久々に東根山に登ってきました。
午前中は用事があったため外出できなかったので、お昼前からのスタートとなりました。
登山開始時刻としては褒められたものではないのですが、慣れ親しんだ山なので…ということで大目に見てもらいましょう。



久しぶりの登山口は、なにやら看板とかが増えてにぎやかになった気がします。
おっと「熊が目撃されました」なんていう看板も増えていますね。
にぎやかになったのは看板だけでなく野生動物も…といったところでしょうか。

 

途中、新しい道が開削されているのを見かけました。
また新道を作るんでしょうか?
ショートカット…のようにも見えます。

 

一の平のベンチも新しくなっていました。
年々整備が進んでいるなぁ。
熱心な旗振り役がいるんでしょうね。



中腹まで登ってきましたが木々はまだ青々としています。
まだ紅葉には少し早いみたいですね。
でもグリーンシーズンに東根山に来ることがなかったので景色が目に新鮮です。

  

二の平にも新しいベンチが設置されていました。



見晴らし展望台までやってきました。
おお、ここには鐘が設置されたんだ。
「水分 希望の鐘」だそうです。
カーン!と一発鳴らしておきましょう。

  

ちょっと天気がイマイチなのが残念ですが、やっぱり山の上から眺める景色は良いですね。
午前中に用事があったりすると面倒くさくなることが多いですが、今日は思い切って来て良かったです。



今回は三角点山頂まで来ました。
見晴らし展望台までで帰ってしまうことが多いんですが、この季節の三角点も見ておきたかったので。

 

山頂広場にも椅子とテーブルが新しく設置されていました。
なんかこう…七人の小人たちが居そうな感じに見えません?(笑

  

かなりいいペースで登ってこれたので、帰りは猫の背コースに周り周回していくかということになりました。
午後からの登山開始なのに…大胆な決断をしたものです。

 

冬に逆周りでたどったことがある道ですが無雪期は来るのは初めて。
山頂直下はとにかく急な斜面だった記憶があります。
今の時期だと木の根や落ち葉に足をとられないように注意…といったところでしょうか。

 

実際、下り口の上に立ってみると転げ落ちそうな急斜面であることがよくわかります。
よく冬にここを登ってきたなぁ。
スノーシューでもツボ足でもうまく歩けず苦労した記憶が蘇ってきました。

  

見晴広場や山頂より北上してきたためか、矢巾駅付近がよく見えます。
数年前まで田園だった場所が建物で埋め尽くされていて急激に発展しているのがわかります。
医大移転で、あのあたりは大きく変わってしまいました。

  

「うぎょぅ!」という素っ頓狂な声に振り向くとツートンが尻もちをついていました。
うっかり木の根を踏んだらしく抵抗虚しく地面に転がったようです。
ここの下りは最後まで油断できないなぁ。

 

途中の岩崎山付近でトレランの人に追い抜かれました。
まさかこの時間に後ろから人が来るとは思っていなかったからちょっとびっくり。
ガサガサ、バサバサという音が後ろからすごい勢いで近づいてくるのですよ。
色々考えちゃうじゃないですか。

 

林道との結節点には、ユニークな熊よけアイテムも健在でした。
このコースに設置されている熊よけや看板なんかは遊び心に溢れていて楽しいです。

 

紫波三山縦走路からエスケープする分岐点に到着しました。
今日はここから右へ下っていくわけですが、この先の縦走路もいつか歩いてみたいですね。
車二台ないと縦走は厳しいので区切り打ちになるでしょうが。

 

下山路の途中には「イキモノ平」という意味深な名がつけられた場所があります。
今日は若干の獣臭がするような気がします…。
やはり冬に来たときより生々しい感じが…。

 

熊よけアイテムとしてシンバルがぶら下げてありました。
ペンギン「シンバル叩ける機会なんてめったにないからね!」
ツートンが嬉しそうに演奏を始めました。
うん、これなら熊も寄ってこないでしょう。



登山道を横切る沢に丸太橋が架かっています。
なかなか野趣あふれる橋ですが、丸みを帯びた踏面は滑りそうでちょっと怖い感じ。
冬はアイゼンつけてたのであまり感じなかったのですが…。

 

水分神社まで来たらゴールが近いです。
鳥居の脇にある水場で喉を潤すのもいいでしょう。

 

傾き松で分岐でいつもの登山道と合流します。
無事に周回完了。
夕暮れ前に戻ってくることができました。

 

懸念していた熊に遭わずに無事下山。
お疲れさまでした~。


さて、久々の雪のない東根山でしたが、色々と整備が進んでいて驚きました。
ベンチが新しく作られていたり、鐘が設置されていたり、あまつさえ新道が建設されていたりと何かと手がかけられています。
すごい力の入れようですね。
自治体ががんばっているのか、商工会なり観光協会なりが旗を振っているのかわかりませんが、息の長い活動になればいいなぁと思います。

下山は周回コースで猫の背コースを歩きましたが、以前歩いたときよりも道形がしっかりしてきていましたね。
順調に利用者が増えているようでなによりです。
この調子で南昌山や箱ヶ森への縦走路の再整備と、エスケープルートの開削もお願いしたいところ。
ただ、それには市町村をまたぐ計画になるので色々難しいですかねぇ。
今後に期待です。


おしまい