連休最終日は、またしても雨予報の中、八幡平散策へ行ってきました。
山へと向かう途中はずっと霧雨が降り、御在所付近では前の車が霞むほどの濃霧。
ところが途中からすっと霧が晴れ、登山口に着く頃には雲を通して陽の光を感じるほどに天気が回復しました。
どうも外界のほうがよほど天気が悪かったようで。
そんなわけで、今日は黒谷地口から八幡平山頂まで往復します。
どうしようかな~とか悩んでいるうちに出発が遅くなってしまったのでね~。
早速ニッコウキスゲの群落が出迎えてくれました。
黒谷地分岐までは15分。
アスピーテラインからここまでは観光客も気軽に入ってくる場所ですが、今日はちらほらとしか人影がありませんでした。
黒谷地の花はもう終わりかな~。
ニッコウキスゲやワタスゲの姿もすでになく、緑の草地が広がるばかりになっています。
あとは秋に向けて黄金色に変わっていくのでしょう。
八幡平山頂へ向かいます。
今日も雨予報ですが時々陽の光を感じるほどになってきました。
すっきりと晴れるわけではないですが、花々を愛でにきたと思えば十分すぎるくらい平穏な天気です。
今日は残念ながらツートンはいませんが。
源太森をすぎると再びニッコウキスゲの群落が現れます。
このへんの景色、なんか好きなんですよね。
まもなく源太分岐ですが、左折して見返峠へ向かおうと思います。
単なるピストンでは、ちょっと味気ないですから。
鏡のように平板な水面を見せる池塘。
青空だったらもっと綺麗だったでしょうねぇ~。
湿原を一直線に貫く木道をぽくぽく歩いていきます。
この辺りまで来たら、もっと観光客が居るかと思ったのですが静かなものです。
八幡沼の南側を回ります。
この辺りで目立つのはワタスゲとニッコウキスゲ。
見返峠付近からは若干の眺望が得られました。
とはいえ、見えているのは足元の原生林くらいです。
岩手山や裏岩手の山々が良く見える場所なのですが今日は残念な眺め。
連休最終日にしては駐車場の車も少ないですね。
まぁ、思いっきり雨予報だったしね。
むしろ今来ている人たちは物好きな部類(笑
見返峠からガマ沼を経由して山頂まできました。
さすがに山頂付近にはチラホラと登山者…観光客の姿が見えます。
私はもう何度も来ている場所なので写真を撮ってすぐに引き返しました。
山頂から戻って八幡沼を眺めます。
いつもの景色。見慣れた風景。
湖畔の休憩所には人っ子一人いません。
この場所に昼近くに誰も居ないとは…。
これはちょっと想定外。
連休なのでもう少し観光客とかいるかと思ったのですが。
あらら、こんなことならラーメンくらい持ってくればよかったよ。
でも、おかげで静かな山行が楽しめました。
天気がよかったら木道上に立ち止まるのもはばかられるくらい人出があったでしょうし。
今年の冬、真っ白になった平原の上を歩いたなぁ…などと思い出しながら歩いていくと…
突然黒いものが現れて驚かされました。
なんだ、カラスか…。
一瞬、小熊かと思ったぜ…。
源太森付近からは茶臼岳の尖った姿が見えていました。
周囲の山々を望めるほどにはガスは晴れませんでしたが、八幡平周辺はぽっかりとガスが抜けたようです。
再び黒谷地湿原のニッコウキスゲ群。
連日の湿った天気のためか、なんとなく傷んだ花が多いような気はします。
黒谷地付近の木道がだいぶ傷んできています。
今年の湿っぽい天気で追い打ちかな、これは。
踏むとメキメキ音がしたりする場所もあるので踏み抜かないように注意しないと。
無事に駐車場まで帰ってきました。
雨覚悟で登った八幡平でしたが、青空こそ見えなかったものの悪くはない天気でした。
登山中は暑さを覚えるほどで、念の為着ていった雨具も途中で脱いだくらい。
ほんと山の天気はわからんモノですね。
天気予報が極悪だったからでしょうか、連休最終日にもかかわらず登山者や観光客の姿はまばらで静かな山行を楽しむことができました。
gotoなんとやらで人が多いかなと少し心配していましたが杞憂に終わりました。
雨予報も悪くない…かも(笑
八幡平のニッコウキスゲは盛りを迎えており、登山口の黒谷地、そして八幡沼をオレンジ色に染めていて見応えがありました。
しかし、そこはかとなく秋の気配も感じられるようになり、花の季節も終盤へと向かいそう。
このまま梅雨明けしないまま、東北は秋に向かうんですかね~。
今年は夏祭りも無いし、寂しいものです。
おしまい
ルート図、コースタイムなどはヤマレコに