本日は野田にある和佐羅比山に登る。
最近野田村は「盛岡までで4時間」という自虐的?なPRを展開している。
某人気漫画にあやかったらしいが、実際全国ニュースになるくらい注目されたようだ。野田村にはなかなかの知恵者がいるらしい。

それはともかく…さすがに4時間はかからなかったものの、やっぱり遠いっすね。
野田村に着いてから登山道までの林道走行も結構長いし。
登山口にたどり着くところまでが核心部でした(笑



林道を和佐羅比峠まで進み車をデポ。
ここは男和佐羅比山と女和佐羅比山との鞍部でもある。
男和佐羅比山には車で登れてしまうのだが、女和佐羅比山にも登りたいのでここからは徒歩で行く。



まずは女和佐羅比山へ向かう。
入り口の石灯籠が訪れる人を迎えてくれる。



祠のある広場まで車で侵入が可能だが僅かな区間だ。
周囲にはお社やビニルハウスの骨組みのような謎の物体が点在していた。
神社…なのだろうか?



その先は徒歩道…というか踏み跡があるのみ。
あまり人が立ち入っている様子がない。



女和佐羅比山への道は全体的に落ち葉に覆われた急登だ。
スリップ注意である。
実際、落ち葉に足をとられて何度か転びそうになった。



道中には、祠・石塔などが点在する。
刻まれた文字は長い年月で風化していて読めない。
かなり古いもののようだ。



山頂直下は一段と傾斜が増して岩の急登となる。
嫌らしいのは松の落葉が岩の上にトッピングされていることだ。
滑るんだよね、これ。



この岩場を慎重に登り切ると祠が鎮座していた。
山頂に到着…だろうか?
ざっと見渡しても山名標識とかは見当たらない。



祠の前からは海が見えるが、木々に邪魔されて見渡せる範囲は狭い。



今ひとつ山頂であるという確信が持てず、もう少し先へ進んでみることにした。
尾根の先端にもう一つ大きな岩があるように見える。
もしかしたらそちらが真の山頂なのかもしれない。



この岩峰が最高点…だろうか? 
標識一つないのでやっぱり確信を得られない。
目測だと、さっきの祠よりもここのほうが高い位置にあるように見えるのだが…。



少々すっきりしない気分だが、この後の予定もある。
下山しよう。
山頂付近は足元が切れ落ちている。
落ちたらわりとアウトっぽい。
気をつけよう。



帰り際、祠の後ろの木の"裏側"に山頂標識を発見! 
見つけられないわけだ。
真の最高点はともかく、これで山頂を踏んだという実感を得ることができた。



さて、今度は向かいの男和佐羅比山へ向かうぞ。
これも帰りに気がついたのだが、女和佐羅比山の祠はまっすぐ男和佐羅比山を見つめている。
祠と同じ方角を向くと男和佐羅比山がよく見える。



滑りやすい急な下り坂をへっぴり腰にて下る。
慎重に歩いたのが功を奏して下りでは転ばずに済み、無事に和佐羅比峠に戻ってきた。
さて、次は男和佐羅比山だ。

つづく