それは11月のことだったのだけれど、一泊二日の横浜の旅をしたときの事。一度は泊まってみたかったホテルに泊まる夢が叶ったのでした。

 ちょっと前置きが長くなりますので、スルーしたい方はどうぞ・・・(笑)

 

山下公園

 通称山下公園通りを挟んで山下公園の真向かいに位置し、横浜中華街へ通じる横道沿いにそのホテルはあります。

ホテルニューグランド

 関東大震災で倒壊して廃業した外国ホテル「グランドホテル」の後継館として建てられたのです。

 

 現在の本館は、1927年創業時に渡辺仁の設計で建築されたクラッシックホテルの代表例として名高いとか。

 

1927年と刻まれています。

 

 1930年代には、ルーフガーデンで大桟橋など横浜港を見ながら食事が出来たのだそうです。

本館の玄関

 

1927年 創業当時の玄関

軍国主義が濃くなっていることがよく分かる時代ですよね。

 

ロビーの大階段の先には川島織物のタペストリーが掛かっています。

 第二次大戦後、接収され連合国軍最高司令官マッカーサー元帥も歩いた階段です。

創業当時の階段に立つスタッフ

 

本館ロビーの大階段 2階から下を望んでいます

 

小太郎、大階段にて・・・

 

2階ロビーには、高さ6mのマホガニーの柱が残っています。

 本館は洋風の中に和風の意匠が加えられた豪華な造りだったのですね。

 

昔の2階ロビーで寛ぐ西洋夫人

 

 中庭にあるイタリア直輸入の噴水いるのは、旅人を癒してくれる天使ラファエルなんだとか・・・

大天使ラファエル

 薬剤師、盲人、病人、精神障害、旅人の守護者。キリスト教では守護天使を監督する天使とされているのです

 作家の大佛次郎は10年間、住いとして滞在したのだそうですよ!ホテル住いなんて、凄いよねぇ~・・・(驚)滞在費を考えると半端ないよね・・・(笑)

大佛次郎がホテルの屋上から山下公園を望んだワンショットだと思うんだよね。

奥に見えるのは大桟橋かね・・・船も旧式だよね。

 

大佛次郎夫人の愛猫の飼い方と馴らし方

 

第二次世界大戦戦前の話、マッカーサー元帥は新婚旅行で滞在したこともあるのだ

 

二刀流元祖のべーブルース

 

喜劇王 チャールズ・チャップリン

 

も滞在しているのです。

1923年に関東を襲った関東大震災時、当時港町として栄えていた横浜ですが、レンガ造りの建物の多くが瓦礫の山と化してしまいました。ホテルニューグランドは、1927年、政財界からの強い働きかけにより関東大震災の復興のシンボルとして、フランス海軍病院跡地で開業しました。

1945年に第二次世界大戦が終戦した際、ポツダム宣言後調印式に向けて来日したマッカーサーはホテルニューグランドに滞在しました。その後、米軍が進駐していた時期にはマッカーサー元帥の専用室が用意されました。マッカーサーは、戦前にも来日したことがあり、新婚旅行も含めて2回ホテルニューグランドを利用しています。

この他にも、皇族、イギリス王族などの国賓や、チャーリー・チャップリンなどのVIPにも多数利用されてきました。1991年には、ホテルニューグランドタワーを開業、2004年に全面リニューアルを行ない、2011年にはプリファード・ホテル・グループに加盟しています。

 1945年、連合国最高司令官として来日したマッカーサー元帥が新婚旅行に序でまたもや暫く滞在しているのです。

 

テルニューグランド本館玄関から降伏調印式に向かうマッカーサ―元帥

 

 日本が第二次世界大戦に敗れた後の7年間は、占領軍将校宿舎として接収され、戦前の錚々たる宿泊者を記したゲストブックが持ち去られたのだそうですよ。そこまでするか・・・?ってされちゃったのですがね・・・(笑)

 それから、このマッカーサー元帥が当時宿泊していた315号室は「マッカーサーズスイート」として一般宿泊が出来るとか。2020年時点で一泊24万円也・・・(笑)

 

今でも本館玄関前の様相はほとんど変わっていません。

とまぁ、さわりを話ました。

 

あっ、そうそう、松任谷由実さんと松任谷正隆もこのホテルで結婚式を・・・

 

 

 その歴史を感じさせる外観や、美しい内装から、映画『有頂天ホテル』やドラマ『華麗なる一族』など、様々な映画やテレビの撮影で使われています

 

 さてさて、小太郎達は高いビルの1991年(平成3年)18階建て(73m)のニューグランドタワーに宿泊します。

 

ニューグランドタワーのロビー

 

 さて、チェックインの手続きを・・・そうそう、フロントのホテルマンの気さくで気持ちよくチェックイン出来ました。

 

今は米価レートは大分違いますが、宿泊時はこのレート

 

部屋の鍵は防犯性の高いディンプルキー

さぁ、部屋へ向かいます

 

エレベーターもかなり年季が入っていましたね。

 

廊下はこんな感じのシンプルの中に落ち着きあり・・・

 

今回宿泊したのは7階

ツインルーム

 

部屋の窓からは

みなとみらい

 

大桟橋

 

横浜港が見える部屋でしたよ。

 

カップ関係はきちんと揃えられております・・・

 

 冷蔵庫に備えてある飲み物は超高く、コカ・コーラが885円と破格な値段なのでとても手が出ません・・・(笑) コンビニで飲み物を確保してきました。

高級ホテルってものはこの値段が普通なのでしょうね・・・(笑)

 

          
夜も更けたのでお休みなさい・・・
 
 スタッフの皆さんも凄く丁寧に対応してくれる行き届いたサービスは流石、ラグジュアリーなホテルですね。ロビーの生け花も素敵でした。今回は、ホテル発祥の食べ物と、すぐ傍にある中華街で食事をしたりしたので素泊まりにはなりましたが、機会があれば今一度泊まり、レストランで横浜港の夜景を見ながらディナーでも・・・(笑)
 
続きは、山ほどあるので、少しづつ掲載していきますので、お見逃しなく・・・(笑)