この記事は「赤岳編」の続きです。

 

 







赤岳からの景色を堪能した後は小泉岳を経由して白雲岳へ。
荒涼とした岩石砂漠へ歩みを進める。



平坦すぎて山を歩いている感じがしない。
標高2000mで地平線が見えるとか。
どこの大陸なんだ、ここは。



小泉分岐到着。
アプリが山頂に到着したと告げたが実際の山頂は少しだけ緑岳側にあるようだ。
帰りに寄っていこう。



まず先に本命の白雲岳に行ってこよう。
時刻は9時半だが、早くも恒例のガスが上がってきた。
景色が閉ざされる前に山頂に着きたい。



白雲分岐でトムラウシ~大雪山の縦走路と交錯する。
憧れの縦走路の一端に触れることができた♪
ペンギン「つまみ食いもいいところだっぺ」



白雲岳は縦走路から少し外れた場所にある。
分岐から片道30分弱の道のりだ。
まずは山の側壁にあたる斜面をよじ登る。



側壁を乗り越えると半円形の劇場かスタジアムのような広い空間が広がる。
奥に見えるスタンドが山頂かな。



スタンド席には椅子の代わりに岩がゴロゴロ。



お茶「段差がでかくて意外と大変(汗」
ペンギン「待って! 足が届かない!!」



なんか最後にドタバタしたけど無事登頂!
お茶ペンギン「白雲岳、登ったどー!」



白雲岳山頂から眺める大雪山旭岳。
緑と白のゼブラ模様が美しい。
ペンギン「絶景!」



白雲スタジアムを最上段から見渡す。



うっすら街が見えている。
美瑛とかかな?
トムラウシ方面はすでに雲がかかっていて見えなかったのが残念だ。
でも、堪能したぞ♪



帰りは基本的に来た道を戻るのだが、ちょっとだけ小泉岳に寄り道。
山頂という言葉に違和感を感じるほど平らな場所だった。



再び岩石砂漠を歩く。
このだだっ広さは天気悪かったら恐怖だなぁ。



画面の左端にポコっと盛り上がっているのが赤岳。
あれが山頂って言われてもピンとこないよなぁ。



たっぷり大雪山の奥懐を堪能しました。
あとは銀泉台に帰るだけ。
ペンギン「花見ながら帰るっぺ」
お茶「時間に余裕もあるし、ゆっくり見ていいよ」



駒草平でキョロキョロ。



第二花園でキョロキョロ。



第一花園でキョロキョロ。
ペンギン「収穫あったっぺ! やば~、大雪山系最高♪」



帰りは林道をショートカット。



10分くらい短縮になったかな。



無事下山!
ペンギン「お疲れさまでした!」


大雪山系の奥懐、白雲岳。
実は大雪山系の奥地は縦走しないと見ることができないと思いこんでいたんですよね。
ところが今回の遠征にあたり色々調べてみると、要所要所で脇からアプローチできることがわかって計画の幅が広がりました。
おかげで比較的楽に大雪山系の奥地を覗き見ることができました。

とにかく広い広いスケールの大きな景色に圧倒されました。
夏の花もまだ多くのこっていたのも嬉しかったですね。
ツートンもすっかり北海道の山が気に入った様子。

ただ、いくら気軽に入山できると言っても、やはりそこは大雪山の只中。
十数等のヒグマがウロウロしていると注意情報が出ていました。
下手すると「殺されるので注意せよ」と書いてあったのが生々しくて怖かったです。
「逃げても無駄」「対峙して対処する覚悟をせよ!」という強い言葉も並んでいました。
こんな注意看板初めて見ましたねぇ…。
美しい場所ですが、入山にはそれなりの覚悟が必要なようです。

おしまい

 

詳しいルートなどについてはヤマレコにて

 
ペンギン「お花の写真はこちらから」