2018年6月10日、八幡平に行ってきました。ここ数年、この季節になると騒がれるようになった「ドラゴンの瞳」に逢いにいこうというわけ。
あとは咲き始めているであろうお花が見られるといいな。
最近、ちょっとお疲れ気味だったので、八幡平散策は体にちょうどいい感じ。

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いやぁ、それにしても6月になったというのに寒い寒い。下界こそ暖かくなってきたものの八幡平の上のほうとなるとまだ初春の風情。ちょっと天気が怪しくなると一桁気温も珍しくなく、防寒着必須です。
…えー、長袖のアンダー忘れて半袖で山に突入した間抜けが言っても説得力に欠けるわけではありますが…。

今回は、黒谷地口から山頂周辺をぐるっとまわって帰ってくるというコースにしました。天気がイマイチなので茶臼からの展望は無かろうと判断。花が見れればいいやって人もいますし(笑

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ところが、黒谷地湿原はまだ雪解け直後でショウジョウバカマやミズバショウがこの世の春を謳歌中。そこから源太森の間は、大部分が雪に閉ざされたままでまったくもって残雪期そのまま。いやー、今年は特に雪多いですよね?

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源太森までは、ほとんど人影もなく静かな山行が楽しめます。山頂付近はドラゴンの瞳効果か、休日は混み合っているという話も聞きますが、さすがに散策気分の観光客はここまでは来ない様子。
そんな中、残雪の踏み抜き事故防止のためかパトロールの方が数名、雪切りの作業をしていました。お疲れ様です。残雪の下に洗掘された登山道や木道が大きな隙間を作っていて、これに落ち込むのを防ぐためのようです。真ん中過ぎず、さりとて端っこすぎない部分を歩くようにという難易度の高いアドバイスを受け先へ進みました。
実際、無防備に踏み抜いたら怪我しそうなほど深い穴をいくつか見ましたし油断なりません。

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源太森を過ぎると一転して賑やかになります。
軽装の観光客が大半で、ドラゴンの瞳を見たついでに流れてきている様子。
ほとんどがハイキング程度の軽装なので一目でソレと知れます。


八幡沼周辺にはいくらか花が咲いていて、道行く人の目を楽しませていました。
ちょっと思っていたのとは違いますが、花見もできて良かった。

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途中でおや?と思ったのは、かなり多くの人が用意周到に長靴を履いていたこと。
普段街中で雨が降っても、こんな高い割合で長靴なんて見かけないのに?と不思議に思ったんですが、どうやらどこかで長靴の貸し出しを行っているようです。
ドラゴンの瞳の売り出しに周辺の関係者もかなり力を入れているようです。
まぁ、そんな中でも残雪にヒールの高いオサレ靴で突入して悪態をついているような人もいましたが(笑

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我々もその流れに混じってドラゴンの瞳を見に行きました。
話題になっているせいかグリーンシーズンよりも混んでいる印象。
ぞろぞろと列を成し、ようやくたどり着いたドラゴンの瞳も撮影待ちの混雑。
いやぁ、これで周辺にお金が落ちてくれればしてやったりですね(笑

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さて、初めてのドラゴンの瞳。どうかなー?と思ったのですが、うーん写真で見たのより地味(笑  天気が今一つだったのも原因で、もう少し晴れてくれれば湖沼の色も冴えたのでしょう。まぁ、梅雨入りした中でこの天気であれば御の字でしょうか。

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観光客で混み合う山頂を横目に、我々は静かな森へと帰りましょう。
最後に黒谷地のベンチで休んでいる時、突然猛烈な風とガスに襲われ視界不良になったときはビビりましたが無事に下山。
いい運動&目の保養になりました。

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お手軽に高山気分を味わえる八幡平、やっぱいいですね!
歳をとって他の山に登れなくなっても八幡平は最後まで通うんだろうなぁ…。