さぁさぁ、前回は珈琲館のモーニングサービスを紹介しました。実はこの続きがあるんですよ・・・(笑)

 というのは、モーニングサービスのオーダータイムギリギリで頼んだ後は、ランチに・・・

 

珈琲館

 

珈琲館 CM 2021 女優 久保陽香

 

 相変わらずエアコンが効き過ぎており、隣の家族はかき氷を食べていたのですが、寒さで半分でK.Oされて帰って行きました・・・(笑)

 

ランチタイムが始まるまでアイスコーヒーをお替りしてあと少し待ちます・・・

 

またまた追加で、

炭火アイスコーヒー

 

 さて、いよいよランチのお出まし! 今回は一品紹介で、次回にもう一品を紹介しますね

 

珈琲館の特製ナポリタンランチセット

 喫茶店といえば、ナポリタンかやきそばかってか・・・(笑)

 

 やはり、こういうランチについているサラダって野菜が小刻みになっているから実に食べ難いですよね・・・(笑)

 

 珈琲館の特製ナポリタンは、意外と濃厚な味わいで、ベーコンの塩気も効いて美味しいんだよ!

 

懐かしい味って言ったらいいのかな・・・(笑)

 

 

 ナポリタンは第二次世界大戦後まもなく、横浜にある1927年(昭和2年)開業の「ホテルニューグランド」で誕生した日本の洋食なんですよ。その他にもドリアやプリンアラモードもこのホテル発祥というのも知ってましたか・・・

 

 終戦直後の1945年(昭和20年)、来日した連合軍総司令官、ダグラス・マッカーサーは厚木飛行場に降り立った足で、ホテルニューグランドに向かったのです。以後7年近くにわたり連合国軍最高司令官総司令部(GHQ)に接収されたのです。このGHQってポツダム宣言を執行するために日本の占領政策を実施した機関なんですよ

 

ホテルニューグランド 総料理長、入江茂忠

 進駐軍は、そこへ軍用食として大量のスパゲティとケチャップを持ち込んでいたのです。

米兵たちは、茹でたスパゲティ塩、コショウで味付けし、ケチャップを和えたものを昼食、夜食として食べていたんだそうです。

 そこで・・・そんな粗食を見かねた当時の総料理長、入江茂忠がケチャップの代わりに生のトマトと玉ねぎ、にんにく、トマトペースト、オリーブオイルを使ったトマトソースを考案し、ハム、マッシュルームを炒めてスパゲティに加え、先のトマトソースを和えて、パセリのみじん切り、パルメザンチーズを振りかけた一品を完成させたのがナポリタンの発祥なのです。

 

 

ホテルニューグランドのナポリタン

 入江は、スパゲティが日本人に受け入れられ易いよう、ひと手間加え、7割方茹でたパスタを冷まし、5~6時間置いてからサッと湯通しをし、柔らかくなったパスタは、うどんに慣れ親しんだ日本人とって馴染みのある食感にわざわざ仕上げたんだそうですよ

 直木賞作家の浅田次郎は「正統のナポリタンは、アルデンテなどであってはならぬ。昨日茹で上げて冷蔵庫に眠っていたような、ブヨブヨのスパゲティが好ましい」と描写しています(浅田次郎『パリわずらい 江戸わずらい』小学館より)

 

センターグリルのケチャップナポリタン

 ホテルニューグランドで誕生した元祖ナポリタンにはケチャップが使われていないんです。そうそう、我々に馴染みのケチャップナポリタン発祥の店は1946年(昭和21年)横浜の花咲町で開業した洋食店「センターグリル」を石橋豊吉が開業したのです

 石橋豊吉は、ナポリタンを主力メニューとして提供しようと考えていたようなのですが、高級ホテルとの客層の違い考慮して、当時高級品だったトマトではなくケチャップを使い、具材はホテルニューグランド同様ロースハム、ピーマン、玉ねぎ、マッシュルームを使い、ピーマンを入れることで彩りを加えたんです。これが今でいう馴染みのナポリタンなんですよね!