午後から用事があったので午前中勝負で八幡平へでかけた。
天気は申し分ないし、八幡平なら間違いないだろう。
茶臼口から山頂へ縦走してもいいのだが、帰りのバスの時間に合わせる必要があり時間に制約がかかる。
午後の予定を考えると時間が自由になったほうがいい。
そんな時は黒谷地からのピストン山行だな。
入山してすぐに高山植物に出会えるし、適度な距離感とキツすぎない高度差で短時間でも山の魅力を堪能できる。
さっそく入山!
思ったとおり入り口からニッコウキスゲが出迎えてくれた。
まだ最盛期までは間があるようだ。
ホーホケーッキョ!と元気なウグイスの声が降ってきた。
天気が良くて鳥も気持ちが良いのだろうか。
黒谷地湿原にはワタスゲが咲いていた。
この広々とした感じ、八幡平らしい景色の一つで気に入っている。
縦走路を西進。
安比岳との分岐を経て源太森の登りに取り付く。
この一帯はお花畑になっていて湿原のものとは違う種類の花を楽しめる。
お、今日は岩木山が見えておるな~。
「山」という感じそのものの山容は遠くからでも分かりやすい。
岩木山から右に目線をずらしていくと八甲田連峰がある。
南八甲田の櫛ヶ峰と北八甲田山の高田大岳がこの山塊を見分けるポイントだ。
貸し切りの源太森。
やっぱ早朝はいいな。
源太森からは鳥海山も見えていた。
今年は鳥海山の姿を見ることが多い気がする。
鳥海山にも行きたいなぁ。
八幡沼の湿地帯ではワタスゲが見頃を迎えていた。
空の青さと草原の緑、そしてワタスゲの白。
天国だな、ここは。
ツートンはワタスゲの群落がいたく気に入った模様。
こんなに見ごたえがあるとは思わなかった~。
八幡沼定点撮影。
ガマ沼と岩手山。
ガマ沼の残雪もすっかり姿を消し、青い水が満々とたたえられていた。
キレイだなぁ。
いちおう山頂を踏んでおこう。
展望台は団体客が占拠していたのでパス。
こちらは何度も来ているので遠来の観光客に譲ってあげた。
ビンズイ。
今年はやたらと見かけるなぁ。
ドラゴンアイは完全消滅。
見返り峠に戻ってきて展望を楽しむ。
裏岩手の山々が一望のもとに。
また裏岩手縦走路も歩きたいな。
再び八幡沼周辺の湿地帯に戻ってきてお花見を楽しむ。
ミツガシワは終わってしまったなぁ。
なかなか最盛期に出会えないな。
黒谷地に戻ってきた。
なにやら猛禽が地面と木の枝を行ったり来たり。
最後に本日のお花たち。
ニッコウキスゲ。
イワイチョウ。
イワショウブ。
ウサギギク。
オオバタケシマラン。
クルマユリ。
コバイケイソウ。
ホソバノキソチドリ。
ミヤマキンポウゲ。
ワタスゲ。
ハクサンチドリ。
狙い通り、入山早々ニッコウキスゲやワタスゲ、ハクサンチドリなどに迎えられた。
風のそよぐ音、野鳥の囀りを聞きながら源太森へ登り、高層湿原の景色を堪能してぐるりと周遊。
短い時間だったが楽しい山歩きができた。
おしまい