東海遠征一日目。
午前中は多度山に登りました。



三時間足らずで登り終えてしまったので、午後は二座目にチャレンジします。
午後に挑戦するのは金華山。
リフトで山頂近くまで行けてしまう山で、おまけに山頂には岐阜城がドデンと鎮座しています。
まぁ、早い話が観光地ですね。

しかしリフトを使わないで登ることもでき、そのための遊歩道も四方から伸びています。
もちろん我々も徒歩で登ります!
岐阜城攻め、スタート!



河原にある無料駐車場に車を駐め岐阜公園にやってきた。
公園の一角に登山口があり、続々と人が登っていく。
明らかに観光客と思われる軽装の人が大半なのが意外と言えば意外。
ペンギン「観光客はみんなリフトで登るものと思っていたっぺよ」



「遊歩道」という表記もあるし「めい想の小径」などという看板も立っている。
なので観光客むけの遊歩道なのかと思いきや意外と普通の登山道だった。
サンダルや革靴で歩いている人もいるんだが…大丈夫か?



烏帽子岩までやってきた。
ここで馬の背コースとめい想の小径が分かれるのだが、分岐を見逃して一度先へ進んでしまった。
わかりにくい分岐なのである。



馬の背コース入口には「老人・幼児には無理です!」という注意書きがある。
誰彼かまわず進入してしまうのを嫌って、わざとわかりにくくしているのかもしれない。
ペンギン「道間違いした言い訳だっペか?」
お茶「ソンナコトナイヨー」



なるほど、これは確かになかなか険しい道だ。
登山道としては並かもしれないが「遊歩道」とは言い難い。



上部に進むにつれて、木の根と岩場がミックスされた山道になっていく。
スニーカーやサンダルの観光客も多いので、あの注意書きは大げさだが妥当かも。



馬の背からは時々眺望が開ける。
見えているのは長良川、そして岐阜の町並みだ。



馬の背上部はさらに険しい。
まさに天然の要害だ。
ここを攻め上るのは大変だろう。



登るのも大変だが、下りで使うのはちょっと嫌かなぁ。
さっきすれ違った二人組みもうんざりした表情を浮かべていたっけ。
ペンギン「歩き慣れてなさそうだったっぺ」
お茶「たぶん観光客が紛れ込んできたんだね。無事に下りたかな」



岩場を過ぎると、なんだか賑やかになってきた。
ペンギン「ベンチがあるっぺよ」
お茶「休憩所でもあるのかな?」



いきなり観光地のど真ん中に出てしまった。
登山スタイルの我々、浮きまくっております。



岐阜城天守閣に迫る!
城攻めに駆り出された足軽の気分だ。
ペンギン「者共、かかれ!」
お茶「大将気分の人いた!」



山頂からは岐阜市内を一望できる。
ペンギン「下々の者は息災に暮らしておるかのう」
お茶「突然の殿様目線!」



天守閣に入るにはお金がかかる。
城の外で一番高い場所はこのへんだろうか。
お茶「金華山、登ったどー」



下りはめい想の小径コースを使うことにする。
ペンギン「馬の背は下るの嫌だっぺ」
お茶「違う道にしたほうが楽しみも増えるしね」



めい想の小径コース、お気楽なハイキングコースかと思ったら結構急な下りだった。
岩場というほどの事もないが、段差もそれなりにあり油断できない。
名前に反して「めい想」なんてしていたら転びそうな道だ。



コース途中では山頂からとはまた別の方角の展望が広がる。



ガンガン下っていく。
登ってくる人は大変そうだ。



いい景色♪
こちらは下りなので余裕で景色を眺めているが、登ってくる人の中には息絶え絶えという感じの人もいて景色どころでは無さそう。



急坂を下りきると道の雰囲気は一転、遊歩道になっていた。
観光客はこれに騙されて入山してくるわけだな(笑
ペンギン「ひどい罠だっぺ」



無事下山!
ペンギン「岐阜城、攻略完了!」

岐阜市のシンボル金華山。
公園として整備されているというので登山道って言っても遊歩道みたいなもんだろとたかをくくっていました。
しかし実態はなかなか本格的な登りと険しい岩場が連続する道でした。
軽装の観光客は難儀していましたな。
侮らず登山靴での入山をオススメします。

山頂にはお城があった場所だけに眺めは良く、岐阜市内が一望できます。
御殿様気分を味わえる…かも。
でも登りながら思っていた事は、城を攻略するって大変だな~という攻め手側の気分だったのでした。
ペンギン「者共! 引くな! 突撃じゃ~!!」
お茶「暴君!」

おしまい


詳しいルートなどについてはヤマレコにて