さてさて、今日から暫くはカレーの日になるのだぁ~
豚バラブロック、人参、玉ねぎを炒めまぁ~す
そうそう、小太郎家では牛肉ではなく豚肉がカレーの主役ですが何か・・・あなたのお宅のカレーはどちらかな・・・
何故、東西で別れるのかは諸説あるそうで、関西以南では農耕用に牛を飼っていたことから、明治以降の文明開化で食用に転用されたらしいんだね。関西では近江牛、松坂牛、神戸牛等のブランド牛が多くあり、豚より牛肉を好む傾向があるそうなんだ。一方、関東以北での農耕用には馬は飼われていたんだが、食用としては生産量が少ないため、それほど広まらず、代わりに養豚が盛んになったそうなんだよ。ってことで小太郎は関東以北系ということで、豚肉派なのでぇ~す。
ガンガンと大鍋で野菜と豚肉を煮込んでいきます。
そうそう、豚バラ肉は脂が多いからカレーに入れた際、脂が溶けだして旨み、甘み、コクが増すんだよね!
それとジャガイモは入れないのです。っていうと温かい季節にじゃがいもカレーはちゃんと管理して保存しないとカレーにカビが生えるからね・・・これ本当。経験したんよね!
ハウス ジャワカレー 辛口・スパイシーブレンド
各3箱ずつ計6箱使用
1926年(大正5年)に大阪の稲田食品製造所(現在のハウス食品)が、カレー粉・小麦粉・油脂・旨味成分等を固形化した「インスタントカレールウ」を「ホームカレー粉」の商品名で発売されて、現在に至るんだよ。
イギリスから日本へカレーが伝えられた日米修好通商条約が締結された翌年の1859年(安政6年)と言われており、日本で初めて「カレー」という料理の名を紹介したとされる書物は福沢諭吉の1860年(万延元年)「増訂華英通語」で、「Curry(コルリ)」という表記があり、これが始まりと言われているのです。
福沢諭吉
最初にカレーを食べた日本人として記録されているのは、会津藩白虎隊の一員であった山川健次郎(当時16歳)だったらしいんですよ。1871年(明治4年)に渡米した際、船中食でカレーライスなるものを食したというんですね。しかし、健次郎がカレーライスを選んだのは、それが唯一米を使った料理であったからで、米だけを食べてカレーはすべて残したとか・・・
山川健次郎
徳川時代の鎖国から解放された明治時代は、国をあげて欧米文化を積極的に取り入れてきたのですよ!
第1日目
カレーライス
今回のごはんは五穀米に豚肉タップリの上にスパイスがメッチャ効いているんだ!
1873年(明治5年)、「西洋料理通」という本で「カレー粉」を使い小麦粉を入れるとトロミを出す調理法が紹介されているとか・・・
第2日目
カツカレーライス
とんかつは肉屋製のロースとんかつ。これがまた美味いんだぁ~
1873年(明治6年)、日本陸軍の将校を養成する学校で土曜日の昼食に「ライスカレー」が提供されるようになり、1908年(明治41年)にはイギリス海軍を模範としていた日本海軍が、イギリス式カレーを採用したのだそうです。なんでもこの頃、軍人の死因は脚気で、深刻な問題となっていました。白米中心で栄養バランスが偏った食事が脚気の原因であるとされ、イギリス海軍のカレーを参考にしたところ脚気が激減したそうです。
この時採用されたカレーはイギリス海軍の食事にあったカレーを日本の米に合うようにアレンジしたもので、現在のカレーライスのルーツと言われているんですよ。
ウィリアム・スミス・クラーク
1876年(明治9年)には札幌農学校(現・北海道大学)の教頭として着任した「Boys be ambitious!」の名言で有名なクラーク博士が、生徒たちの体格の貧弱さを改善する為に米飯偏重の食事からパン食・肉食への転換を提唱し「生徒は米飯を食すべからず。但し、ライスカレーはその限りに非ず」と推奨さいたそうなのだ。
第3日目
カレーうどん風こんにゃく
カレーをベースに鰹だしに麺つゆで延ばして麺つゆを作っているのです。うどんの代わりに、つきこんにゃくを使うので、前もってめんつゆに入れて一晩寝かせて味を浸み込ませるのがコツだよ。
さてさて、軍隊の食事として定着したしてきたカレーライスは、作り方を覚えた兵士によって各家庭に伝わり、日本全国に普及したそうなんですよ。そうそう、カレーライスの献立は現在も自衛隊に引き継がれて、曜日の感覚を忘れないように毎週金曜日カレーライスが出されるそうなんだよ。
カロリーは低く、食物繊維が多く含まれているこんにゃくうどんは食べ応え十分!こんにゃく独特の臭みも気にならないんですよ!
大正時代に入り、玉ねぎ、人参、じゃがいもを使った日本式カレーが誕生したのでした。
第4日目
チーズカレーリゾット
戦後になると、学校給食としてカレーが全国的に採用されるようになりました。なんでも終戦直後、食事事情が悪かった日本に、インドから沢山のスパイスの提供を受けたことやカレー業界関係者がカレーを広めようと努力した為だと言われているのだそうですよ。当初のカレーは、カレー粉で味を調え、小麦粉でとろみを出すなど、手間が掛かる料理でしたが、1950年(昭和25年)には固形のカレーが発売され、家庭でも作られるようになったんですね。
今回はカレーこんにゃくのルウが余ったのでこれを使ったので、こんにゃくも見えているのでありますよ。ピリ辛のカレー味にトロ~リとろけたチーズが円やかで美味しいんだ。
今回は4連チャン、カレーシリーズだったんだけれど、いつもは5連チャンで「焼きカレードリア」でフィニッシュなんだけれどね・・・
あなたは4連チャン、「カレーの日」はイケるかな・・・(笑)
ごちそうさまでした _(._.)_
※ そうそう、「ライスカレー」と「カレーライス」の違いって知っていますか?
・「ライスカレー」はご飯にカレーがかかった状態で提供されるもの
・「カレーライス」はご飯とは別の容器にカレーが入った状態で提供されるもの
と定義には諸説あるようですけれどね・・・(笑)
1964年8昭和39年)の東京オリンピック開催の頃に「ライスカレー」から「カレーライス」へと一気に呼び方が変化したと言われていんですよ。そして「カレーライス」という呼び方は、有名レストランや百貨店の食堂が発祥という説もあるそうなのですが、定かではないそうです。