絶好の登山日和となった秋の一日、山ガール見習い二人を連れて八幡平に行ってきました。山慣れない人を連れて行くので「荷物は重めに、ペースは遅めに」のボッカ訓練をかねてゆっくりと歩きました。

朝、盛岡を出て八幡平に着くまではずっと濃い霧の中で天気予報にだまされたかなと思っていましたが、アスピーテラインを登りはじめると同時に一気に快晴へ。地表近くだけガスっていたようです。

まぁ、そんな天気のいい日ですから(しかも久々の)当然人出も多くて、我々が着いた時には茶臼口の駐車場は満車でした。
たぶん満車かなと思っていたので、それほど驚きはしなかったのですが、少し頂上側に行った第二駐車場も満車だった時は驚きました。
結局、そこからさらに頂上側に行った第三駐車場に車を停めたのですが、こんな事は初めてでした。
みなさん、よほど晴れの休日を待ち望んでいたんですかねー。


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駐車場所から登山口まで無駄なアルバイトを強いられましたが、ともかく出発です。
どうです? この素晴らしい青空。


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色づき始めた木々とのコントラストが美しいじゃないですか。
早くも歓声が上がります。
うんうん、やっぱ天気いいといいね!
ぜひ、いい写真を撮って帰ってくださいね。
なんだっけ? 最近流行りのインサート映えする写真?(違


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この日、地表近くは霧に包まれており上からは雲海が見られました。


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絵に描いたような雲海に歓声があがります。
なんか最近、雲海見に行くの流行ってるらしいですね?
もちろんその場合はリフトとか使える場所行くらしいですが。


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足元に目を落とすと、こちらにも秋の気配が。
夏は花、秋は実で我々の目を楽しませてくれます。


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裏岩手が青空にすっくと屹立しています。


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いやー、素晴らしい青空。
青と赤のコントラストが素晴らしい!
もうね、最近曇りや雨ばっかりなので晴れているだけで気持ちいいですね!


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最初に目指す茶臼も青空の下にくっきりと立ち上がっています。


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こういう天気なら歩くのも気持ちいいですよね。
茶臼山荘付近にはびっくりするほどたくさんの登山者が休憩していました。
団体さんもいたようですが、それにしてもずいぶん多い。


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大混雑だったらイヤだなぁと思いながら山頂に向かいましたが、幸いなことに杞憂でした。
八幡平三大展望地の一つ、茶臼岳からの眺めをゆっくりと楽しみました。
ここって、わりとガスかかること多いので、こんなすっきりした展望はなかなか貴重ですよ。


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茶臼から先、しばらく樹林帯の中のゆるい下りを進んでいきます。
眺望はありませんが、野鳥を観察したりしながら楽しく歩けました。
ただ、下るにつれて登山道が水浸しになって飛び石歩きになったので、若い二人は疲れた様子。
普段そんな歩き方しませんからね。


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黒谷地湿原は金色の野原になっていました。
夏は花々に彩られる湿原ですが、今は一面の黄金色。


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源太森からの眺め。ここも八幡平三大展望地の一つです。
これから行く八幡平山頂方面。八幡沼が日差しに輝いて綺麗♪


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八幡沼周辺の湿原に着きました。
なぜか秋にこのへんに来るとナウシカを思い出します。


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その者碧き衣を纏いて金色の野に云々…


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らんらんらららんらんらん、らららららんらんらん♪



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八幡沼付近でお昼を食べました。
本日のメインはホットサンド。
わざわざホットサンドメーカーを持ち込んでその場で調理しました。
金属の塊ですからかなり重いのですが歩荷訓練も兼ねて一石二鳥ということで。
ガールズにもよろこんでもらえました。


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がま沼も青く澄んできれいでした。
曇ってたりガスってたりすると不気味なんですが、やっぱり水面が青いと綺麗ですよね。


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鏡沼はすっかりドラゴンの瞳じゃなくなってました。
ま、残雪期の話なんで当たり前っちゃ当たり前なんですが。

あまりに気持ちが良く、のんびり歩きすぎて時間が押してしまい、見返り峠のレストハウスに着いたのは帰りのバスが出る直前。っていうか、一度閉じた扉を開けてもらって乗り込んだので、ギリギリアウトでした(笑
あぶねー、次のバスまで長時間待たされるところだった…。

紅葉はまだまだこれからといった感じでしたが、久々の会心のお天気に誘われたのか多くの登山者、観光客が訪れており山の中は終始にぎやかでした。
前日、結構強い雨が降ったので足元が心配だったのですが、いくらか水が出ている場所があったもののおおむね乾いており快適に歩けました。以前来たときの比べて登山道の水切り溝が増設されていたりと、丁寧な整備の跡が見てとれ頭が下がる思いでした。

さて、山は高いところから秋本番を迎えてきました。
今年も残すところあと3か月。
年末まで、どのくらい山に行けることでしょうか。

おしまい