遠征三日目、この日は葉山に登る予定だった。
ジムニーを買った時から、一度は行ってみたいと思っていた全国唯一の未舗装国道を通り、
歴史の峠道「十部一峠」から登ろうと計画を立てていたのだが、なんと、まさかの冬季通行止めであった。
冬季って…。もう6月ですよ!?
ううむ、さすがの豪雪地帯…。
下調べが甘かったか。
しかし、さすがにこのまま帰るのはもったいない。
そこでサブプランとして用意していた白鷹山へ向かうことにした。
白鷹山は山形市の西側に広がる丘陵地帯の最高峰である。
完全に里山の部類であるが、あまり事前調査をしていない身としては
それくらいの山の方が気軽に立ち入れる。
というわけで、登山口である。
山頂には由緒ある神社が祀られているというだけあって、立派なものである。
ちなみに、その「由緒」については「上杉鷹山公」でググると色々でてくるよ。(手抜き)
よく手入れがされた杉木立の間を登っていく。
なんでも昭和天皇のご成婚を記念して植樹されたものらしく
その後伐採時期を迎えたが、立派な参道を維持しようということで皆伐を免れたらしい。
このまま月山の参道にも負けない森を作ろうということのようである。
地元の人の熱意は結果として現れていて、非常に気持ちの良い空間が生まれている。
杉木立はやがて雑木林となる。
木漏れ日が美しい。
気温の上昇も昨日や一昨日ほどではなく、未だ朝のすがすがしさが残っている。
40分強で山頂に到着した。
山頂にある神社には足場が組まれていた。
修理でもするのだろうか?
ちなみに、奥に見える建物は「休憩所」ということらしいが
立派に避難小屋の躰を成しており、中ではストーブも炊けるようになっている。
近所に住んでいたら泊まりに来るだろうなぁ(笑
木々の間から朝日連峰がその秀麗な姿を見せていた。
朝日連峰も未だ未踏の地である。
そのうち、ぜひ行ってみたいものだ。
境内には上杉鷹山公を顕彰した石碑が建てられていた。
真新しい石碑だと思ったら日付が平成26年5月13日とあった。
つい半月前の事だ。
ちなみに、神社の扁額の文字は上杉鷹山公のものらしい。
ガイドブックでは雨量観測所の方へ足を延ばすのも良いとあるが
地図を見るとほとんどが林道歩きっぽいのでパス。
下山の途に着く。
下りは別の道を通ろうということで、神社正面の急な階段を下る。
この階段、本当に急である。
段差こそそれほど大きくないモノの、一段一段の奥行きが以上に狭く
27センチの私の足だと半分くらいしか足の置き所がないのである。
踏み外したら蒲田行進曲ばりの階段落ちを披露できそうだ。
その急な階段もすぐに終わり、少年自然の家方面へ左折する。
まっすぐ下ってしまうと、車を停めた場所と真裏の方角へ下ってしまうので要注意。
車が走れそうなほど、なだらかで広い道を進むと放牧場分岐に出る。
放牧場方面の道が太いので、ついそちらに行きたくなるがここは左側である。
当然左でしょ?って顔している人も実は右に行きかけている。
基本的には林の中を進む道のため、眺望はあまり期待できないが
高圧線の鉄塔が建っている場所で一カ所、眺望が得られる。
高圧線が邪魔ではあるが。
うがい場と呼ばれる水場を過ぎ
草地に飛び出すとゴールは近い。
…と思いきや、最後に800m程、舗装路歩きがあるのであった。
未だそんなに暑くなっていなかったのでさほど苦にもならなかったが
これが炎天下の中、陽炎を背負っての歩きとなるとまた違った感想になったかもしれない。
無事、一周してゴールである。
正直、登山対象としては、たいして期待していなかった白鷹山であるが
歴史的な背景と、地元の人たちから大切にされているであろう整った道と
杉木立の雰囲気のよさなどなど、気持ちよく歩ける山であった。
ジムニーを買った時から、一度は行ってみたいと思っていた全国唯一の未舗装国道を通り、
歴史の峠道「十部一峠」から登ろうと計画を立てていたのだが、なんと、まさかの冬季通行止めであった。
冬季って…。もう6月ですよ!?
