この記事は「十勝岳温泉からぐるっと周回2 上富良野岳編」の続きです。

 




上富良野岳から、さらに上ホロカメットク山へ向かう。
ガス、晴れてくれるといいなぁ。



落ちそうで落ちない石。
受験のお守りにいかが?



うーん…。
ますますガスが濃くなってしまった…。



ペンギン「上ホロカメットク山、登ったどー」
虚無!



安政火口、見えず!



避難小屋、および十勝岳、見えず!



八ツ手岩?



しばらく待ってみたが、一向にガスが晴れる気配はなかった。
遅くなって夕立に降られてもつまらないので下山開始。



上富良野岳まで戻り、ふと振り返ると…



2日間、頑なに姿を見せなかった十勝岳が姿を現していた!
十勝岳富士山「あ、やべぇ。見つかった」

しかし我々が視線を向けると、すぐにガスの向こうに姿を隠してしまった。
お茶「嫌われたもんだな…」



上富良野岳からの下りは急ながれ場だ。
転ばないようにソロリソロリと下っていく。



ハイマツ帯に差し掛かると地面は安定して歩きやすくなる。
ただ見えないだけで右手には安政火口に向けて落ち込む崖があるはず。
間違っても踏み外さないように気をつけよう。



途中の木段は中の土が抜けてしまってハードルのようになっている。
足を挫きそうで怖かった。
ここが今回一番危険だった気がする。



一気に高度を下げ、上富良野岳分岐まで下れば周回終了だ。
なんだかんだでここまで7時間。
本日も結構な長丁場になりつつある。



後は十勝岳温泉に下るだけだ。
ペンギン「温泉が待ってるっぺ」



無事下山。
ペンギン「お疲れさまでした!」

前日の十勝岳が終始ガッスガス&雨で、この日も似たような天気予報だったので正直あまり期待していませんでした。
ところが入山すると予想外に良い天気。
ガスったり晴れたりを短時間に繰り返す目まぐるしい天気ではありましたが、要所要所で景色を見ることができ十分に満足できる山行となりました。

またツートン的には多くの花を見ることができて大満足。
少し季節外れなのに多くの花が残っていて、最盛期ならばいったいどんな感じになるのか…。
すっかり北海道の山の魅力に取り憑かれたようです。
しめしめ、これで遠征の予算が下りやすくなるぞ(笑

どこも見どころの多いコースですが、富良野岳から上ホロまでの稜線縦走区間が特に素晴らしく感動しました。
ここは再訪したいですね。
ぜひ絶好の青空の下で。

姿を見せてくれた富良野岳周辺の山々とは対象的に、昨日に続いて終始姿を隠していた十勝岳。
ずいぶん嫌われたものですが、下山寸前に一瞬だけ姿を現しました。
我々が帰ると思って油断したな? 
次こそは絶対その姿を暴いてやるからなー!!!

おしまい

 

ペンギン「富良野岳周辺の花の様子はこちらから!」

 


詳しいルートなどについてはヤマレコにて