い 京都の旅を綴っているのですが、諸事情により中々進まないので、季節がズレズレになっていることをご了承願います・・・<(_ _)>

 さて、気を取り戻して京都の旅を綴りますね。宿泊ホテルにチェックインし、少し休憩をしてから翌日予約している「川床料理」の店の場所を確認する序でに晩ごはんを食べようという事になりました。

さて、向かったところは四条通を歩いて行きます。

鴨川に架かる四条大橋の先には南座が見えます。

四条大橋から見える南座

 

1603年(慶長8年)、京の四条河原で出雲の阿國がが始めた’’かぶき踊り’’をその起源とする’’歌舞伎’’は、日本の伝統芸能であるだけでなく、日本が世界に誇る現代の総合舞台芸術として高く評価され、ユネスコの世界無形文化遺産に指定されているのだそうですよ。

阿國

 

 元和年間(1615~1623年)、京都四条河原に公許された7つ櫓の伝統を伝える劇場なんですよ。1996年(平成8年)、登録有形文化財に登録されています。

 

先斗町(ぽんとちょう)

 先斗町は三条通の一筋南から四条通まで通じる鴨川に沿った南北500mあまりに亘る細長い通りの所で、京都の花街のひとつなのです。

 

 この地に水茶屋が初めて設けられたのは1712年(正徳2年)の頃といわれ、初めは高瀬川を上り下りする高瀬舟の船頭や旅客目当ての旅籠屋が茶立女を置いていました。1859年(安政6年)になり、芸者嫁業の公許が下り、祇園と並ぶ花街として有名になったのです。



 べにがら格子の家が両側に立ち並んでおり、東西に五十番まで数える大小の路地があるのです。幕末には勤王派VS佐幕派に分かれて抗争した志士たちが追われて、この路地に潜んだり、待ち伏せしたのだとか・・・

 

 先斗町の語源は、東が鴨川(皮)、西が高瀬川(皮)、皮と皮に挟まれた鼓を叩くとポンと音がするのをモジッて「ポント町」の名が生まれたとも、ポルトガル語のPONTから来ているとも言われているそうです。

 とまぁ、先斗町を掻い摘んで紹介しました。当日は、とにかく路地いっぱいに観光客が右往左往しており、特に外国人の方がほゞほゞ9割がたでしたね。

 さて、翌日に夕食を予約した店も確認できたので、いよいよ夕ご飯を食べるお店を探しました。

 

京のおうち割烹「月をみ」

1992年創業の京都おうち割烹の店で、旬を味わえるお店なのです。

 店構えからしてちょっとお高く、一見さんお断りかなとちょっと敷居が高いと思いきや、気さくな店員さんが中に案内してくれました。

 今回はカウンター席に案内され、ホッと一息。板前さんはちょいとヤンキーっぽい気むずかしい顔をしていますが、一見の小太郎達にも気さくに声を掛けてくれました。よくこういう店では、常連さんと大分対応が違うと言われるけれど、そういう分け隔てが感じられなかったので、居心地が良かったです。

 

アサヒスーパードライ生ビールとお通し

当日は、かなり暑い日だったので、喉を潤すには最高の一杯!

 

伏見 柚子タイムとお通し

柚子の香りとさっぱりとした後味のリキュール

 

おまかせ盛り合わせ

 刺身はどれもこれも魚本来の食感が味わえ、中でも生タコの刺身はねっとりとした身に醤油と山葵で戴くと酒進みますね!

 

アサヒスーパードライ生ビールをもう一杯

 

鱧の落とし(湯ひき)

 やはり京都に来たのなら、これを食べずにしてはいられないですよね。鱧はクセのない魚だけれど如何せん小骨が多く、骨切りなしには食べられませんよね。鱧の落としは活鱧でないと作れないそうなのですよ。鱧を開いてから骨切り庖丁で皮1枚を残し、数ミリ間隔で骨を切り、湯引きしてサッと氷水に通して身を引き締めてあるのです。梅肉をつけて戴く京都ならでは一品ですよね。

 

京都 丹波ポークの西京味噌漬け焼き
脂味が甘く柔らかい食感、西京味噌の香りがまたいいねぇ~
 
サントリー 角ハイボール
 
京大根の牛すじ煮の牛すじ無し
京大根の牛すじ煮を注文したのですが、残念ながら品切れということでガッカリしていたら、板前さんが牛すじはないけれど京大根が少し残っているからと出してくれました。メッチャメチャ大根に牛すじの旨みが滲みててトロケそうな食感。この煮物のつゆをごはんにかけて食べたいくらいつゆも美味しかったです。
 
さて、そろそろ〆もん
〆もんは相方と別々に注文しました。
 
漬け物はきゅうりと山椒昆布
 
京だし茶漬け
 
だしがふわりと香り、サラサラッと食べられました。
 
今晩の炊き込みご飯
 
これまた具材と米に味が滲みてて美味い!
 
いい雰囲気の中で食事が出来てまんぞくまんぞく
 
また、京都に来たら、寄りたいおうち割烹料理屋です。
ここなら、小太郎お勧めですね。
 

割烹料理の歴史

「割烹」という言葉は、江戸時代からあったと言われており、江戸の後期には調理方法から「高級料理」を意味するようになったと言われています。

そして明治時代には、カウンター席やテーブル席で料理を食べる方式になりました。その後、「カウンター席やテーブル席で気軽に高級料理を食べられる」「板前が目の前で即席で調理してくれる」「好きなものを注文できること」から人気に火がついたと言われています。そして、大正から昭和にかけて全国に広がったとのこと。

 

割烹料理と懐石料理(かいせきりょうり)の違いは?懐石料理は割烹料理の一部とも言われていますが、

①割烹料理:1品ずつ注文できるので、料理を食べる順番が決まっていない。

②懐石料理:一汁三菜から出てくる。料理を食べる順番が決まっている。

また、懐石料理はお茶を楽しむための料理なので、お茶に合うようにあっさりとした味付けにしていることが多いのだそうです。

割烹は料亭に比べると一人で利用しやすく、板前とも話しやすいという「お手軽さ」が特徴。一方で料亭は高級感のある装飾品に囲まれて複数人で食事をする「格式の高さ」が特徴。ただし、現在は割烹料理と料亭の違いは曖昧になってきています。たとえば割烹料理のお店でも個室があったり、料亭でも個室がなかったりするそうですよ。