット予約していたが、てっきり『Hanh Cafe』のバスだと思っていたが、行ってみたら、バス停がHanh Cafeなだけで、バス会社は『Nam Hai』という別のところだった。ただ、聞けば「すぐそこだ」ということで行ってみたら、何のことはなく、ホテルからわずか100mぐらいのところで全く問題なかった。この辺に宿を取ると移動は手っ取り早くていい。

ちなみに90年代後半~2000年初頭ぐらいの頃、外国人旅行者が安心して使える長距離のバス会社(旅行代理店)といえば、デタムst.にある『Shin Cafe』(現・The Shin Tourist)『Kim Cafe』の2つしか選択肢がなかった。ローカルバスは、基本的に旅行者NGだったし、運よく乗せてくれたとしても、遅れるし、席が無かったり、地元民の3~5倍の料金を請求されたり、イチャモンつけられて賄賂を要求されたり散々な目にあった。『Hanh Cafe』はちょうどその頃に出てきた”第三の新興勢力”として出てきた旅行代理店だったと記憶しているが、路線・本数の部分で2大巨頭には遠く及ばない存在だった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

[後記]

2000年代初頭、Shin Cafe、Kim Cafeが$20ぐらいでサイゴンからハノイまで1号線を縦断できるバスPassが販売されていて、ベトナムを南北に移動するバックパッカーはだいたいこれを利用してた。ニャチャン、ダナン、フエ、ハノイなど主要都市どこでも途中下車可能でとても利用価値が高かった。(但し、サイゴン➡ハノイ、または、ハノイ➡サイゴンか、一方都合で逆戻りは不可)

また、Shin Cafeにはバス、電車、飛行機のチケット、VISA申請などの旅行代理店業務の他、インターネットCafe(この時期、日本語対応のPCはまだ少なく、ローマ字打ちでHotmailを送っていたこともあった。ただメール一通送るのに10分以上かかることもザラで$1/hの料金をよく値切っていた)や旅行者情報ノートもあって、非常に役立っていた。日本人の書き込みも多く、近隣の観光地や安宿情報、カンボジア、ラオスなどのVISA入手方法など、スマホやSNSもない時代、貧乏バックパッカーにとっては役に立たない旅行ガイドブックよりもはるかに貴重な情報源だった。

暇なバックパッカー(沈没者)などはだいたいShin Cafeの前でたむろって、そこで仲良くなってつるんで遊んでいた。砂埃舞うデタムst.で自転車で通りゆくアオザイのおねーちゃん達をみんなで鑑賞していたが、今や都市部の街中でアオザイ姿は激減していて非常に残念である・・・