合格するための条件を
私は次のように思っています。
1.正しい日本語で最後まで読めること
2.求められている答であること
3.求められている順番で答えていること
4.ハッキリ具体的にイメージできること
5.技術士としての思考の流れがわかること
6.内容が正しいこと
7.専門的に詳しく書いてあること
8.論文用紙の8割を時間内に埋めること
9.手が勝手に頭にある答を書いてくれること
まず、1.正しい日本語で最後まで読めること
についてお話ししましょう。
私たちは普段日本語で話したり、書いたりしているのに
いざ論文を書くとなると書けなくなるんです。
それは、普段使っている日本語、
口語と言っていいかもしれませんが、
すごくあいまいなのです。
例えば主語が抜けていたり、主語と述語が
合致していないことなどよくあります。
それから、自分だけしかわからない内容を
書いてしまうこともあります。
私も現場監督時代に
「そこ!もうちょっと、バイブレータ、突っ込めよ」
「そこも時間が短いよ。もっと長く!」
「大体そんな感じで、ここ、ちょっと掘ってみて」
などとその場で指示することがありました。
これをちゃんと文章にするのは
とても難しいですよね。
バイブレータを突っ込む箇所はどこなのか?
平面的に断面的に書かないと
試験官には伝わりません。
平面的に理解してもらうためには、
全体像を伝えないとどこの場所かわかりません。
最初に論文を書くときにつまずくところです。
自分はわかっているので、
自分だけしかわからないことを
当然試験官も知っているように書いてしまうのです。
・・・というより、試験官が何がわからないか
ということがわからないのです。
そして、ものすごく詳しく書き出すのです。
現状や状況説明に3枚中1枚を使ってしまう人もいます。
もちろん論文用紙の制限枚数が決まっているので、
本番でそんなことを書いていたら
求められている答えを書くマス目がなくなってしまいます。
試験官に伝わる論文を書くためには訓練が必要です。
効率的に、短い時間で伝わる論文を
書けるようになるためには、実際に論文を書いてみて
少しずつ修正していくしかありません。
同じ問題文でも、論文の答えは書く人によって違います。
接続詞一つ違ったり、書く順番が違うだけで、
試験官への伝わり方が違うのです。
自分は分かって書いているので、
試験官に伝わらないとは思えないのです。
誰かに見てもらうことが一番確実で早いですね。



