【2023/GW】タイ(クッド島~チャーン島)旅行記 vol.1 | 旅人Toshiの徒然独り言。

【2023/GW】タイ(クッド島~チャーン島)旅行記 vol.1

■プロローグ 

 

去年2022年8月、コロナ・パンデミックが始まって、ようやく海外旅行が解禁になって以来、3年ぶりに行ったのがタイだった。その時は2014年8月のサムイ島に行って以来、久しぶりだったのでその時代の変遷を見る意味でも、8年ぶりにまたサムイに行こうと思った。

今回はJALマイレージの期限切れ直前に駆け込みで近場の海外で予約できたのが、たまたまバンコク行きのチケットとなって、予期せず去年・今年と2年連続のタイになった。ということでチケット取ったはいいがノープラン。熟考(?)の上選んだのが”最後の秘境”と称される「クッド島」だった。

1997年以降バックパッカーとして何度となく(15~20回ぐらい)訪れてきたタイで、正直その時々によって”最後の秘境”は違う。

プーケット、ピピ、パンガン、タオ、サムイ、サメット、チャーン・・・

タイに場合はだいたい行く時期により目的地を決める。特にタイの有名な島はマレー半島挟んで東西で乾季/雨季が逆なので、どちらかは必ず乾季になのでそちらをチョイスする。そんな理由もあり、今回チョイスしたのが「クッド島」だった。

もう一つの理由。それは世界的に有名なダイビングスポット”ラン島”があること。タイだとタオ、ピピがよく取り上げられるけど、チャーン島沖の小島でタイの自然保護地域となっている。ただラン島はただのダイビングスポットで宿泊施設はない。拠点としてはマーク島 or クッド島。ラン島に近いのはマーク島だが、チャーン島に飽きた欧米ヒッピーが昔集まっていたと言われる秘境ということで行ってみようと思った。

あと、チャーン島も2009年に一度行ったきりだったのでどうなっているか気になったので、ここも寄ってみることにした。

 

 

■スケジュール(8日間)

 

Day_1:東京 ~ バンコク

Day_2:バンコク ~ クッド島

Day_3:クッド島

Day_4:クッド島 ~ チャーン島

Day_5:チャーン島

Day_6:チャーン島 ~ バンコク

Day_7:バンコク

Day_8:バンコク ~ 東京

 

■4月26日(水) Day_1 

 

あいにくの大雨の中、成田空港へ向かう。

僕は傘を持ち歩くのが嫌いだ。特にバックパッカースタイルの旅で持ち歩くのは更に抵抗がある。

故に、若干濡れることを承知でも大雨の中、レインジャケット装着。東南アジアを回る時は雨が降ってもだいたい濡れて歩くのが通常なので、現地で使うことはほぼないが、飛行機に乗る前にびしょ濡れは周囲の人に迷惑なので仕方ない。

東京駅からバスで16:50成田空港着。

ラウンジで、ビールとジンソーダはがっつり飲んで搭乗準備完了。

19:00定刻通り、バンコク行きのANAに乗り込む。

 

 

 

 

定刻よりやや早く、23:30ぐらいにスワンナプーム空港到着。

深夜着だとバスやMRTなど公共交通機関がないので仕方なくエアポート・タクシーで、カオサンrd.へ移動。去年の夏休み以来8ヶ月ぶりのバンコク・カオサンroadへ。

ここ10年定宿にしているRumbutrri Village Innにチェックイン。

去年の夏もJALの深夜便で同じぐらいの時間にチェックインしたので軽くデジャビュ。

さすがにここ数年で値上がりしてきたとはいえ、一番安いシングルで一泊THB500~600(2,000~2,500円)と、カオサン近辺で屋上プール付き、エアコン付きではかなりコスパの高い中級ゲストハウスだ。

1泊US$2~3の格安ドミトリーを渡り歩いていた学生旅行や放浪時代にはとても手が出るホテルじゃなかったが、大人になったものだ・・・(と言ってもこの歳になってもたまにドミトリーも泊まるけど)

 

シングルルームの鍵をもらい、荷物をおろし、身軽になって深夜1時過ぎからの日本出国祝いに飲みに出る。

眠らない街・カオサンrdはこの時間でも当然のごとく人で溢れており、Barやレストラン、マッサージ店などにも人が多く集まっている。

街を歩いていると、そこら中からマリファナの匂いが漂ってくる。去年よりまた一段とカンナビスShopが増えた感じだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ひととおり、カオサン周辺をブラブラして最終的に昔よく泊まっていた安宿エリアに行きつく。

ひと昔前(90年代後半~2000年代ぐらいかな)の日本人バックパッカーがよくたむろしてた辺り。

シングル一泊だいたい$2~3の宿が密集していた。(一番よく使っていたのが『CH2』、空いてなかったら『Nat2』『Sweety』とか。当時THB60~80/泊≒$1.5~2)

共同トイレ/シャワー、窓無し、エアコンなし(やる気のないファンのみ)、薄暗いヒヨコ電球一つぶら下がってるだけ。2~3畳の独房にシングルベッドと荷台置いたらほぼスペースなし。よくてちっちゃい机と椅子があるぐらいで、仕切りはベニヤ板みたい薄い木材一枚。そう、映画『The Beach』に出てきたような”バンコクの安宿”そのまんまのようなゲストハウスがこの辺りにはたくさんあって、日中部屋にいても暑いし、やることもないから(たいてい旅人は暇)、ゲストハウスの前にプラスチックの椅子並べて、飲んでいた。

あとはエアコン目当てに、ラチャダムヌン大通り沿いのマクドナルドでアイスコーヒー一杯で何時間も粘る。。。

日記書いたり、本読んだり、同じ宿の奴ら(日中暑いから結構な確率で誰か知り合いがいる)と旅話、バカ話をして日中の暑さを凌ぎ、夕方から活動を始める(と言っても褒められた活動ではない)、という若かりし頃のバンコク沈没生活がフラッシュバックする。

 

ただ、僕はこのバンコク片隅のニッチな小通りで僕は忘れられない青春時代を過ごさせてもらった。

そして、20年経った今でもここで飲ませてもらっている。

 

 

 

 

 

[後記]

学生時代や放浪時代によく来ていたこのバンコクの名もない小通りを粋がって歩いていたあの頃、20年後もさまか同じこの場所で深夜3時まで飲んだくれている人間にっているとは思いもしなかった。

(現実は想像よりも奇なり・・・)