ううむ、さすがの豪雪地帯…。
下調べが甘かったか。
しかし、さすがにこのまま帰るのはもったいない。
そこでサブプランとして用意していた白鷹山へ向かうことにした。
白鷹山は山形市の西側に広がる丘陵地帯の最高峰である。
完全に里山の部類であるが、あまり事前調査をしていない身としては
それくらいの山の方が気軽に立ち入れる。
というわけで、登山口である。
山頂には由緒ある神社が祀られているというだけあって、立派なものである。
ちなみに、その「由緒」については「上杉鷹山公」でググると色々でてくるよ。(手抜き)
よく手入れがされた杉木立の間を登っていく。
なんでも昭和天皇のご成婚を記念して植樹されたものらしく
その後伐採時期を迎えたが、立派な参道を維持しようということで皆伐を免れたらしい。
このまま月山の参道にも負けない森を作ろうということのようである。
地元の人の熱意は結果として現れていて、非常に気持ちの良い空間が生まれている。
杉木立はやがて雑木林となる。
木漏れ日が美しい。
気温の上昇も昨日や一昨日ほどではなく、未だ朝のすがすがしさが残っている。
40分強で山頂に到着した。
山頂にある神社には足場が組まれていた。
修理でもするのだろうか?
ちなみに、奥に見える建物は「休憩所」ということらしいが
立派に避難小屋の躰を成しており、中ではストーブも炊けるようになっている。
近所に住んでいたら泊まりに来るだろうなぁ(笑
木々の間から朝日連峰がその秀麗な姿を見せていた。
朝日連峰も未だ未踏の地である。
そのうち、ぜひ行ってみたいものだ。
境内には上杉鷹山公を顕彰した石碑が建てられていた。
真新しい石碑だと思ったら日付が平成26年5月13日とあった。
つい半月前の事だ。
ちなみに、神社の扁額の文字は上杉鷹山公のものらしい。
ガイドブックでは雨量観測所の方へ足を延ばすのも良いとあるが
地図を見るとほとんどが林道歩きっぽいのでパス。
下山の途に着く。
下りは別の道を通ろうということで、神社正面の急な階段を下る。
この階段、本当に急である。
段差こそそれほど大きくないモノの、一段一段の奥行きが以上に狭く
27センチの私の足だと半分くらいしか足の置き所がないのである。
踏み外したら蒲田行進曲ばりの階段落ちを披露できそうだ。
その急な階段もすぐに終わり、少年自然の家方面へ左折する。
まっすぐ下ってしまうと、車を停めた場所と真裏の方角へ下ってしまうので要注意。
車が走れそうなほど、なだらかで広い道を進むと放牧場分岐に出る。
放牧場方面の道が太いので、ついそちらに行きたくなるがここは左側である。
当然左でしょ?って顔している人も実は右に行きかけている。
基本的には林の中を進む道のため、眺望はあまり期待できないが
高圧線の鉄塔が建っている場所で一カ所、眺望が得られる。
高圧線が邪魔ではあるが。
うがい場と呼ばれる水場を過ぎ
草地に飛び出すとゴールは近い。
…と思いきや、最後に800m程、舗装路歩きがあるのであった。
未だそんなに暑くなっていなかったのでさほど苦にもならなかったが
これが炎天下の中、陽炎を背負っての歩きとなるとまた違った感想になったかもしれない。
無事、一周してゴールである。
正直、登山対象としては、たいして期待していなかった白鷹山であるが
歴史的な背景と、地元の人たちから大切にされているであろう整った道と
杉木立の雰囲気のよさなどなど、気持ちよく歩ける山であった。