遠征最終日なので軽めに…ということで朝一番に横手山に登りました。
しかし、あまりに楽すぎて物足りなかったので、もう一座追加することにしました。

追加の山は笠ヶ岳、三百名山に名を連ねる山です。
横手山からも見えていまして、確かにその形は笠のようで体を表した名前です。
登山道は麓の熊の湯温泉からのものがありますが、中腹まで車道が延びていて車で登ることができます。
我々は当然車利用(笑
だって「軽めに」ですから。



熊の湯から県道に入り、山腹の細道をたどって登山口に向かいます。
楽をして中腹からスタートと思いましたが、運転はなかなか大変でした。
登山口には峠の茶屋みたいなのがりましたが、現在は営業していない様子。 



入山と同時に、いきなり階段の急登が始まります。
これは体に負担が大きいやつだ。

 

すぐに視界が開けました。
もともと中腹まで登っていたというのもありますが、急な階段で一気に高度を稼いでいくので、みるみるうちに景色が変わっていきます。



登れば登るほど、階段は段差と斜度を増していきます。
短時間で簡単に登れそうな山ということで少し甘く見ていましたが、これはなかなかキツイですなぁ。



最後はもう変態的な角度の階段になってきました。
こうまでして直登しなければならない理由とは???
これほど急な階段は潮風トレイルで歩いた北山崎遊歩道以来です。



あっという間に周りの山々を見下ろす高度まで上がってきました。



このまま山頂まで階段なのかと思っていたら最後の最後でちょっとした岩場がありました。
ちょっとしたとは言いつつも、斜度はそれなりなので山慣れないハイカー達が苦戦しています。
小さな子供を連れたファミリーハイカーも多く、見ていて怖くなります。



岩場を登り切ると山頂に到着です。
登山口から約30分。
ショートハイクではありますが、それなりに登り応えがありました。

  

山頂には大きな岩とお社が2つあります。
山頂広場はそれほど広くないので、10人も居れば狭さを感じますね。

 

「日本300名山」と誇らしげに書かれた山頂プレートが設置してありました。 
ツートン(ミニ)にモデルになってもらって記念写真を撮影します。



東の方角には、朝に登った横手山が見えていました。
どこからともなく「帰りに(横手山に)寄ってパンでも食べていくか」という声が聞こえてきます。
横手山山頂のパンは有名なんですね。
ペンギン「うがー! 食べそこねた!」

 

これは白根山…かな。
周辺の山の中で、ここだけ雲をかぶって姿が見えませんでした。
白根山も立ち入り規制が続いていますよね。
やはり山は登れる時に登っておかないと…。

 

西には北アルプスが見えるはず…なんですが、こちらにも雲が湧いてきました。
朝、横手山から見ることができた山影は、すでに見えなくなってつつあります。

 

遠征最後の山ですし、山頂でのんびりコーヒーでも…と思っていたんですが、登山者が次から次へと登ってきます。
いやはや、マイナーな山だと思っていたんですが、こんなに人気があるとは。
はしゃぎまわる子供も多く、落ち着かないので下山しましょう。



下山時、登山口の近くに分岐点を発見しました。
麓から続く登山道でしょうか。
うーん、なんだかここを歩いて登ってくるのはしんどそうだなぁ。
中腹からにして良かった。

 

無事に駐車場に帰ってきました。
これで今回の遠征の全日程が終了ということになります。
お疲れさまでした。


今遠征の最後の山となった笠ヶ岳。
百名山の方の笠ヶ岳は、それはそれは有名ですが、こちらはマイナーだと思っていました。
しかし思いのほか登山者が多く、標識なども新しく作られている形跡があり愛されている山なんだなと認識を改めました。

この山の印象として強く心に焼き付いたのは、なんと言っても中腹からの変態的な角度の階段ですかね(笑
なにもここまで直登しなくても…と思うんですが、地形的にジグザグにするのが無理なんですかねぇ。

志賀高原の中にあって独立した山体を持った山なので、山頂からの景色は非常に素晴らしかったです。
歩行時間が短いので展望台代わりに観光客も多く登ってくるようですね。
遊歩道としては、ちょっと厳しい登りかなと思いますがね。

遠征最後に気持ちの良い山歩きができました。
晴天に感謝です。

おしまい