山形遠征二日目は「みちのく120山」の瀧山へ。
先週からツートンの運転が解禁になったので車の回送をお願いして蔵王から縦走してみることにした。
久々に15kmという比較的長い距離を歩くので少し緊張しながら登山口に立った。

ペンギン「行ってらっさいノシ」



営業前の御釜リフト脇から入山。
朝日が眩しい。
数名の登山者が先行していったが、彼らはどこへ向かうのだろうか。



リフト乗り場にて、今季お初のハクサンチドリ。
そうか、ここはもうそういう標高なんだなー。
車で労せずして登ってきているので高さの実感がわかない。



朝日に向かって登れ!
…いやもうなんでこんなにギラギラしてるんだ?
湿気が多いから光が乱反射している…とかだろうか。



20分ほどで御釜の「縁」に到着する。
右手に刈田岳や蔵王ハイラインのレストハウスなどが見える。



今回は刈田岳はパスして直接熊野岳へ向かうことにした。
「馬の背」と呼ばれる稜線を北上する。
このあたりは車やリフトで登ってこられる観光地なので、いつも大勢の人で賑わっているが、さすがにど早朝のこの時間ではほとんど人影は見当たらな
い。



ビッカビカの御釜。
早朝では逆光になってしまうのか。
条件が良ければ水面が神秘的なグリーンに彩られるのだが…。



鍋肌…いや、釜肌には未だに豊富な残雪が張り付いていた。



イワカガミも今季初♪



早朝なので気持ちいいほどに誰もいない。
貸し切り最高♪
八幡平や蔵王など車で簡単に来れてしまう場所は早朝に限るな。



避難小屋方面と山頂方面を分ける分岐点までやってきた。
直接山頂へ向かうには左だ。
先が長いので当然左へ向かう。



振り返ると不忘山や水引入道が見えていた。
不忘山もいい山だよね。
水引入道も登ってみたい。



赤茶げた岩原を登ると、だだっ広い熊野岳山頂広場が眼前に広がる。



まずは山頂の神社にお参りしていく。
ツートンが早く登山に復帰できますように。
(-人-)



続いて蔵王最高峰、熊野岳の山頂を踏んだ。
十年ぶりくらいになるのだろうか。
前回来た時は、遠刈田温泉の宿に泊まった翌日のことだった。
宿からお土産にといただいた焼きたてのパンをここで食べたっけ。



御釜周辺は何度か訪れたことがあったが、早朝で誰もいない独り占めの空間は非常に新鮮だった。
リフト営業開始後は混んだらしいので、この時間帯は別天地だったのだろう。
貴重な体験だった。

つづく