2019年8月3日、単独で源太ヶ岳に行ってきました。
今日、下界では「盛岡さんさ踊り」が三日目を迎えており、ツートンは浴衣の着付けに忙しいようなので留守番となりました。北国の短い夏は一斉に始まる夏祭りで絶頂を迎えます。幼い頃から慣れ親しんだそのサイクルは、私の精神にも深々と根を下ろしており、この季節は落ち着かない気分になります。
…とはいえ、昼間は特にやることもないので、こうして山に来ているんですがね(笑



今日はあそこのトンガリに登るよ!



松川登山口を出発し丸森川を渡り源太ヶ岳を目指します。
先週も通った道なので新鮮さは欠片もありませんが、暑さが違いました。
1時間半かかって大深山荘分岐に着いた頃には、絞れるほど汗をかいていました。



先週も歩いた道







今日はここを直進して源太ヶ岳を目指す




分岐から先はこのコース屈指のビューポイント。
初夏まで雪渓が残る斜面は木々に遮られることが無いので広々とした景色を楽しむことができます。
今日は天気が良いので期待していましたが期待通りの良い景色です。
ただ、遮るものが無いということは強い日差しに曝されるということでもあります。
日差しと地面からの輻射熱に炙られて若干めまいがするほどです。



今週は天気が良い♪





岩手山は山頂が雲で覆われていた





斜面を登りきると源太ヶ岳山頂に到着となります。
ここは裏岩手縦走路を俯瞰できる展望地。
経路からは少々外れることになりますが、縦走の途中に立ち寄っていただきたい場所です。
なにせ自分が歩くコースを、スタートからゴールまでほぼ全てに渡って眺めることができるのですから。
それに、裏岩手縦走路との結節点である大深岳分岐までの区間も長く雄大な尾根筋を歩く場所で、浮遊感を覚えるような気持ちの良いトレッキングを堪能できます。
ここを見ないで通り過ぎてしまうなんてもったいない!と思うのです。



源太ヶ岳山頂






岩手山から続く三ツ石、そして小畚






大深岳を経て…





嶮岨森、畚岳、そして八幡平





山頂付近は虫たちの楽園になっていた…
ハエ、ハエ、ハエ、アブ、ハエ、トンボ、トンボ、トンボ…
さすがにこの密度は引くわ…





この「天空回廊」感がたまらない!






大深岳分岐で裏岩手縦走路と合流。
少々北上して大深山荘を周りお花畑を経由して下山します。
先週、百花繚乱だったお花畑も8月の声を聞いてなにやら秋めいていました。咲いている花の数も少なくなり、一面の緑もどこか茶色っぽい色が混ざってきています。夏祭りが終われば東北は秋…とはよく言われる事ですが、山の上ではそれよりも早く秋の足音が聞こえ始めていました。



裏岩手縦走路に合流





大深山荘からは再び脇道に逸れ水場を経由してお花畑へ






一週間前に比べて秋っぽくなった気がする







 

 

 

 


おしまい