庄内遠征の途中、訪れたのは三川町。
酒田市と鶴岡市に挟まれた小さな町ですが、田園風景が広がる長閑な町です。
その三川町で「甘味」の気配にツートンが反応しました。
「立ち寄るのだ!」
「さっきおにぎり食べたじゃない…」
「いいから立ち寄るのだ!」
しかし、確かにこのお店からは我々を引き付ける何かを感じます。
古民家風の佇まいがそうさせるのでしょうか?
駐車場に出入りする車の数からも人気店であることが伺えます。
で、栃餅と菜の花餅というのを買ってみました。
他にもあん大福や草餅、季節のお餅などが並んでいてどれも美味しそうでした。
お値段はひとつ150円前後。
一個から購入できます。
まずは栃餅から。
栃餅とはアク抜きした栃の実をもち米とあわせてついた餅で独特の風味があります。
庄内地方の名物の一つだそうですね。
普通の餅より粘りが少なめで、モキュっというかムチっというか、そういう歯ごたえ。
若干の渋みを感じますが、あんこの甘みが引き立てられて美味しいです。
「うまー♪」
続いては菜の花餅。
近所の菜の花畑があり、ちょうど見頃を迎えていました。
その菜の花にちなんだお餅なのだとか。
ちなみに、お餅の黄色はクチナシで着色したもので菜の花が入っているわけではありません。
「え、そうなん?」
「商品紹介に書いてあった」
それよりもインパクト大だったのは中にはいっている餡です。
白あんに笹パウダーを混ぜて緑に着色しています。
お餅の黄色と餡の緑色が鮮やかな「菜の花餅」でした。
笹パウダーの風味が鮮烈で、抹茶とも少し違う苦みがあり、これがとても美味しかったです。
「また食べたい!」
「うむ。異議なし!」
栃餅も菜の花餅もオススメです。
三川町を訪れた際はぜひ「大井餅や」さんにお立ち寄りください♪